家の横にある柊の木の中に、モッキンバードの雛を見つけた。こんなところに隠れていたんだ。で、なんでまた柊の木の中を覗いていたのかというと、柊の木に仕掛けておいたジャパニーズビートル(マメコガネ)を駆除するためのトラップの様子を伺っていたのだ。
ジャ パニーズビートル(マメコガネ)は、その昔、日本から輸入されたものの中に混じって北米大陸に入って来たという。だから、ジャパニーズビートルと呼ばれる のだと思うが、幼虫は、芝やその他の植物の根を食い荒らし、成虫は、花や葉っぱを食い荒らす害虫としてよく知られている。
ずい分と昔のこ とだけど、真剣に昆虫学の道に進もうと考えたことがある。アマゾンなどの未開地で発見した新種の虫や植物を使って、癌の特効薬を作り出すことができたら と、夢のようなことを考えていた。青かったとしか言い様が無い。そんな時、昆虫学部のある教授から、「グラブ(ジャパニーズビートルの幼虫)は、どう?あ の研究ならファンドがしっかり出るから、興味があったらおいでよ」と言われた。しかし、当時、害虫より益虫に興味があった私には、それがなんだかとてつも なく退屈なオファーに思えて、すっかりひいてしまったのだ。なのに、日々、ジャパニ-ズビートルと苦戦している今は、その研究がいかに価値のあるものか、 身にしみてよくわかるようになった。
さ て、この写真のトラップ、かなり効果的。おもしろいように捕れるので、毎日チェックするのが楽しみで仕方がない。また、トラップの袋にわんさと入っている ジャパニーズビートルの重さを確かめては、グラフにしてみようか、さらに効率よく駆除するために、仕掛けにちょっと細工を施してみようかと、ついいじりた くなってしまう。
それにしても、このネーミング、なんだか嫌だな。このトラップを買う際にも、「ジャパニーズビートル...」と言いなが ら、なんだか気まずかった。取り付けているときも、近所の人に声をかけられたら「ジャパニーズがジャパニーズビートルのトラップを...」なんて、早口言 葉を言われるのを想像したりして、つい自意識過剰になってしまった。(苦笑)「アメリカンがアメリカザリガニを...」というのとは、ちとわけが違う。 しょーもなくてすみません。
6 comments:
わあ、きれいだね。
このピンクの花はなぁに?
そこにとまっているのが、ジャパニーズビートル?
きこさんのお庭って、ほんとすてきだよね。
義務感におわれて、でなく、
ホームスクーリングの題材?なんかにしながら、
たのしく害虫駆除とか手入れとかしているように見えるよ。
お庭だけでなく、そういうきこさんもすてき。
fkmさん、
これバラなんだよね。でもね、どういうわけか、私はこのタイプの花が苦手なの。ジャパニーズビートルが荒らしているのも嫌なんだけど、どうもこの色がダメ。白だったらよかったかもしれないなぁ。
でも、すてきって言ってくれてありがとう!そうそう、実は害虫駆除って以外と好きなんだ、私。妙な達成感があったりして...。
ん?
色がダメなの?
他の花でも、そうなのかな?
はははは。妙な達成感!?
「ジャパニーズがジャパニーズビートルのトラップを...」って何だか笑ってしまいました!
しかし、ジャパニーズビートルなるものがいたとは知りませんでした。
若い頃って害虫より益虫って言う気持ち、何だか良く分かる気がします。若い頃や小さい時には全く面白くなかったものが今は面白くて仕方ないことってありますよね、そう言う感じ。
きこさんは子育てが終わったら、大学に戻って昆虫学ですね。今度は害虫の研究をしましょう。あ~でもパン屋さんとかカフェとかもできそうですね。
fkmさん、
色と形のコンビネーションがダメかも。バラってトゲがあるし...。だいたい、花は白とブルーと薄紫系が好きなんだ。寒そうな色ばっかでしょ。(笑)
Kaokikiさん、
なんでこんなに自分が日本人であることを意識してしまうのかわからないんだけど、おかしいよね。
今日も近所に住む人と庭の話をしていて、一向にジャパニーズビートルのこと(今この辺りでは、かなりホットな話題)がトピックに上がらないので、遠慮してるのかなとか思って、私からその話題を持ち出したよ。(笑)そしたら、堰を切ったように、いかにジャパニーズビートルが大きな被害をもたらしているかを話しはじめたんだ。おもしろいよね。私がジャパニーズだからってみんな遠慮してるんじゃないかなって思って、自分からその話題を持ち出す私って、やっぱり考え過ぎなのかな。
子育てが終ったら・・・お茶飲みながら、好きな本を好きなだけ読んでガーデニングでもしていたいかも。(^^)
若いときにしか出来ない/年齢を重ねてわかることってあるよね。
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