Monday, May 12, 2014

リサイタル2014真夏の夜の夢...ドレスリハーサル



マリのクラスは「野の花」...今年も一段と大きく成長してくれました。

「ミス・アン(先生)は時々ヒステリックになってみんなを怒鳴るんだよ...でも、好き!」なのだそう。

控え室の入り口でダンサーのチェックイン係をしていたときに、アン先生に声をかけられた。週明け声が若干かすれているマリの体調を心配していたけれど、本番前にすっかり回復していたので安心したとのこと。よく観察してくれてるな...ありがたい。

以前マリが熱っぽいからだを引きずってクラスに来たとき先生に「体調がよくないのに、やっぱり来たわね。彼女はクラスの最中に気分が悪くなっても絶対に私には言わずにそのまま床に倒れるタイプ」と言われたのを思い出した。

そしてこんなことも。リハーサル前、ステージ上での高校生クラスと合同のウォームアップで、中学生クラスの生徒はついてゆけなくなった時点で止めなさいという指示が出された。コンビネーションがどんどん複雑になり、スピードが増し、ひとりふたりと同じクラスの子達が去ってゆく中、マリだけは最後まで大きい子達に混じって踊っていたと聞かされた。

あのチビが...。ヨロヨロと(汗)...大きい子達の邪魔になっていたにちがいない。「そんなときはステージの袖につまみ出してやってくださいな」と思わず言いそうになって引っ込めた。「お母さん、あなたの娘の根性は大したもの!」と先生からお褒めの言葉をいただいたからだ。恐縮。

普段のマリを知っている人なら驚く。おとなしくて全く目立たない子だ。何にしても人に3歩も4歩も譲り、元気のある子達に圧倒されて自分は最後列でモジモジしている。それが...「あたし、ちゃんとできてたよ...終わってから大きいおねえちゃんたちがGood Job!って言ってくれたよ」と自信たっぷりに言うのだ。



この身の程知らずとも思えるような思い込みと、バレエに対する貪欲さが、これから彼女をどんな冒険に導いてくれるのか...。これも神様が創造されたこの世界の美しさを表現する賜物(カリスマ)だろうといってくれた人がいたが、私もそう思い込んで、彼女をできる限りサポートしたいと思う。


2 comments:

fkm said...

マリちゃんの、バレエに対する意欲や姿勢がとてもすてき。これからどんどん楽しみだね!

きこ said...

fkmさん、mnmちゃんの通って来た道。最近は、コンテンポラリーダンスに興味があるって言っていたよね。マリは今年からモダンをスケジュールに加えることにしたのだけど、楽しそうなジャズやヒップホップとはしばらく縁がなさそう。そういえば、mnmちゃんはマリの年でポイントシューズを履いていたような記憶があるんだけど...マリの通うスタジオは12歳以下はポイントシューズを履かせてもらえないので、マリはうずうずしているよ。(^^)