あ ~疲れた。マリのバレエの後、どっと疲れが襲ってきて、午後のアクティヴィティに全く集中できなかった。新学期になってからマリの調子がどうも思わし くない。からだの不調ではなく、もっと内面的なこと。反抗期かな?集団の中に入りたがらないし、私以外の人に対しての態度が最悪。親切に指導をして くれているバレエの先生に対しても、あまりにも横柄(かなりDisrespectful)な態度にでるので、悩んだ末、今秋はバレエをキャンセルすること にした。彼女 がどうしてもやりたいと言うまでおあずけにするつもりだけど、あの調子だと一生やらなくてもいいという感じ...。なかなか上手くはいかないもんだね。
マリのことを覚えて祈っていただけると感謝です。
サ ムのほうは...バイオリンをはじめて3ヶ月くらいした頃、バイオリンの練習はもう嫌だといい始めた。「僕はこんなに毎日練習しているのに、全然上手にな らな い..」と言うのだ。バイオリンの練習を担当してくれていたダニエルまでもが、サム のやる気の無い態度に愛想をつかし、「もう辞めてしまえばいい」と言って、練習を全くみなくなってしまった。これもピンチ!
そこでホーム スクールの集りのときに、自分の子供達3人にピアノを教えているママに相談してみた。彼女は、ふつうの科目以外にも体育や音楽を家で教えてい る。一番下の4歳の男の子は自閉症で、カリキュラムは同じものを使っているけれど、その子の特別なニーズに合わせて日々色々な努力をしている。そんな彼女 なら何かいいアドバイスをもらえるかもしれないと思ったのだ。話をしてみると、やはり彼女もピアノを教えるにあたって同じような道を通ってきたらしく、何 よりのアドバイスは「祈るのよ」ということだった。普段から祈ることが大切だとわかっていても、先ず何か自分の力でシチュエーションをよい方に持って行くことができないだろうかと、あれこれと模索する私。学ばされた。
た かが子供の習い事…と思われるかもしれない が、ホームスクールをしている私にとっては、自分で教えなくていい科目の先生に学期の途中で「辞~めた!」と言われるほどストレスになることはない。しか しながら、ここで辞めてしまうことがサムにとって良いことかどうか…。ふつうの学校に行っていれば、やる気がない科目でもやらなければならい。ホームス クール だからと好きなことばかりさせてはいられない。好きな科目を好きなだけやらせて、苦手なことはしなくてよいという方針を取ることも可能だけれど、うちでは 「音 楽」は必須科目と断固として決めているので、何とか対策を生み出さなければならなかった。
そこで、とりあえず、私が代行してサムと バイオリンの練習をすすめることにした。まずバイオリンを出させて、チューニングをさせる。バイオリンを 弾きたくないとなると、その作業さえもだらだらとやる気ゼロ。そこで、一日5分でよいということにして、弾かなくてもバイオリンに触るということだけを させてみた。そして、その次はチューニングのために弾く弦の音を私のピアノの音とあわせて美しく弾けるようにと、試みた。そして次は、私がサムにバイオリ ンの弾き方を習うという形で練習をすすめた。日ごろダニエルにああでもないこうでもないと言われて練習しているサムには、かなり新鮮だったようで、これは 喜んでやってくれた。そうこうしているうちに、「ママと練習するのは好き!」とまで言ってくれ、楽譜を開いて少しずつ練習するようになった。
そ れが一週間くらい続いた頃、ダニエルが気を取り直して私とサムの練習に加わってきた。私じゃ頼りないと思ったのかもしれない。でも自分で言うのもなん だけど、ダニエルとサムが二人でやっていた練習に私が入ることで、雰囲気がずい分と和やかになった気がする。そして驚いたことに、そこからの一週間で、サ ムが弾くバイオリンの音が濁らなくなった。以前よりずっときれいな音が出るようになったのだ。そうなってくると、サムはバイオリンが一段とおもしろくなっ たようで、以来、私が抜けても文句を言わずにダニエルと練習をするようになった。
教会で知り合った友人Geneはプロのバイオリニスト で、ロシ アの音楽家の家庭で育った。サムと同じく4歳からバイオリンをはじめており、小さい頃からずっとバ イオリンの練習が嫌で嫌で仕方なかったと言う。そしてこんなアドバイスをくれた。「男の子は成果がすぐに出ないことはやりたがらないものさ、やっている意 味がないと思うからつらいんだよ。それに他に成果がすぐに出るような魅力的なことが周りにいくらでもあるからね。でも、ある日ふと今までとは違うようなき れいな音を 弾くことが出来たら、そこからすごくやる気がでてくるし伸びるんだ。だからそういう日が来るんだといつも励ましてやってね」というものだ。
そう、まさにその日がサムにもはじめてやってきたのだ。これから先、何度もそういうスランプを経験しながら上達してゆくのだね。その度にしっかり励ましてそこを乗り切ってゆかねばならないということか。こりゃ大変...。
Geneもそうだけれど、たいてい大人になっても楽器が弾ける人は「続けていてよかった」と言う。プロにならないにしても、大人になってもバイオリンを弾いて楽しんでくれたらいいなと思う。とかく子供に習い事を続けさせるっていうのは(親の方が)忍耐を要する。
1 comment:
そっかぁ、ちるんさんにも針のムシロモーメントがあるのね。Kai君ってよく動き回るほうだもんねぇ。
それでもね、ちるんさんもすごいよ!!クラスを変えたお母さんがいても、がんばって通わせているっていうの。私にはできないと思う。
>オーディンは習い事についてあまり深く
>考えてないし、「自分も海みたいに落ち着
>きのない子だったけど、なんとかなって
>る」って理由で、さほど心配してないの
>よ。だから私がいくら訴えても、馬耳東
>風。私一人でギャーギャー言ってるって感
>じ。(涙)
あ、でもこれはいいことかもね。ダニエルもそんな感じで、たまに悩んでいる私自身、馬鹿らしくなるよ。今朝だって「え?今日からバレエしなくなったの?あ、いいじゃん、家でゆっくり出来て...」って言って、会社に出て行ったよ。私にとっては、そういう問題じゃないんですけどぉー。(苦笑)娘はバレエ教室をDrop Out!!したんですけどぉーって、私にはかなりBig Dealなのよ。この時間また何かアクティヴィティを考えないといけないし...。で、結局カリカリしてるのは私だけで、父親というやわらかいクッションがあるからいいのかもね。(^^)
続けることに意義がある!なんて、私はもう言えなくなってしまったけれど、ちるんさんは、がんばっているよ。その調子で頑張れ~~!!!!
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