Tuesday, January 29, 2008

ある日曜日のランチ

                
日曜日は、教会の礼拝が12時半を過ぎて終るので、ランチがどうしても遅くなる。朝食のときにランチの準備をして出ればよいのだけど、なかなかそうもいかない。しかも、この日は食料品の買い物にしばらく行っていないので、何かちゃんとしたものを作ろうにも、足りないものだらけ。

じゃぁ、とりあえず、パンケーキ(ホットケーキ)でも作ってしまえ!チョコレートチップスなんか入れたらいいかもねと言ったら、ダニエルが、Jamie Oliverのレシピブックを出してきて、パンケーキを作り始めた。(こんなことはじめて!)このレシピ、卵白を別立てするやつだから、ちょっぴり大変。でも、ほらこのとおり、ちゃんとマリにも手伝わせて上手く作ってくれたよ。

さて、何かおかずになりそうなもの...冷蔵庫の中を見渡して、中途半端な残り物で何ができるか考えた。ホットドッグの残り、キャベツ、じゃがいも、玉ねぎ、モッツァレラチーズで、チーズ蒸しにすることにした。

ちょっと変なコンビネーションよね、チョコレットチップパンケーキに、ジャーマンチーズ蒸し。

写真は食べかけで、今ひとつなんだけど、大粒のミルクチョコレートチップスの甘さが、なかなかよかったよ。朝食とランチを兼ねたブランチにはいいメニューかも。

何より嬉しかったのが、これ。
サムが食器をさっと流して、食器洗い機に入れてくれたのだ。うちで常用している食器は、オーブンにそのまま入れて、ローストできるような分厚い陶器のもの。少々ぶつけても欠けないけれど、重たくて子供には、扱いにくい。

実は、食器洗いをサムに教えたのはダニエル。手を滑らせては、ゴツンとお皿をシンクに落としてしまうサムを私は見ていられなくて、ダニエルに頼んだのだ。重たい食器や繊細なガラスの器の扱いを教えなければ役に立たないからと、ためらうことなく、サムに何でも洗わせるダニエルはすごい。私にはとてもできない。

洗うならプラスチックだけにしといて~!それは、大事なお皿(ダニエルにクリスマスにプレゼントしてもらったものとか)だから触らないで~!なんて言ってしまいそうになるんだよね。
 

Saturday, January 26, 2008

Briannaとマリ

                    

                                      

Friday, January 25, 2008

公園遊び

                     
砂遊びをしたり、木に登ったり、遊具をスペースシップに見立てて、スターウォーズごっこをしているサムとAidan。バケツとおたまとカップと玩具のブルドーザーは、今でも公園遊びの必需品。車のトランクのプラスチックのボックスの中に積まれたままになって、もう4年になるかな。

砂遊びしているときの子供って、ホントにいい顔しているよね。
             

詩との出会い

                         

なぜかこれまで馴染めないと思っていたNursery Rhymes(伝承童話というのかな)が、去年の秋のイギリス旅行以来、うちでヒットしている。子供達は40以上ある英のNursery Rhymesを覚え、歌詞を勝手に変えて、おもしろおかしく歌っている。特にマリ。どこからそんなおかしな詩が出てくるのか、言葉のエンディングを巧みに変えて笑わせてくれる。

きっかけとなったのは、イギリスの北部にあるWhitby Abbeyの博物館で見つけたこの一枚のCD Ring-a-ring o' roses↑。以前からNursery Rhymesは読み聞かせしにくくて嫌だと言っていた私のためによいかとダニエルが選んでくれたものだ。

Bingo!これはホントに優れもの!最近よくある電子音の伴奏でなくて、伝統的な楽器が使われているせいかもしれないが、繰り返し聴いても全然飽きない。何より嬉しかったのは、ひとつひとつの詩の歴史的背景の説明が書いてあるブックレットがついていること。マザーグースで有名なBaa baa black sheepが英国の封建制度について詠ったものだとか。Little Jack Hornerの歌詞(届けるように頼まれていたクリスマスパイに親指を突っ込んで、プラムを取り出し「でかしたぞ!」という)は、Glastonbury のBishopがヘンリー8世を贈賄するために、クリスマスパイの中に土地の権利書を隠し入れ、それをJack Hornerが見つけたという意味らしく、今でもそのクリスマスパイの中に隠されていた権利書の土地はHorner家が所有しているという。なんだかゾクゾクするような話。歴史に興味がなかった私も、ここのところサムと共に英国史に夢中になっている。もっぱらサムが夢中になっているのは、バイキングや中世の武器とか武具(何かと「戦い」に関したことばかり)なんだけど...。男の子ってなんでこうなのかね。ま、それはいいとして、この伝承童話に対する私のパッション(情熱なんて言うほどのものでもないけれど)が、他の英国詩(今度は歴じゃなくて)へのドアを開くことになり、マリのためとか何とか言いながら、最近は詩を読み漁っている。私の苦手分野だったのに...。詩を読んだり書いたりなんてことをホームスクールのカリキュラムに取り入れたいと常日頃から思ってはいたものの、実はワークブックやテキストにある詩や、書くためのインストラクションに興味が持てずに、遠ざかっていた。

以下は最近出会ったお薦めの詩の本。Winnie the PoohでおなじみのA. A. Milneの When We Were Very YoungとRobert Louis StevensonのA Child's Garden of VersesWhen We Were Very Youngは、特に可愛くて、とってもノスタルジック。自分の幼少期を思い出し、現在のサムやマリと重なって、なんだか胸がキュンとなる。こういう本って誰かにプレゼントされたら絶対に嬉しいと思ったので、2月末にVirginia Beachに引っ越してしまうサムのクラスメイトの女の子に1冊プレゼントすることにした。
                                                           

Sunday, January 20, 2008

Back to Homeschool 新春2008

          
なんでも初日に弱いうちの子供達。実は私もダニエルも同じ。今回もホームスクールの集り(Classical Conversations)の前日は、私自身がものすごく緊張した。去年一年、クラスに全く馴染めなかったマリのことを思い出しては、また一からやり直し状態になるのではないかと心配した。

ところがどうだろう。このとおり楽しそうにしているではないか。私の心配もさながら、マリはクラスにすんなりと溶け込んでいった。

プレゼンテーションでは、シェフの帽子をかぶり、前日にサムと作ったバナナケーキについて得意そうに発表し、みなに楽しそうにサンプルを配ってまわった。

今月は来年度(今年の秋から)のClassical Conversationsのクラスのサインアップがある。今年度のマリの様子で入会を決めようと思っていたので、この調子でゆけば、3年目もこのグループを続けられそうだ。とりあえず、ホッとしているところ。

Saturday, January 19, 2008

Be Still, My Soul

                     

土曜の朝、ベッドにもぐりこんできたマリとサムに、ダニエルがPatience(忍耐)について話をしていた。Being Patient = Waiting with a happy hart...つまり、耐え忍ぶということは、心に喜びを持ちながら待っていられること。心に平安が無いまま、我慢に我慢を重ねてしかめっ面で待っていることではないんだよね。しかし、私が日本人だからなのか、忍耐という言葉を聞くと/漢字を見ると、我慢大会の出場者のように、汗が吹き出ている真っ赤な顔に、ハチマキを想像してしまう。

心に喜びを持ちながら待つ/耐え忍ぶなんて、クリスチャンになる前は、絶対に不可能だと思っていたし、顔で笑って心で泣いてというような忍耐のしかたが、美徳だと感じていた。でも、そんな器用なこと...私にはとてもできない。

以下は、私の応援歌。大好きな聖歌309番。曲は、シベリウスの交響詩「フィンランディア」をアレンジしたものらしい。大学時代に毎日クラスで顔を合わせていたクラスメイトが不意の事故で天に召された。そのクラスメイトのメモリアルサービスで、この聖歌が演奏されていたのを思い出す。当時、歌詞はBe Still My Soulだけしか知らなかったけれど、以来ことあるごとにこの曲が心に飛び込んでくるようになった。しかも、ティンパニーまで入ったオーケストラごとね。(^^;)

Be Still My Soul、ざわざわした心がしんと静まり、私のフォーカスが周りにある心を騒がす色々なことから、ひょーんと、永遠の彼方に向けて引っ張られてゆく。試練の中にあっても、心静かに、喜びを持って耐え忍ぶことができるのは、そのいばらの道の彼方に、私達クリスチャンは希望がおけるからだね。

Be Still My Soul

Be still, my soul: the Lord is on thy side.
Bear patiently the cross of grief or pain.
Leave to thy God to order and provide;
In every change, He faithful will remain.
Be still, my soul: thy best, thy heavenly Friend
Through thorny ways leads to a joyful end.

Be still, my soul: thy God doth undertake
To guide the future, as He has the past.
Thy hope, thy confidence let nothing shake;
All now mysterious shall be bright at last.
Be still, my soul: the waves and winds still know
His voice Who ruled them while He dwelt below.

Be still, my soul: when dearest friends depart,
And all is darkened in the vale of tears,
Then shalt thou better know His love, His heart,
Who comes to soothe thy sorrow and thy fears.
Be still, my soul: thy Jesus can repay
From His own fullness all He takes away.

しずかに待てわがたまよ 肩もつ神は在「ま」せり
しのびて十字架を担え なが神たすけたもわん
いばらの道のかなたに たえなる喜びあり。


しずかに待てわがたまよ ながみち神は知らす

暗闇 空をおおえど かなたに輝きあり
波風 荒れくるうとも ただちに神は鎮めん


しずかに待てわがたまよ 神に会うあさは近し

そのとき空に雲なく 涙の霧もはれて

輝くみかおを仰ぎ わがたま満ちたるをえん

    

Saturday, January 12, 2008

マリちゃんにまかしてね

                                                             
「おなかがすいたらマリちゃんに言ってね」と、ポケットに中華料理店でもらったフォーチュンクッキーやハイチュウを忍ばせるマリ。「あぁ、なんだかおなかがすいたなぁ」と言うと、「はい、これ、食べていいよ」と得意そうにポケットに隠し持ったものを出して、私が美味しそうに食べるのを嬉しそうに見ている。

昨夜は、「サム君、夜こわくなったらマリちゃんに言ってね、一緒に寝てあげるから...」とサムに得意そうに言っていたのを耳にした。怖がりのサムは、そう言われて嬉しかっただろうなぁ。(^^)

とにかく、マリちゃんにまかしてねと言いたくて、うずうずしているマリ。自分が誰かの役に立つこと/頼りにされることが嬉しくて仕方ないんだ。

こんな純真な気持で、誰かに何かをしてあげられたら、自分の時間を惜しみなく誰かのために使えたらいいな。そしていかなるときも神に温順でありたい。



しかし上からの知恵は、第一に純真であり、
But the wisdom that comes from heaven is first of all pure;
次に平和、寛容、温順であり、
then peace-loving, considerate, submissive,
またあわれみと良い実とに満ち、
full of mercy and good fruit, impartial and sincere.
えこひいきがなく、見せかけのないものです。

(ヤコブJames 3:17)
        

Wednesday, January 09, 2008

美術館 (North Carolina Museum of Art)

                            
元旦の翌日、急に寒くなった。気温はマイナス。外の水たまりが凍って、雪らしいものがちらついていた。こんな日にはと、室内で楽しめる美術館North Carolina Museum of Artへ両親と子供達を連れて行った。丁度、Brooklyn MuseumからのLandscapes from the age of Impressionism という印象派の風景画が特別に展示されていた。

サムとマリは、美術館がはじめて。これまでに何度か、ホームスクールのグループで美術館へのフィールドトリップがあったけれど、1度も参加したことがない。この年齢の子供達(6歳と4歳)に言えることかもしれないけれど、特にうちの子供達は、大人数で博物館/美術館に行くと、周りの人たちに圧倒されて、展示物の観賞ができない。それならば、個人的に平日の午前中にでも連れて行ってやりたいと思っていた。
美術館デビューにあたって、Come Look With Me シリーズがとても役に立った。写真は、Come Look With Me のAnimals in
Art, Exploring Landscape Art with Children by Gladys S. Blizzardの二冊。有名アーティストの作品について、歴史的背景以外に、たとえば、季節はいつか?なぜ強そうに見えるか?あなたなら、この作品のどこに立っていたいか?というような質問があり、作品について、色々な観点から子供達と考え、学ぶことができる。

これらの本のおかげで、実際に美術館では、子供達と作品についての会話がはずみ、とてもよい時間が持てたと思う。展示物の静物画に潜んでいる蝿や蜂などの昆虫をサムと探し出したり、肖像画の悲しそうな表情の理由をマリと考えたり...あらためて子供達の物事のとらえ方や、感性に驚かされた。

美術館の中のレストランは、落ち着いた雰囲気で、料理もなかなか美味しかった。両親もとりあえずこのアメリカンフードに満足してくれたよう。子供達は、キッズミールにホットドッグがあったので、上機嫌。

食事時間も含めて、この日は美術館に5時間くらいいたのだが、子供達は一向に飽きる様子はなかった。疲れてヨレヨレだったのは、私の両親。(^^;)

ところで、美術館の入り口のカウンターで、Kid's Activity Packという展示されている作品についてのクイズやゲームが入った手提げ袋を借りることができる。たとえば、サテンやベルベットなどの布地のサンプルを 触って、作品のどこにそれが描かれているかを探し出というようなアクティヴィティが楽しめる。

毎度のことながら、美術館(Museum)のギフトショップにて興味深い本をいくつか見つけた。そして、毎度のことながら、Museumでは定価なので、ふつうの書店で同じものを購入しようと考えた。これが大きな間違い。ふつうの書店に置いていないものがMuseumには置いてあったりするのだ。もちろんネットで購入することも可能だけれど、美術館の印象が薄れないうちに、タイムリーに手に入れたいので、オンラインショッピングはもどかしい。なので、近いうちにまた美術館に足を運ぶことになるだろう。

教訓...よい本に出会ったら、その場で購入!きっと、後悔しない。
             

Wednesday, January 02, 2008

クリスマスレポート2007

             
新年が明けてすでに1週間が過ぎて、ようやくクリスマスのPostingを書きはじめたところ。実はクリスマスレターも、まだ完全には終らせていない。(汗)

さて、2007年のクリスマスは、イブにディナーをしたので、クリスマス当日は、残り物をつまみながら、子供達と一日中ボードゲームをして遊んだ。

イブのディナーは、ローストした七面鳥かハムが定番なのだけど、継父が鳥をあまり好まないと聞いたので、今年はハムになった。母は、このハムがたいそう気に入ったようで、日本でも是非これを手に入れたいと言っていた。デパートの肉売り場だったらあるのかな。こんなの→


アメリカではクリスマスケーキなるものがない。シュトーレンやパネトーネは、ヨーロッパから輸入され、店頭に並んでいるけれど、日本で出回っているようなクリスマスケーキは、まず見かけない。一昨年、フランス人が経営しているケーキ屋で、ブッシュドノエルを見つけて買ってみたけれど、好評でなかった。みな一口食べて「うわっ」と言ってそれっきり...。このお店、フランスパンはとっても美味しいんだよ。で、やっぱりケーキは手作りすることにしている。

クリスマスケーキと言っても、うちのは、イエス様のお誕生ケーキ。毎度のことながら、不二家のクリスマスケーキを再現したようなこのケーキ、スポンジの間に、缶詰のみかんとか桃なんかが入っている。このデコレーションもそうなんだけど、いかにも昭和のにおいがぷんぷん。(^^)