Wednesday, February 27, 2008

こだわり/くせものビスケット

イギリスのレシピでビスケットというのを作ると、ちょっと甘めのクッキーのような感じのものが出来上がる。日本でいうビスケットと似ているよね。でもアメリカではこのタイプ↑...朝食のメニューにあるビスケットとグレービー(ソーセージ肉が入ったホワイトソース)の塩味のBiscuit。箱に入った粉のミックスや、すでに生地が缶の中にできあがったものが売っているけれど、スクラッチから作ったものは、比べ物にならないくらい美味しいので是非手作りしてみてね。(^^)

このビスケット...ちょっとしたこだわりがあって、私は中が層になっているものをひらひらとはがしながら食べるのが好き。ダニエルと子供達は、それを二つに割って、中にイチゴジャムを塗って食べるのが好き。メープルシロップもよく合うよね。


***** レシピ *****

薄力粉  2Cup
ベーキングパウダー  大さじ1
砂糖  大さじ半分
塩  小さじ1
ハーフ&ハーフ  3/4 カップ(牛乳のみでもOK...私は牛乳+クリーム)
レモン汁      小さじ1 (加えると風味がよくなる上に膨らみがよくなる

バター  大さじ8

薄力粉とベーキングパウダーをふるいにかけ、砂糖、塩を加え、冷えたバターを切りいれる。素手でバターを混ぜ込みながら、生地がポロポロになってきたら、ハーフ&ハーフを加えて、軽く混ぜる。生地はなめらかでなくてよい。粉をふった板に生地を出して軽くまとめる。べたつくときは、粉を少しずつ加え、生地をたたいて伸ばし、4~5回折りたたむ(層を作る)ことを繰り返す。生地の中にバターが透けて見えてもだいじょうぶ。ビスケット型(なかったらコップでもよい)で、型をぬく。450°Fのオーブンで、上がこんがりきつね色になるまで焼く。

*ハーフ&ハーフの代わりにバターミルクやクリームを使ってもよい。バターミルクを使用の場合はレモン汁は加えなくてもよい。牛乳とレモン汁でもよい。



Sunday, February 24, 2008

ダニエルのアップルパイ

                      
日曜日の午後、ダニエルと二人でアップルパイを作った。すごいでしょ!結婚して15年、片手で数えられるくらいしかキッチンに立ったことがなかったダニエルが、最近、週末に料理を手伝ってくれるようになった。(^^)

しかも、ダニエルはJamie Oliverのレシピ本が気に入っていて、彼のレシピ本の中の料理であれば、全て一人でやってくれる。なので、私は適当にアシスタントをしながら、お茶を入れてお喋りなどしていられるというわけ。ラッキー!子供達は、私達二人ともがキッチンにいるということで安心するのかな、あまり邪魔をしにこない。

ところで、このアップルパイ...もともと澄江さんにJamie Oliverの本に載っているからと教えてもらったもの。いつだったか彼女が作ってきてくれたこのJamieのアップルパイがと~っても美味しかったので、早速レシピ本を手に入れた。粉はうちでは全粒粉を使っているので、ちょっとダークにみえるけど、この生地、レモンの風味がきいたショートブレッド生地でなかなかいいよ。

Thursday, February 21, 2008

アトランタからの帰り道


7時間のドライブは、子供にはとっても退屈だよね。よくぞ我慢してくれた!

うちの子達...こんなものでもまだ喜ぶよ。(^^)



領事館の雛飾り

                        

アトランタの日本領事館に8時間かけて行ったことは前にも書いたけど、実際に領事館ではパスポートを受け取っただけで、そのプロセスは30秒ほどで終ってしまった。毎度のことながら(これで2度目なんだけど)ダニエルに受け取りも郵送にしてくれればいいのにと言われた。(^^;)

そういえばもうすぐ3月。領事館に飾ってあった雛飾りの前で、お人形さんみたいに座って写真を撮ろうといったら...こんな写真になってしまった。すご~く性格がでてるよね、これ。
       

Wednesday, February 20, 2008

いつでもどこでも

                  
おなじみのこのスタイル...ダニエル アット ワーク。アトランタに行く朝もアトランタに着いた翌日の朝も、ず~っとこんな感じ。バケーション中でも、そこに電話がある限り、そこにコンピューターがある限り、もっといえば、そこに頭がある限り、仕事をしている。

持参したマイ水屋(ティーケトル、ポット、カップ、紅茶、緑茶)を広げて、ダニエルにお茶をいれて、横で一緒にお茶しているふり(?)をしてみる。一応バケーションしている気分。

ぼんやりとダニエルのコンピューターの画面を見ていると、カーサーが勝手に動いてコンピューターの画面の内容がどんどん変わっているのがわかる。なんでもアメリカ(ペンシルバニア州とノースカロライナ州とジョージア州)、スペイン、イギリス、インドの人たちと電話とコンピューターでつながっていて、ここから全員の画面を見ることができるという。

このミーティングのあいだ、普段ダニエルと同じビルディングで仕事をしている人が「今からそっちに降りてゆくから時間ある?」と聞いてきた。「アトランタまで来る?」と言ったら驚いていた。

その人は知らない...ダニエルがミーティングのはじめのほうは、ホテルのダイニングで家族と朝食を共にしていたことを...込み入った話になってきたら、一人でプールサイドに移動したことを...で、いつまでたってもテーブルに戻ってこないので家族においてきぼりにされたことを。てっきり部屋に戻ったのだと思い込んで、サムとマリを連れて部屋に戻ったら、携帯に「なんでいなくなるの?まだ朝食終ってないんだけど...」ってかかってきた。(^^;)ゴメン...一緒に来てたこと忘れてた。なぁんてね。
                

サムのバレンタインカード

                      
何かと子供達からカードをもらっている。ギャフン!と言わせるものや、なんだこりゃ??みたいなものがある中、↑ のは、なかなかうなずける。

バレンタインデーでなくても、私には、普段からとろけてしまいそうな甘い言葉をかけてくれるサムだけど、ダニエルには、このとおり。言葉がない。父と息子ってそうなのかね。(^^;)
            

フーガス


ローズマリーフーガス

パスポートの更新にアトランタに行く朝、慌しくパンを焼いた。アトランタまで車で6時間半(休憩を入れたら軽く8時間はかかってしまう)の道のりなので、小腹が空いたときのスナック用にとハーブ入りのフーガスを焼いてみた。使ったのは、庭に年中生えているローズマリー。二つをレシピどおりの温度と時間で焼き上げ、残り二つは、ちょっとやわらかめに焼いてみた。どちらも軽くてポタージュなんかに合いそう。
               

Sunday, February 17, 2008

ヘイスティングスの戦い

     
サム自作のヘルメット

「ぼく、なんだか悲しい...なみだが出てくるよ...」と、急に涙声になって目を押さえるサム。ヘイスティングスの戦い(1066)について読んでいたときだった。

男 の子だからかな?最近のサムは武器や戦いが盛り込まれたストーリー(武勇伝)がおもしろくて仕方がない様子。すもうだって何だって、勝つほうがいい。朝青 龍が勝てば、朝青龍のファン、白鵬が勝てば、白鵬のファン。ボードゲームでも競争心丸出しで、勝つまでやめたくないという。なんでこんなに勝つことにこだ わるのか。Power(力)に惹かれるのか。

← と ↓ の写真は、イギリスのWarwick Castleで撮ったもの。

スクールにおいても、強いほうが格好いい!と言いながら、先日学んだばかりのヘイスティングス の戦い(1006)で勝利をおさめたノルマン公ウィリアムがつけていたタイプのヘルメットを真似したものを紙とアルミホイルで作った。そしてそれを金曜日 のCCのクラスでプレゼンテーションすると言い出した。

それならばと、English Heritageのサイトで見つけた英と仏の両方の観点から書いてあるヘイスティングスの戦いのストーリーをサムに読み聞かせた。

し ばらく読んでいるうちに、サムが目をこすりはじめた。泣いていた。人が死んでゆくことがつらい、戦いはおもしろくない...と。ハロルドが殺されたという ことが悲しすぎて、プレゼンテーションではとても言葉にできないと。「僕はこれを言ったら、きっと泣いてしまうから」と。

争うことは...悲しいね、苦しいね、と言いながら、私も一緒に泣いてしまった。私の横で小さな心が敗者を思い、両者においての戦争の傷跡を悲しんで涙を流している。

子供達と学ぶこの大切な時間を神様に深く感謝せずにはいられない。

ちなみにプレゼンテーションでは、ウィリアム公が勝利をおさめたという言い方をして、なんとか泣かずにすんだと言ってた。(^^;)                                             
                       

Saturday, February 16, 2008

マドレーヌのレシピの訂正


レシピの粉糖を普段使っているグラニュー糖にしました。このほうがあの頃っぽい味が出る気がします。↓

Thursday, February 14, 2008

あの頃のマドレーヌ...ふたたび

                         
またまたマドレーヌ。木曜日はいつも朝から大忙し(金曜日のCCクラスの準備があるので)なのだけど、ちょちょいと作れるマドレーヌに細工をして、バレンタインデー用のお菓子を作った。

いつものマドレーヌにバニラオイルをきかせて、溶かしたビターチョコをディップして、ローストしたアーモンドスライスを飾ったら、このとおり、なかなか美味しそうに仕上がった。

***** レシピ *****

基本のマドレーヌ
全卵           2個
グラニュー糖      80g
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
バニラオイル      適量
有塩バター       80g
型用のバター     適量
強力粉         適量

オーブンを335°F(170℃弱)にセットする。
マドレーヌ型にバターを塗り、強力粉をはたいておく。
薄力粉とベーキングパウダーをふるう。
バターを電子レンジで溶かす。
卵と粉砂糖を泡だて器で混ぜる。
粉類を卵液に加える。
バニラオイル(ラム酒でもよい)を加える。
溶かしバターを加え、混ぜる。
スプーンで型に入れ、オーブンに入れ20分弱焼く。
(きつね色になる手前がGood!)
オーブンから出したら、すぐに型からはずしてさます。 

全粒粉で作ると、しっとりしていてもなんとなくモサッとした感じに仕上がるけれど、そのモサッとしたところが、コーヒーや紅茶にあうんだよね。
              

Tuesday, February 12, 2008

あの頃のマドレーヌ

                    
いつだったか子供達のおやつにマドレーヌを焼いてみたら...なんか違ってた。小学生の頃に覚えたあのレシピを使ったのに、あの頃の味がでない。なんだか味がぼんやりしている。ふわふわしすぎて、ちょっとドライな感じ。あのしっとり感がないのだ。おやつに洋菓子というのがまだ珍しかったから、特別おいしく感じたのかな。

まてまて、レシピは無塩バターを使っているけれど、きっと上等のバターなんてなかったから、ふつうのマーガリンを使ったに違いない。砂糖は...卵は...と材料のあれこれを考えているうちに大切なことに気がついた。あの頃、今ほど腕力がなかった。そっか、卵と砂糖を混ぜすぎたせいで、軽くふわふわになり過ぎてしまったんだ。

それならばと、味をひきしめるためにバターは有塩にして、混ぜるのはマリに任せてやってみたら、おぉこれこれ!というマドレーヌが出来上がった。しかしながら、粉は挽きたてのSoft Whiteの全粒を使っているので、この味はちょっぴり新しい。これが将来、サムとマリの“あの頃”のマドレーヌになるのかな。

         

Sunday, February 10, 2008

Seth & Millie宅でのディナー

                  
Seth & Millie宅のダイニングルームで

最後にSeth&Millieと食事をしたのは、一昨年の夏だった...確か紫陽花と蛍の季節。お互いに忙しくてなかなか時間がとれなかった。それにしても去年の秋にSeth&Millieに初めての赤ちゃん(Annie)が生まれたのだけど、赤ちゃんの存在を全く感じさせない。玩具やおむつ入れなるものも見当たらない。これにはびっくり!何においても几帳面なMillieは、ミルクの時間もきっちり夕方は5時半と決めてあって、6時半に眠ったAnnieをそれ以降見ることがなかった。お見事!さすがMillie!私にはとても真似できない。

マリは食べたいだけ食べ、「疲れちゃった」と言ったかと思うと、椅子の上でダンゴ虫のようになって寝てしまった。↓
               

Saturday, February 09, 2008

どこでも寝れる


こういうスキルがあるといい...どこでも寝れるっていうの。肩車されたまま、眠ってしまった。→










↑ ディナーに招待されたお宅で、椅子の上でダンゴ虫のようになって眠ってしまった。
          

Thursday, February 07, 2008

本のワゴン

                              
頻繁に使う本数冊をバスケットや籠に収納していたけれど、最近どうも使い勝手が悪くなってきた。本の量が増えたせいだろう。移動する本棚(キャスター付きとか)なんてあったらいいなと思いながら、何か間に合わせになるようなものはないかと探していたら...あったあった!これ、(↑)サムが一歳になる頃に買ったワゴン。Duploやトラックの玩具が入っていたものだ。幅といい深さといい、これ、本を収納するのにぴったり。しかも、車輪が大きくて本体が軽いので移動させやすいときた。子供達に引っ張られて一日中キッチンとクラスルームを行ったり来たりしている姿が、なかなかかわいい。二台目の購入を検討中。
                             

Wednesday, February 06, 2008

あずき混ぜ

                        

「二人一緒にホームスクールをするのって大変じゃない?」とよく聞かれる。同じ質問をかつて私もよくしていた。確かに、上の子につきっきりになると下の子は退屈する。

そんな時、とっておきの(普段は出すことを許可していない)ミニチュアフィギュアで遊ばせたり、ねんど遊びをさせることがある。でも、そのうちそれもマンネリ化してきて、あまり効果がなくなる。

で、今日のソルーションは、これ(↑)...小豆。なんてことない、ただの小豆。ぜんざいにする前の小豆を大きな器に入れて、遊ばせている。「あずき、よ~く混ぜといてね、美味しいぜんざいができるように...」とか言いながら。(^^;)
             

フェンス

                        
フェンスに防水加工を施さなければならないとわかっていながら、2年以上経ってしまった。とりあえず内側だけはやったけれど、外をはじめる勇気がない。やりはじめて途中でやめてしまったら塗ったところと塗っていないところが一目瞭然になってしまう。だからとりかかれない。

「あ~今日はフェンス塗るのにもってこいの天気じゃないか」と言って子供達と外に出たダニエルは...やっぱり遊んでた。(^^;)
              

Saturday, February 02, 2008

サムとマリのお祈り

                 
ママがつかれませんように

パパがしごとにいけますように

ゆきがふりますように

りんごの木があるおにわがほしいです

以上は、サムとマリが毎日欠かさず祈っていること。

私が疲れませんようにって、やさしいよね。でも、パパには「毎日仕事に行っておくれ~」って?(^^;)

マリは夜のデボーションの時間に、ついつい食前の祈りをしてしまうことがある。「...このしょくじをかんしゃして...」と締めくくってしまうのだ。サムに「マリちゃん、今日のごはんの祈りは、もうしちゃったよ」と言わると、ケタケタと笑って、「えーっとぉ、あしたのしょくじをかんしゃして、イエスさまのみなをとおして...」と言い直す。あっぱれ!おぬし、なかなかやるじゃないか。
               

コーンのパンケーキ

                        
うちでヒットしているJamie Oliverのパンケーキ生地...今回はJamieが絶賛する生のコーンを入れたパンケーキを焼いてみた。ブルーベリーやチョコチップも美味しいんだけど、この生のコーン入り(写真左上)すごくいい!すっかりはまってしまったよ。コーンの甘味がこの生地にものすごくあうんだよね。ブルーベリーよりチョコチップより、コーンが美味しくてびっくり!私はこれにカリカリベーコンを合わせたい。           
             

Friday, February 01, 2008

パーティ好きのIntrovert

                                                                                         
いつだったか、友人がExtrovert(外向的)とIntrovert(内向的)の違いをこんなふうに言っていた。ストレスを解消するときに、Exは、人 と関わりを持って何かをするのに対して、Inは、1人でいることでストレスを解消するのだとか。ダニエルも私も確実に後者。根っからInなせいか、普段か ら大勢の人が集る場所が苦手。なのに、自宅を開放してよくパーティーをしているせいか、人が集る賑やかなイベントが大好きなのだと誤解されることがよくあ る。そう、これは全くの誤解。(^^;)

話題が豊富で面白い話しができるというわけでなし、何か披露できるような芸があるわけでなし...ね。

だ けど、みんなが美味しいものを食べて喜んでいる顔を見るのが好き。楽しそうにお喋りしている顔を見るのが嬉しい。また、大道具/小道具さん、黒子になって そういう空間を作りあげるのが楽しくて仕方がない。きっと、自宅でのパーティーは、裏方に徹することができるので、私達のようなInには心地よいのかもし れないな。それにね、パーティーが終った後の片付けの時間...実はこれが一番楽しいんだよね。濃い目のお茶をいれて、残り物をつまみながら、ダニエルと パーティーでのあれこれ(反省点とか)を話している時間が好き。ヘロヘロに疲れた体にムチ打って、食器の片付けや床拭きをするのも心地よい。裏方ならでは の至福のひとときとでもいおうか。

それにしても、パーティーのハイライトが後片付け!なんて言っている私達って、やっぱりそうとうIntrovertよね。