ダニエルがいきなり「イギリスに行こう!」と言いだしたのは、出発の1ヶ月ちょっと前。こんなことしょっちゅうできることじゃないけれど、仕事で海外出張が続いていたので、てっきり10月のイギリス出張に私たちを便乗させるつもりだと思っていた。ところが、チケットも宿も全て私が好きなように手配してよいというので、びっくり!え、ホントにバケーションとるつもりなんだわ。
それならば...とバタバタとチケットを購入し、ホームスクールのフィールドトリップとしてカリキュラムを組み立て、その上で宿さがしをはじめた。よく考えてみるとこれは結婚15周年のアニバーサリートリップにもなるのだけど、子連れとなるとそんなロマンティックなことは言ってられない。どうしても学級委員としての使命が先立ってしまう。
ホームスクールの観点から言うと、今年はまさにイギリスの年だった。サムが今夏からはじめた文学ベースのカリキュラムでイギリスのヨークシャー地方を舞台に書かれたJames Herriot's Children's Treasuryに出会い、ヨークシャー地方の暮らしや獣医としての仕事などに興味を持ち始めた。学期のはじめには、James Herriotについてのプレゼンテーションをするほどの熱の入れようで、そのときに探し当てたThirskというところにあるJames Herriotの博物館(イギリスでたったひとつの獣医学の博物館)にいつかきっと行きたいと言って、地図に印までつけていた。
マリにとってもやはりイギリスが身近になった年だった。もともとピーターラビッは好きだったのだけど、ダニエルが出張のお土産にと全ストーリーが収集された本とピーターのぬいぐるみを買ってきてくれたものだから、すっかりBeatrix Potterの世界にはまってしまった。これは私にとっては好都合!幼稚だと言われようが、ミーハーだと言われようが、私はピーターラビットが好き。そしてあのピーターラビットのストーリーが生まれたイギリスの湖水地方にあるBeatrix Potterの Hill Top Farmに、いつか行ってみたいと思っていた。母娘で行けるなんて幸せなことだ。
というわけで、ヨークシャー地方と湖水地方を訪ねることが確定した。そしてもうひとつ忘れてはならないのが、お城。今年Classical Conversationsでは中世ヨーロッパ史を学んでいるので、中世のお城見学をつけ加えることにした。これに関しては、ダニエルと私で意見が分かれた。ダニエルは、完全に修復されて展示物が充実しているWarwick Castleに行きたいと言い、私はかなり破壊されているけれど、今にもドラゴンが火を噴いて出てきそうなウェールズにあるConwy Castleに行きたいと言った。しかし、ここはダニエルにも十分楽しんでもらいたいので、私が譲ってロンドンから車で3時間足らずで行けるWarwick Castleに決めた。
宿のほうは...農家の暮らしを子供達に見せたいという目的もあったので、農家のB&Bとコテージを探して予約したのだが、これが結構大変だった。ファミリーが泊まれるようなB&Bやコテージでは、ペットを許可しているところが多く、動物アレルギーのあるマリは泊まることが出来ない。しかし、農家の中には、羊犬や家畜によくないからとペットを断っているところが数軒あったので助かった。
さて、これでとりあえず行ってしまえばなんとかなるというくらいまで準備はととのった。そして向こうでの生活のあれこれは、イギリス在住の郁子さんに色々なアドバイスをいただいた。(ありがとう、郁子さん!)
それならば...とバタバタとチケットを購入し、ホームスクールのフィールドトリップとしてカリキュラムを組み立て、その上で宿さがしをはじめた。よく考えてみるとこれは結婚15周年のアニバーサリートリップにもなるのだけど、子連れとなるとそんなロマンティックなことは言ってられない。どうしても学級委員としての使命が先立ってしまう。
ホームスクールの観点から言うと、今年はまさにイギリスの年だった。サムが今夏からはじめた文学ベースのカリキュラムでイギリスのヨークシャー地方を舞台に書かれたJames Herriot's Children's Treasuryに出会い、ヨークシャー地方の暮らしや獣医としての仕事などに興味を持ち始めた。学期のはじめには、James Herriotについてのプレゼンテーションをするほどの熱の入れようで、そのときに探し当てたThirskというところにあるJames Herriotの博物館(イギリスでたったひとつの獣医学の博物館)にいつかきっと行きたいと言って、地図に印までつけていた。
マリにとってもやはりイギリスが身近になった年だった。もともとピーターラビッは好きだったのだけど、ダニエルが出張のお土産にと全ストーリーが収集された本とピーターのぬいぐるみを買ってきてくれたものだから、すっかりBeatrix Potterの世界にはまってしまった。これは私にとっては好都合!幼稚だと言われようが、ミーハーだと言われようが、私はピーターラビットが好き。そしてあのピーターラビットのストーリーが生まれたイギリスの湖水地方にあるBeatrix Potterの Hill Top Farmに、いつか行ってみたいと思っていた。母娘で行けるなんて幸せなことだ。
というわけで、ヨークシャー地方と湖水地方を訪ねることが確定した。そしてもうひとつ忘れてはならないのが、お城。今年Classical Conversationsでは中世ヨーロッパ史を学んでいるので、中世のお城見学をつけ加えることにした。これに関しては、ダニエルと私で意見が分かれた。ダニエルは、完全に修復されて展示物が充実しているWarwick Castleに行きたいと言い、私はかなり破壊されているけれど、今にもドラゴンが火を噴いて出てきそうなウェールズにあるConwy Castleに行きたいと言った。しかし、ここはダニエルにも十分楽しんでもらいたいので、私が譲ってロンドンから車で3時間足らずで行けるWarwick Castleに決めた。
宿のほうは...農家の暮らしを子供達に見せたいという目的もあったので、農家のB&Bとコテージを探して予約したのだが、これが結構大変だった。ファミリーが泊まれるようなB&Bやコテージでは、ペットを許可しているところが多く、動物アレルギーのあるマリは泊まることが出来ない。しかし、農家の中には、羊犬や家畜によくないからとペットを断っているところが数軒あったので助かった。
さて、これでとりあえず行ってしまえばなんとかなるというくらいまで準備はととのった。そして向こうでの生活のあれこれは、イギリス在住の郁子さんに色々なアドバイスをいただいた。(ありがとう、郁子さん!)
3 comments:
そういうわけだったのね~!
記事を見ながら、
「でもなぜ、イギリスに?」と、常々、気になってた。
だって、
「わけあって・・」って、いつか書いていたでしょう?
それにしても、なんだか、おどぎ
ばなしそのままの世界ってかんじだね。
すてきだ~。
わたしも、破壊されてて、ドラゴンでも出てきそうなお城派(笑)。
fkmさん、
そうそう、「わけあって」という言葉が惑わせたのよね。でもうちではバケーションってのが、あまりにも珍しくて「わけ」になってしまうのよ。(^^)確かにイギリスに引っ越すとか、仕事の面接に行ったとか思った友達も数人いたようで、それもこれから先大いにあると思うんだ。私たちがバケーションに行きたいって思うところって、住んでみたいって思うところでもあるんだよね。
fkmさん、
書き忘れたけど、fkmさんもドラゴンが出てきそうな古城派なのね。だよねー、だよねー!!
修復されたのは、それなりに見ごたえあってよかったんだけど、やっぱり情緒に欠けると思った。でも、1000年以上も前からあるものだから情緒も何も、存在しているだけですごいんだけどね。(^^)
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