これまでスタジオで行われていた「くるみ割り人形」のリハーサルが、今週はホールに移動して、本番までの4日間毎晩4時間ありました。
はじめてのことで要領を得ない私達親子の初日は...ダウンタウンで道に迷い...許可書がなければ駐車できない駐車場に迷い込み...ホール到着後は裏口でチェックインしなければならなかったのに、堂々表玄関から入ってしまい...斯くして10分の遅刻。それでもなんとかウォーミングアップに間に合い、セーフ!!(^^;)
リハーサルでは、これでもかというくらいウォーミングアップをさせられた後、ディレクター、振り付け師、プログラムコーディネーター、リハーサルコーチに囲まれて踊ります。振りや立ち位置についてあれこれと細かい注文をつけられ、ミスがあれば他のキャストの前で名指しで怒られます。ついでに観客席にいる付き添いの親達も何度となく騒がしいと怒られました。
夕食などゆっくり食べる時間がありません。午後2時半頃に家を出て、9時に帰宅するまでホールのロビーでクラッカーと水を口にすることくらいしかできない日もあります。8歳にはちょっとかわいそうかなと思うけれど、本人は...舞台に出れることを考えるとつらくはないと言います。成長しているんだね。
親子してヘトヘトに疲れた帰途、マリに「ママがわたしのことを考えてくれているのがわかるときってうれしいんだよ...きょうみたいに、クラッカーと水を買ってきてくれたり...」と言われて、ホロリ。忙しくなるとスケジュールをこなすことで頭がいっぱいになって、子ども達につらくあたっている自分に気づかされることがあるだけに、この言葉は効きました。