雨が降ると裏の小川の水嵩が増えて付近が写真↑のように浸水します。家や小屋からは、かなり離れているので、これといった被害はありませんが、毎回どのあたりまで浸水しているか検討がつかないので、長靴なくしては森への散歩はできません。
先ずは軽快な水の流れを取り戻さなくてはと、雨の日の翌日は、なるべくここのがれきを取り除く作業をしてきました。
がれきを除けた瞬間に水がぐわーっと流れ出す様は、気分を壮快にしてくれます。将来この流れを利用して水力発電ができればと考えていますので、作業中、浮かんでくる色々なアイディアをダニエルとシェアします。その楽しいことといったら。まだ手をつけていないプロジェクトについての構想を練る段階とはそういうものでしょうか。夢ばかりが大きく膨らんで、現実がよく把握できていないのです。子ども達はここにしっかりした足場をつくって、それぞれがカヤックを置きたいと言っています。そっちのほうが現実的かもしれません。
しかしながら、このがれきの山、よく見ると倒木や枝の一本一本に、見事な歯形がついていますよ。→
これ、実はビーバーのしわざです。
雨で土砂が流されただけではなかったのです。それを利用して、ビーバーがダムをつくっていたのです。
ダムを崩壊した翌日の午後、同じ場所に来てみますと、昨日と同じような、いやそれ以上に頑丈なダムができあがっていました。
ビーバーは森林の中にある川をせき止め池をつくり、その池の真ん中に住居をかまえるのだそうです。
あります、あります、うちの池の真ん中にも。しかも、好物はポプラの樹皮だそうで、確かに水辺に生えていたポプラがたくさん切り倒されています。(^^;)うちは、かっこうのすみかのようです。
上の写真はさらに大きくなった1週間後のビーバーダムです。意味のない戦いはやめましょうということで、今日はダムの一部を決壊させ、水位を少しだけ下げさせてもらうことにしました。
まずはビーバーとうまく共存する方法を考えることにしますか。(^^)