Monday, May 28, 2007

マリと私

                        
炊事をしていると、マリがやってきて、「ママ、この紅茶、ぬるくなるから早く飲んだほうがいいよ」と言いながら、お皿に盛ってあったネクタリンを皮ごと丸齧りしはじめた。

マリ、そんなこと言うようになったんだ...それに、自分でネクタリンを食べてる...皮をむいてって言わなかった...というか、私に許可を取らずに食べてる...。なんだかちょっぴり複雑。でも、誰かが私の紅茶が冷めることを気にしてくれてるって、なんだか嬉しい。

ところが、その誰かは、4年前のちょうど今頃、超音波の映像で「女の子よ~ん!」と映し出され、私をこのうえなくうろたえさせた。(苦笑)その私のお腹にいた彼女が、今こうして私の紅茶の飲み残しを気にしながら、小腹がすいたからと果物をつまんでいる。

「お腹がすいたのなら、ママにちゃんと聞いてからスナックを食べなさい」と言うべきだったのかもしれないけれど、今日はそうすることがとっても野暮に感じて、ただその光景に見とれてしまった。

やっぱりちょっとうろたえてるのかな...私。
                    

6 comments:

fkm said...

なんだかいいね。
「うろたえてる」の語に笑ってしまったけれど。しかし、なぜに?



なんだか、うんといいなあ。
家庭のにおいというか、家族のにおいというか、なんか漂ってきたよ。

Anonymous said...

ちるんです。最近のマリぼんって、どんどん、きこさんに似てきてるよね?前は、両親に全然似てなくって???って思ってたけど(笑)。

ますます女の子らしくなるマリぼん。これからが楽しみだね。ダニエルは複雑な心境かもしれないけど(笑)。

kaokiki said...

毎日会って接しているので子供の成長って分かりにくいのですが、確実に成長していて、私たちが戸惑ってしまうのですよね。
女の子はいつまでも女の子ではなく、男の子より早く女になってしまう(なろうとする?)から、まりちゃんの言葉にドキッとしたりしてしまうのでしょうね。

きこ said...

fkmさん、

なんなんだろうね。彼女の成長にびっくりしていて、私はこれでいいのかなっていう気持もあって、私の遺伝子をしっかり持っていると思うとそれがかわいそうにも思えて...ってとこかな。

なんだか全く異質なサム(男だからだと思う)に対しては、あまり考えないようなことでも、マリには神経質になってしまうんだ。たとえば、私が彼女のことを大切に思ってることをわかってるかなとか、彼女の心の内のことが知りたいっていつも思う。

きこ said...

ちるんさん、

そうなんだよ。なんかねぇ、ハーフってこともあってか、顔形はあんまり私に似てないって思ってたんだけど、ふとした表情がよく似てるって言われるし、私自身も似てきたって思う。でも、中身はあんまり似て欲しくないなぁ。(^^;)

きこ said...

Kaokikiさん、

そうなのよね、精神的な部分では、マリのほうがはるかに早いRateで発達してる気がする。サムのほうがそのあたりはずっと単純。

ある意味、サムはサムの周りに転がっている知識を吸収することにエネルギーを費やしているのに対して、マリは、人とつながろうとしている(まず自分のアイデンティティーみたいなものを確立しようとしている?)のかもしれない。