Wednesday, March 23, 2011

Black Java

二月のはじめ、Black Javaという品種の鶏がやってきました。予定より二週間早く到着したため、早朝(4時半)郵便局から電話が入ったときには驚きました。飼育箱も何も用意していなかったので、ダニエルに取りにいってもらっている間に、衣装ケースでインスタント飼育箱を作りました。(笑)



現在、Black Javaのような古来種の鶏は絶滅の危機にさらされているそうです。開拓時代に他国から連れて来られた古来種は、これまで小さな農家の庭先で繁殖していましたが、養鶏産業の発展とともにその数は減少しています。一般的に大規模な養鶏場では、品種改良を重ねて、短期間で卵をたくさん産むとか、もしくは肉が多くとれる生産性の高い鶏を飼養しています。

うちでは、去年、鶏を卵の殻の色で選びましたが、今年は古来種の繁殖に協力したいという思いがあり、Black Javaを育てることにしました。そもそも古来種(へリテージブリード)というのは、卵/肉兼用で、その多くが放し飼いで繁殖できる強い品種です。飼料を少なめにして、草原の虫や実を食べさせることも可能なので、うちのような小さな小さな農家にはもってこいなのです。そこで、Black Javaの繁殖のためのプログラムがあるというシカゴの博物館に問い合わせ、そこからさらに純度の高いBlack Javaの群れを飼育しているというミネソタ州の農家を教えてもらいました。

にわとりに関しては、この人の右に出る人はいないというミネソタ州のファーマーMr. Urch...「じゃぁ2月22日に到着するから...」と電話で言われたのですが、なんと、到着したのは2月8日。ははは...よくあることだとか。(^^;)

というわけで、ダニエルがせっせとこの25羽のBlack Javaのために小屋を作ってくれているのであります。

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