普段出不精の私達が、日本から来た父と母のために何か観光らしきことをしなければ...と、WilmingtonにBattleship North Carolinaを見に出かけた。
誰だったかなぁ、夏は絶対に行かないほうがいいよと言っていたけれど、確かにこの日も11月とはいえとても暖かくて、これが真夏だったらとても船内を周ることはできなかったと思う。
こ ういうところに来ると、サムがおもしろい。「うわ~っ」と一声あげたかと思うと、あちらこちらをチェックしはじめ、何がどう動くのかを確認してまわる。そ してその後がちょっとやっかい...と言っては、かわいそうなのだけど、私にそのひとつひとつを説明してくれようとする。まるで自分の船のごとく...。 (^^;)
男の子ってみんなそう?たとえば、3歳のサムと飛行機に乗ったときのこと...シートに座るなり、座席についている全ての ボタンがちゃんと作動するか テストする。もちろん添乗員さんを呼ぶボタンもね。オーディオもひとつひとつのチャンネルがちゃんと聞こえるかチェックして、シートベルトも自分のからだ にピッタリくるように調整しなければならない。もちろんテーブルも使用する前に必ず出し入れをしてみる。
そ れをひととおり終えると気がすむのだ。おもしろいことに、これらのことをダニエルも同じように機内でやってしまう。結婚前に、はじめて彼と飛行機に乗った ときには驚いた。彼の場合、非常口の確認も徹底してやり、酸素マスク(これは止めた)までチェックしたがるのだ。サムはやっぱりダニエルのクローンなの か...。
私 にとっては、「ふ~ん大きいねぇ」というほどにしか興味がそそられなかった戦艦見物だが、船内のキッチンらしき場所で、思わず唸ってしまった。なんとまぁ 素敵なオーブン!中には、一度に50~60個くらいは焼けそうなマフィン型が入っていて、写真で見ても6段以上は一度に焼けるようになっている。なんと機 能的な マシン!マリと二人で「うわぁ~、いっぱい焼けるねぇ」と踊ってしまった。
サムはといえば...興奮気味に、このオーブンの扉の真中のノブを回すことで両側のラッチが作動することを私に説明しはじめた。マフィンが大量に焼けることなどは、どうでもよいよう。
お父さんとお母さんも興味深くあちこち見て周ったけれど、どうも船内は空気がよくなくて、残念ながら全てを見ることなく、また次回ということになった。
それにしても、この船に6ヶ月いなければならないとしたら...つらいだろうなぁ。私なら気がおかしくなるかも。トレーニングされているとは言え、ミリタリーの人たちってすごいよね。
さて、この後、Kure Beachに大西洋を見に行った。そこのPierで魚釣り見物をした。釣った魚はこのとおり、ちゃんとフィレにして持ち帰られるようになっている。
あ るカップルが河豚を釣って、子供達のためにと、河豚がパンパンに膨らむ姿を見せてくれた。この写真は、あんまりパンパンになリ過ぎてひっくり返ったとこ ろ。 カップルが「毒があるから河豚は食べれないのよ」と言いながら河豚を海に返していた横で、父と母がニンマリと笑っていた。
波 と遊んでいたら、マリが転んで波に飲まれそうになってしまった。ダニエルがそばに居たので、安心していたのだけど、彼は「うわ~っ」と言って自分だけ逃 げ帰ってきてしまった。慌ててUターンをさせてマリを助けに行ってもらったけれど、マリはずぶ濡れ。そして、一瞬のことだったけれど置き去りにされてし まったマリは、このこと を忘れない。「パパはね、マリちゃんのことを忘れて行っちゃったの...」と何度も繰り返していた。(^^;)
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