ウォーリック城からの帰り道 、サムが足が痛いと言い出した。前日に長いフライトで疲れ、今日は丸一日歩きっぱなしなので無理もない。しかめっ面をして、ふてくされてとぼとぼ歩いているサムの横で、マリがこれぞとばかりに「マリちゃん見て~、笑っておりこうにしてるよ」と言って、踊るように軽いステップを踏んでみせる。マリは、疲れたといえばダニエルにおんぶをしてもらっているのだから当然なのだが、それを見てサムが益々不機嫌になった。
ストローラーを持っていないし、同じくらいに疲れているダニエルにサムのおんぶを頼むのも忍びないと思い、しばらくサムのとぼとぼにつきあって、だまって横を歩いていた。
ところがしばらくすると、サムは顔を上げて元気に歩き始めた。「急に元気になって、足はもう大丈夫なの?」と聞くと、「うん、神様が大丈夫にしてくれた」と言う。「神様、足の痛いのを治してくれたんだね、よかったね」と言ったら、「違う、まだ足は痛い。神様は足の痛いのは治してくれなかったけど、僕の心を変えてくれてがんばれるようにしてくれたんだよ...だから僕はだいじょうぶ」とサムはちょっとだけ微笑んで、また真剣な顔つきになった。それを聞いて胸が熱くなった。
神様がくださるものは、テンポラリーな応急処置ではなく、永遠へと続く一番よいものであることをあらためて思い起こした。私自身が、こうであって欲しい/こうあるべきだと思うことが、神様の目にはその場しのぎの応急処置でしかないってことだ。人の心も将来も、私には見えないことだらけなのだから仕方ない。ただ言えることは、何が一番よいか知っておられる神様に委ねていれば、間違いないということだ。
ところがしばらくすると、サムは顔を上げて元気に歩き始めた。「急に元気になって、足はもう大丈夫なの?」と聞くと、「うん、神様が大丈夫にしてくれた」と言う。「神様、足の痛いのを治してくれたんだね、よかったね」と言ったら、「違う、まだ足は痛い。神様は足の痛いのは治してくれなかったけど、僕の心を変えてくれてがんばれるようにしてくれたんだよ...だから僕はだいじょうぶ」とサムはちょっとだけ微笑んで、また真剣な顔つきになった。それを聞いて胸が熱くなった。
神様がくださるものは、テンポラリーな応急処置ではなく、永遠へと続く一番よいものであることをあらためて思い起こした。私自身が、こうであって欲しい/こうあるべきだと思うことが、神様の目にはその場しのぎの応急処置でしかないってことだ。人の心も将来も、私には見えないことだらけなのだから仕方ない。ただ言えることは、何が一番よいか知っておられる神様に委ねていれば、間違いないということだ。
今日のこの神様からの恵みも、目には見えないけれど、まるでドミノを倒したかのようにカタカタと音を立てて彼の中に築かれようとしているものに触れ、私の心に働きかけてきた。そしてまたどこかに触れて何かを変えている...これまた最善のこととして。
ところで、今週はイギリスでブログを書いている。その報告はまた後ほど。