アメリカはノースカロライナ州在住のクリスチャンファミリーです。2010年の春、田舎に引っ越してちっちゃなファームをはじめました。神様が調えてくださるホームスクール&カントリーライフについて綴っています。
Friday, August 15, 2014
訓練中
まずはとびかからないように訓練!!子犬でこのサイズなのでこれは要!!!
パトロール中は呼ばれても来ないことがあるのがグレートピレネーズだそうだ。でも、とりあえず、訓練、訓練!!
このひとつ前のポスト「家畜番犬Chloe」に家畜番犬と出会うまでの所存などなを書き足してみました。もどって読んでみてくださいね。
Wednesday, August 06, 2014
家畜番犬 Chloe
この夏我が家にやってきたグレート・ピレネーズの子犬、クローイーです。よろしく!
モモが亡くなって18ヶ月。もう犬はいらないと思っていたけれど...心が動いてしまった。
最初は、あくまでも鶏の天敵を近づけさせないための手段のひとつ...ちょっと面倒なメンテナンスを要する性能の良いフェンスを購入するような感覚だった。最近頻繁に出没しては鶏を4羽まとめて取って行くきつねにかなうのは、銃や罠ではなく、この種の犬しかいないと思ったからで、特に「犬が飼いたい」と熱望したわけではない。
無機質に...無機質に...必要以上に感情移入したくなかった。
それで...
まず、仕事をしてくれるならばと、犬種や素性や年齢にはこだわらず、ドッグパウンド/シェルター(保健所のようなところも)を片っ端からあたって、家畜番犬になりそうな一匹を探してみた。
ところが、置き去りにされた犬や犬種がはっきりしない犬は家畜番犬用にならない確率が高いということと、ペットとして家の中で飼わないことが引き取りの条件にそぐわないということで、どこからも断られた。
一軒、グレートピレネーズ専門のシェルターもあたった。以前は家畜用番犬としての素質があるかどうかを試すプログラムがあったのだとか。ところが実際に犬をテストするためのファームの閉鎖で続けられなくなったという。「引き取ってもらえるのは有難いが、家畜番犬用ならばブリーダーをあたったほうがいい」というのが一般的な返事だ。そこも却下。
私の家畜番犬を迎えたいという犬を引き取るためのモチベーションが、愛護のためでないことがネックになっていた。
ことごとく断られて、憤慨したくなる気持ちも多少は沸いてきたが、それも仕事がはかどらないという苛立ちに過ぎなかった。
そこで探し当てたのが、ファームで両親が家畜用番犬をしているという子犬たちを育てているブリーダーさん。
春に出産して初夏に引き取りというパターンが多い中、ここでは真夏にまだ幼犬を育てていた。なんと、母犬が乳腺炎にかかり、今回のみ、子犬たちをボトルで育てなければならず、可愛さあまって手放すのに時間がかかってしまったとか。
その中の一匹がクローイー(クロゥイー)。でっかい子犬!!普通なら生後2ヶ月での引き取りだが、すでに4ヶ月が経過しているグレートピレネーズ...ラブラドールの成犬とサイズは同じ。(@@;)
クローウィを一目見て「出会い」を感じた。
心が動いた。
凍りついてちいさな欠片がふっと溶け落ちた感覚。
そんなもんだ。
あきらかに生き物は、陳列棚に並んだ物とは違う。
ましてや、これから一緒に仕事をしてゆく相棒だ。
家畜番犬はペットとは違う...年輩のファームの仲間にそう言われたが、確かに...
「かわいい」と感じる以上のものがそこに存在することに気づかされた。
さて、ケンネルをフェンスの中につくるのも、敷地内のグラウンドにワイヤーを埋め込む形のエレクトリックフェンスの設置も、全部ポールがやってくれた。ありがたい〜。
Paulがやってきた!
2009年のフランスの旅で泊まったB&Bのオーナーの次男くんポールがこの夏我が家に滞在することになった。
あの旅から5年...ポールは今や二十歳の大学生。フランスの大学ではエンジニアリングを専攻しており、去年一年はアイルランドの大学に留学していた。
ポールが来てから1ヶ月が過ぎ、我が家では、正直もう彼なくてはやってられないくらいファームを任せきってしまっている。頼まれた事には忠実、かつファームで育った経験から頼まれなくても改善につながることは率先してやる。これポールの流儀!
大きな息子が1人増えるというのは、こんなにもいいものか。子ども達にとっても私たちにとっても、プラス!もっとも、素直で働き者のポールを見ていて自分たちのこれまでの子育てを反省することが多々有る。
写真は朝食をつくってくれているところ。朝早くフレンチプレスでコーヒーをいれ、私と一緒に飲みながら朝食の準備を手伝うのが彼の日課になっている。
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