
プレゼンの練習をしているとき、私が言った一言にマリが反応し、笑いが止まらなくなってしまったサム。→
サムが持っているこの本の著者の苗字Sloanが、『赤毛のアン』に出てくるCharlieというアンのクラスメイト(かなり三枚目)の苗字と同じで、つい「Charlieと同じかぁ」と言ってしまったのです。
それを聞いたマリが、チャーリーのことを思い出しては、吹き出し、そのマリの様子を見て、サムは、その箇所を言うたびに、笑いがこみ上げてくるのです。笑いが止まらなくて、プレゼンが続けられない状態です。(^^;)
ところでこの本A Diary of an Early American Boyは、お薦め!画家であり、道具マニアの著者Eric Sloanが、1805年に15歳の男の子によって書かれた実在する日記を元にして書いたものです。
1800 年代の生活の様子が淡々と書かれているストーリーなのですが、その中に出てくる道具のイラストは、そのひとつひとが精密で、まるで設計図を見ているようで すばらしいです。どうにもこうにも、こういう道具を作ってみたい/使ってみたいという気にさせられてしまいます。

さ て、プレゼン当日、1800年代に使われた色々な道具が紹介されている中、サムは1800年代に使われていた水をくんで運ぶためのキャンバス地の袋のデモ ンストレーションをしました。手元にキャンバスがなかったので、布の代わりにパーチメントペーパーを使って、折り紙のように袋を折ってみせ、いかにバケツ を抱えて歩くより便利だったかをアピールしました。
クラスメイトの反応にサムは大満足!
あの色紙で作るコップを見たことがないアメリカの子供達は、一枚の紙がコップに変身し、それに水を入れることができるということにとても驚いたのです。まるで手品を見ているようだったとか。
とにかく、これ、一度読んでみてください。
1805年の少年の一日は、生活するためにやらなければならないこと(Chore)でびっしり埋め尽くされています。そんな生活をあなたはどんなふうに思うでしょうか。忙しすぎる?退屈?物足りない?と感じるでしょうか。
私にとっては...余暇とは一体何なのかを考えさせられ、また、マイタイム(Me-timeと呼んでいる人もいたな)を追い求めることに虚無感を感じさせられた一冊でありました。(もともとそういうことを語っている本ではありませんが...)