昼間、近所の羊農家のミス・キャロルから今夜はこれまで異常に冷える上に風が吹くというメッセージが入った。夕刻になり、この↓ 赤い鶏小屋があまりにも風通しがよいことが気がかりになった。
ドアの両サイドに巣箱が設置されていたけれど、ブラッサム(牛)が両方とも壊してしまい(牛は暇になるといたずらをするのよ〜(^^;)そこの開いた穴にワイヤーネットを張ったのはいいけれど、風通しが良すぎる。夏には快適であろうそのしつらえも、今夜はこれが命取りになり得ない。風が入らないように何らかの処置をせねば。
子ども達とあれこれ思案した末、小屋の天井からタープを吊るし、小屋を半分に仕切り、タープの裾からすきま風が入らないように平たくした段ボールの箱を貼りつめることに。
現在では私よりずっと背が高くなったサムは、高いところにタープを吊るす作業で活躍。マリは必要なものを出して手渡す道具係。30分程度の作業だったけれど、ほとんど動かずに小屋の外に立っていたマリはすっかり凍えて元気がなくなってしまった。
「マリちゃん、寝たらダメだよ!死ぬよ!」というサムに、外から「う〜〜ん、でもなんだかきつい」とか細い声が聞こえる。
小屋が半分の大きさになり、鶏の体温で少し小屋内の温度が上がったように感じ、「なんだかちょっと暖かく感じるね〜」という私に「ママ、それ危ないよ。そろそろ戻ったほうがいい。」と警告を促すサム。
ちゃんとみんなのこと気をつけてあげてるんだ...サム。
作業を終えて家に戻る途中、空を見上げたら、そこは吸い込まれそうな満天の星空!!!
林に囲まれているために町の灯りは一切見えない。ひしめくように輝く数々の星座にうっとり。
しばれる風に震え上がってふと我に返るとキッチンの灯りが目に入った。
帰れる家があるって...暖かい家があるって、それだけで本当にありがたいねって、みんなで何度も何度も神様に感謝した。
「家に入ったらみんなでココア飲もう!」という私の声かけにも、ほとんど反応することなくぼんやり空を見ているマリに、サムが「マリちゃん、そんなところにずっといたら死ぬよ!」と背中に手をかけて家に早く入るように促す。
普段は喧嘩ばかりしているのに、どうしたことか。
「今夜は大変だったけれど、サムとマリが手伝ってくれたからホント助かったよ!」
と言うと、
「いいや、ママ、あれは僕のにわとりたち...僕のにわとり守ってくれてありがとう!」
とサムが言った。そっか、そういう自覚...あったんだ...と感動!!
家に入ってココアを飲むと、マリは一気に血糖値があがったせいかめちゃくちゃ陽気に。また踊りだす...(笑)
−8℃...体感はさらに冷えてる感じの夜でしたが、翌朝はみな元気でした。
Thank you, God!
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