アメリカはノースカロライナ州在住のクリスチャンファミリーです。2010年の春、田舎に引っ越してちっちゃなファームをはじめました。神様が調えてくださるホームスクール&カントリーライフについて綴っています。
Sunday, October 10, 2010
田舎暮らしのルール...その3
現金を常備しよう
アメリカで暮らしていると、現金よりもカードを使う機会が多いので、私の財布の中は、通常ほとんどドルが入っておりません。ユーロ(フランス旅行時の残り)が少し入っているだけ。つまり、海外を旅行する時以外は現金を持ち歩いていないということです。オンラインショッピングはもちろん、家のローンや光熱費は銀行の自動振込、買い物や外食時はクレジットカード、子ども達の習い事は小切手で支払います。友達と割り勘で食事をした時や何かを共同購入して後で分けるという時でも、通常現金を持ち歩かない私がカードでの支払いを買って出ます。カードは翌月に一括で支払えば利子もありませんし、マイレージ付き、もしくはガソリンスタンドやデパートでの割引きのある特典付きカードはさらにお得です。その上、家計簿なるものをつけていない私には、銀行のウェブサイトで見ることができるカテゴリー化されたカードと小切手の支払い明細がその代わりをしてくれるので、これまた便利なのです。しかしながら、アメリカではICチップが内蔵されているカードがいまだに普及していなくて、磁気タイプが一般的なので、イギリスやフランス(ほとんどがICチップ対応になっている)を旅行する際には、とても不便です。これはなんとかして欲し〜い!
さて、田舎暮らしをしておりますと、何かと現金を使う機会が増えます。まず、一番近いガソリンスタンド(他より値段が高いので普段は行きませんが)はカードが使えません。ファーマーズマーケットの小さなスタンドでもカードが使えません。さらに、スリフトストア(グッドウィルなど)は、現金と小切手のみで、小切手は番号が500番以上でなければ使えないとのこと。また州内の住所が小切手にのっていなければ使えません。これは都会でも同じかもしれませんが。
先日、現金を持っていなくて困ったことがありました。スリフトストアのレジで小切手で支払いをしようとしたところ、小切手の番号が200番台だったので受け付けてもらえなかったのです。そこで、カゴの中の物をそのままにしてATMで現金を引き出そうと一旦お店の外に出たのですが、どうしても暗証番号が思い出せません。(涙)なんだったっけ(いくつかある中のどれだったっけ)?ノースキャロライナ州に来てからというもの、一度もATMで現金を引き出した事がなかったのです。このままスリフトストアで発掘したお宝を放って帰るか、面倒だけど銀行まで行って現金を引き出すか、と考えていて、ふと車のポケットのあちこちに小銭がころころ入っていることに気がつきました。もしかしたら銀行に行かなくてもいいかも...と、子ども達と一緒に座席の下や鞄の底を探しまくったところ、でてくる、でてくる...十分なコインが出てきましたよ。(^^)
お店に戻って、あぁはずかしいと思いながらも、じゃらじゃらと小銭をカウンターに並べて 「車の中をあちこち探したら、このとおりちゃんとあったの。ごめんなさいね、あなたには面倒かけちゃったけど、おかげで車の掃除ができて助かったわ」と言うと、「面倒だなんてとんでもない、おつりの小銭をかき集めるのにいつも苦労してるから、小銭が増えてこっちは大助かり」と言ってくれました。スリフトストアにはまってしまった理由のひとつが、これ。ここの店員さんがみなとても親切だということ。他のスリフトのチェーンとはちょっと違うのですよ。どんなに忙しくても、買った商品に対して話がはずみます。デパートやブティックで「この色よくお似合いだと思いますよ」というような社交辞令がないのもとっても嬉しいのです。
写真は、スリフトストアで手に入れたヴィンテージのミルクガラスです。ぼってりしたデザインがかわいくて丈夫なのです。
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