翌日に予定していたサウスキャロライナ旅行の出発時間について留守電にメッセージが入っていた友達ロズリーに電話を入れたら、何やら尋常ではない様子。
「昨夜、クリスティンが痙攣を起こして、これまでの最長で2時間10分も続いて...救急車が遅れて来るし、もうこれでダメかと思ったんだけど、なんとか持ち直してるのよ」
彼女の3番目の娘クリスティンは生まれつき重度の障害を抱える12歳の女の子。肢体不自由、目も耳もおそらくほとんど機能していない様子。周りは時折り発する唸るような声と表情の微妙な変化で機嫌をうかがうことしかできない。
「そっか、じゃぁ明日の旅行はとりあえずキャンセルしよう」と私。
ところが、「だいじょうぶ!クリスティンは今までに何度も痙攣を起こしても一度回復に向かうとすっかり元気になるから、明日は行くわ!サウスキャロライナの娘(大学に通っている)にも会いたいし...」と言う。
そもそも今回の旅行は彼女のサウスキャロライナの大学に通う長女(マリと同じスタジオ出身)のダンスのプロダクションを一緒に観に行くため。
徹夜でクリスティンに付き添い、その間、ご主人と一度交代して帰宅し、荷物をパックし、明け方また病院に戻ったロズリー。疲労困憊状態のロズリーと病院で落ち合う事になった。
こんな状態で急遽全ての旅行の段取りが明け方にととのったので、その全容をダニエルに告げることなく早朝マリと家を出ることになった。
当初ロズリー宅に置いて行く予定にしていた私の花粉まみれの車を慌てて洗車し、ガソリンを入れ、スタバで朝食を購入し、ようやく彼女が待つ病院に着いてから、ダニエルに電話を入れた。
私 「あ、今ね、ニューバーンアベニューの病院にいるんだけど...」
ダニエル 「何があった? 君はだいじょうぶなの?」
私 「なんで?私のこと?あ、クリスティンの病院...」
ダニエル 「あー、もうびっくりした!事故ったのかと思った!!」(汗)
ちゃんと説明してなかった...ダニエル、ごめん驚かせて。
とにもかくにも、クリスティンはすっかり落ち着いている様子で、薬のせいで深い眠りについていて、よかった、よかった!
けれど、旅の途中で何かあれば急遽引き返すということで、出発ー!!
偶然にも似たようなワンピースのマリとリディア
(滞在先のホテルで)
(滞在先のホテルで)