Wednesday, December 30, 2009

フランスあれこれ

    
Bayeuxの宿にいたロバに餌をやるために、田舎道を歩いていたら、いきなり角の家から女性が出てきて、「牛が通るので、家の中に入らないように門を閉めてちょうだい」と言う。とりあえず、門を閉めたけれど...牛が通る???聞き間違えたかなぁと思っていたら、しばらくすると、向こうの方から、牛が2頭早足でこっちに向かって突進してきた。うっ牛が来てるぅぅぅと、みんなですばやく土手の斜面にのぼった。牛が襲ってくるとは思わないけれど、あの体重で突進されたらこの私でも吹っ飛びそう。(^^;)その後、女性は、牛が道を間違えないように向こうこうの道路をふさぎ、4歳くらいの小さな女の子(その女性の娘?)が両手をいっぱいに広げてもう一本の道路をふさぎ、牛に向かって何かさけんだ。そしてうまい具合に自宅の門の中に誘導した。お見事!

Agnèsにフラックス(亜麻の実)の花の話をきいて、うちでも少し植えてみたら、薄い紫の花のかわいい花が咲いた。しかも、一個の花からあのフラックスが数粒とれる。来年はうちでもフラックス畑を作ってみようかと。(^^)

旅先で知り合ったチョコレート好きのベルギー人に、すすめられて買ったチョコレートの切手。こすると甘い香りがする。旅行中、子供たちは仲の良いクラスメイトにポストカードを書き、この切手を貼って送ったところ、とても喜ばれた。

さて、このベルギー人のお二人Robert &Marieは親子。毎年D-Day(1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦の記念日)をここで過ごすために、このBayeuの宿に2週間ほど滞在している。

 
娘さん(Marie)は、ずっとお父さんと二人暮らし。食事の前に、お父さんのために薬をテーブルに並べたり上着を整えたりと、それは手厚く世話をする。最初は年の離れた夫婦かと思ったほど。「お父さんは、昔とても苦労したの。だから今は少しでもいい生活をしてもらいたいのよ」と娘さんは言う。

お父さん(Robert)が子供の頃、父親(このお父さんの親)は第一次世界大戦で戦い、無地に帰還することができたが、抜け殻のようになって帰ってきた。帰宅して間もなく、父親は子供三人を残して家を出てしまったので、子供たちは、農家をしているおばあちゃん一人に育てられたという。そのうちに第二次世界大戦が始まり、ナチスによってベルギーが占領され、若かったお父さんはドイツのタイヤ工場で強制労働をさせられた。「今でもアメリカ軍を見たあの日を忘れない...あんなにありがたいと思ったことはなかった」と語ってくれた。

ノルマンディー上陸作戦といえば、スピルバーグの映画Saving Private Ryanを見たくらいで、このあたりの歴史については知らないことだらけ。旅を終えたら、このお父さんのストーリーをもとに、中立国であったベルギーがドイツに占領された経緯や連合国のノルマンディー上陸について調べてみようと思った。

とっても親孝行な娘さんと、二度の大きな戦争を経験し、ここまで生き抜いて、こうして私たちに語ってくださったお父さん。この出会いを神さまに感謝せずにいられなかった。
  

Au revoir!

チェックアウトを済ませ、荷物をまとめて空港へ向かう。月曜日の朝、昨日と打って変わって街は活気に満ちている。

毎度のことだが、空港に着いてレンタルしていた車を返すとホッとする。今回も無事故、無傷で旅を終えられたことを神さまに感謝する。

 
鎌谷ファミリーとの再会、新しい出会い、ジャンヌダルク、牛、エスカルゴ、ウィリアム1世&タペストリー、モンサンミッシェル、チーズ、オムレツ...思い出をたっぷり抱えて帰りま〜す!
Au revoir!


パリの朝

               
最終日のParisの朝...カフェの前に出ているテーブルに座ってくつろぎたいと思うものだが、この日は肌寒かった。外に座ることはせず、中でゆっくり朝食をとることにした。子供たちはホットチョコレートにオムレツにクロワッサンを注文したのだが、このオムレツがこれまで食べたオムレツの中で一番美味しかったとか。確かに、バターの風味がよくてものすごくコクがある。ものすごいコク=ものすごいカロリーってことだろうか。私たちには、今回食べれなかったあのLe Mont-Saint-Michel (モンサンミッシェル)の巡礼者のためのオムレツ(卵一個のふわふわのオムレツ)がちょうどよいように思う。



いよいよ、バケーションも終わりかと思うと、ちょっぴりさみしい。でもダニエルが仕事にもどらなければ、次回のバケーションもないということなので、やっぱり帰らねばね。それに、そろそろご飯とお味噌汁が恋しくなってきたもんね。(^^)

Tuesday, December 29, 2009

パリの午後

                                                         

 
夕方、ノルマンディーの旅を終えてヘトヘトになった状態でParisに着いた。この日は翌日のフライトのために、ここArc de Triomphe (凱旋門)に近いヒルトンに宿をとった。このヒルトンは、ファミリースイートがあるので、家族連れには最適。しかも、今回は、たまったポイントのおかげで宿泊費が全くかからなかった。駐車料金だけは支払わなければならなかったのだが、清算する際にむこうの手違いで請求書に加算されておらず、間違いに気づいて払おうとしたが、無料にしてくれた。

さて、Parisに到着したのは日曜日の午後。あいにく、お目当てのお店のほとんどは閉まっていて、街は静まり返っている。それでも夕食をホテルでとらず、街へくりだしてみることに。しかし、サムはこのParis散策を嫌がった。何が原因でこうなったのかは、思い出せないが、サムはParisのど真ん中でダニエルに叱られた。お腹が空いて疲れていたのだ。せっかくParisに来たのだから、子供たちに見せてやりたいものはたくさんある...そういうダニエルの親心(Chief Administrator of Manabiya Schoolとしての使命?)もわかる。でも子供たちの体力の限界が...。ちらちらと遠目にTour Eiffel (エッフェル塔)を見ながら、レストランを探すことにした。

 
そこで見つけたのが、このイタリアンの店。アメリカのイタリアンとはちょっと違う。お腹が空いていたので、サラダやピザやパスタを適当に注文したのだが、どれもとても美味しかった。もちろんダニエルはリンゴのデザートでしめくくり。

 

 
お腹が満腹になったところで、サムに笑顔がもどった。

ところで、ヒルトンでこの日ウェディングがあった。この白い車に乗っているのが新郎と新婦。ホーンをがんがん鳴らして行き交う人々に手を振っていた。それを見たマリは大喜び。新郎は、かなり年配の白人。新婦は、ラテン系、もしくは中近東系の若い女性。


お幸せに

さて、明日は最終日。長いフライトだが、子供たちは、飛行機の中で映画が見れるしゲームができる!と楽しみにしている。
       

Monday, December 28, 2009

あひるの卵

       
ファーマーズマーケットで知り合ったJanのファームから毎週にわとりの卵を1ダース買っているのだが、先日、はじめてあひるの卵を買ってみた。ちょっと大きめだけど、味はにわとりの卵ほどくどくないという。確かにそうなんだけど、最初はなんだか抵抗があった。殻はにわとりのより硬めで、割るのがこわかった。まさか、水かきのついた足が出てくるわけでなし...^^;でも、慣れると平気になるもんだね。


左がにわとりのL卵で、右があひるの卵。
      

Sunday, December 27, 2009

クリスマスの朝

        
新しいレシピを検索して、今年はクリスマスケーキ(イエス様のバースデーケーキ)をパウンドケーキにしてみたら...なんと、中が半焼けのものが出来上がってしまった。これだけ重たい生地のケーキで焼き時間50分というのは、少なすぎたのかな。ちゃんと竹串でチェックすればよかった。
だとしても、クリスマスの朝。そんなことに気を取られている場合ではない。子供たちが起きてくる前にアドヴェントキャンドルの真ん中にあるJesus(イエス)キャンドルを灯し、カメラをセットする。毎年、クリスマスの朝の子供たちの顔を撮るのを楽しみにしている。私たち親
にとっては、これが何よりのプレゼントだ。素早く身支度を整えて降りてきた子供たちは、テーブルの上のJesusキャンドルを確認して、ツリーへと向かう。といってもプレゼントを開けるのは、聖書を読んで、お茶の準備が終わってから。ちなみに、私たちはパジャマのまま。
  
さて、今年もツリーの下には、家族がお互いのことを思い、心を込めて贈った品々が勢揃いした。日本のおじいちゃん、おばあちゃんからは、シルバニアファミリーの幼稚園バスやヒーローものの合体する玩具、そしてコロラドのおばあちゃんからは、美しい手作りのレースのオーナメント。写真真ん中のブーツは、去年私がダニエルからプレゼントされた同じメーカーのブーツを今年は私がダニエルにプレゼントした。雨の日に溝掃除をするのに一足欲しいと言っていたので。
私にはこんなものがダニエルから...。誕生日には、同じメーカーの刺身包丁を買ってくれたのだが、今度はこれ。中華包丁のようなものだよね。使いこなせるかなぁ。結婚して17年...今もなお誕生日やクリスマスには必ずキッチン用品をプレゼントしてくれるダニエル。キッチンのものなら絶対使ってもらえるから失敗がないって。ありがとう!

Thursday, December 24, 2009

Wednesday, December 23, 2009

チキンカレー&プーリー

                   
日本のカレーよりインドカレーがいいというサムのリクエストで、最近よくチキンカレーを作る。Chicken Tikka Masalaというのだが、にんにく、タマネギ、ショウガをすりおろしてたっぷりのオリーブオイルで炒めたものに、7種のスパイス(面倒なときはスパイスミックスを使う)を加え、トマトソース(完熟をピュレーにしてもよい)で煮込み、チキンと水を加えてさらに煮込むだけ。30分もあればできるので、日本のカレーよりずっと手軽だね。これにあっさりレタスサラダがぴったり。

この小ぶりのプーリーは、今回はじめて作ってみたよ。生地はサモサと同じなんだね。これにカレー風味のジャガイモやグリーンピースを包んで、三角にして揚げればサモサになるわけだ。

Bird Seed Ornament

                                  
これ→

Hollyが作ったBird Seed Ornament...鳥の餌をゼラチンで固めたのだとか。真ん中の赤のアクセントは、クランベリー。クリスマスっぽくてかわいいよね。でも、鳥はクランベリー食べないよって言ってた。酸っぱすぎ?

庭のあちこちにぶら下げてみたら、早速アメリカコガラやシジュウカラがつつきにやってきたよ。

Sunday, December 20, 2009

父と娘 in Paris

      
日曜日の午後のParis

10年前、ダニエルの横を歩いていたのは私だったんだけど...。10年後、またParisをこうして歩くことがあるとしたら、どんな写真になるんだろう?パパと手をつなぐなんてことは、したがらないのかな。

親戚に同じくホームスクール(父親がやっている)ファミリーがいるが、そこの父と娘(ティーンエイジャー)は、よくバックパッキングで海外を旅行している。一度旅に出ると1ヶ月くらい放浪するらしく、宿は二人でユースホステルに泊まるのだとか。

父親と二人旅...私にはかなわなかったけれど、ダニエルとマリにはそういう機会が与えられるといいな。
 

Friday, December 18, 2009

プレゼント

               
12月に入ると毎月行っている老人ホームのダイニングルームもクリスマス一色になる。玄関先には、ツリーが飾られ、そこに入居者の名前が書いた札が飾られている。それらは、その方たちへのプレゼントを用意するために自由に持ち帰ってよいもので、サムとマリにそれぞれ男性と女性2名の札をもらってきた。

普段からここを老人ホームと呼んでいるが、実際には特別養護施設にあたるもので、入居者は、身体上、もしくは精神上に障害がある。大半が65歳のシニアだが、中には、私とさほど年齢が変わらないと方もおられる。

このプログラムに参加するようになって2年。最近になってようやく子供たちは、この場所がどういうところなのかを理解できるようになり、おじいちゃんおばあちゃんと接することに違和感を感じなくなってきた。最初は、消毒液や芳香剤に混じった排泄物の匂いに鼻をつまんだり、車椅子の上で眠っているように見えて、時々大きな声で叫ぶお年寄りの姿を怖がっていた。そのうちに、子供の目から見ても良好とはいえない環境(特別養護施設の中でも、ここはあまりよい評価をされていない)に疑問を持ったり、からだが自由に動かないということ、老いるということについて考えるようになった。

今回のクリスマスプレゼントを準備する際にも、子供たちなりにカードの裏に書いてある注意事項の「プレゼントしてはいけないもの」について考えた。

なぜ固形の石けんはダメなのか...すべって使いにくいから?マリは「かわいい石けんだったら、キャンディとまちがえて食べちゃうよ、きっと」と言っていた。それもはずれていないと思う。

なぜシュガーフリーキャンディーでなければダメなのか...血糖値や歯の健康を考慮してのこと。キャンディーにおいては、飲み込むときに、喉を詰まらせたりしないような質感や大きさのものを話し合って選んだ。

クリスマスのオーナメント...クリスマスが終わっても飾ってもらえるようなオーナメントを子供たちにそれぞれ選ばせた。サムは、子供のときに行った楽しいキャンプを思い出すかなと、ランタンに松ぼっくりとひいらぎの飾りがあしらわれているものを選んだ。マリは、思わず「うわぁ、きれ〜〜〜い!」と言って、淡い透明ピンク色の雪の結晶の形のものを選んだ。女の子なら誰でも(80歳でも)思わず手に取りたくなるようなピースだ。(^^)

このクリスマス、あらためてホームのおじいちゃんおばあちゃんにも、パパとママがいたんだと気づいた子供たち。ここまで生きて、わたしたちの師として居てくださることに感謝だな。

賛美の一番人気は、やはりAmazing Grace。誰ひとりもれることなく、この驚くばかりのお恵みにあずかることができますように。

I consider that our present sufferings are not worth comparing
with the glory that will be revealed in us.
今の時のいろいろの苦しみは、将来私たちに啓示されようとしている
栄光に比べれば、取るに足りないものです。
(Romans ローマ8:18)
  

Sunday, December 13, 2009

アドヴェントカレンダー

             
レイモンド・ブリッグスの「スノーマン」のアドヴェントカレンダーが届いた。「なんか知らんけんど、カレンダーらしいよ」と母が子供たちにと送ってくれた。12月1日から25日まで、日付の書いた扉を開けると、小指の先くらいのかわいいチョコレートが顔をだす。毎日のようにそのちっちゃなチョコレートを子供たちは、きっちり二等分にするのだ。そんなちっちゃなチョコ、美味しいもなにも、味がしないだろうに...と、一日ずつ交代で食べたらどうだろう?と提案したら即却下された。(^^;)

今週、3個目のアドヴェンとキャンドルが灯されて、そろそろクリスマスプレゼントがツリーの下に並び始めた。うちにはサンタは来ないけれど、いい子にしていないと、プレゼントが炭に変わるよと子供たちを脅している。ヒッヒッヒッ。
         
              

Wednesday, December 09, 2009

アドヴェントキャンドル

                 
           
クリスマスの4週前から、日曜日ごとにキャンドルを一本ずつ灯す。2週目を終えた現在、2本目までが灯されている。なので、ふつうのキャンドルを使っていれば、自然と1週目から灯しているキャンドルは一番短くなり4本の長さは不揃いになる。ちなみに、うちでは、4本をティーライトキャンドル(小さなディスク型のもの)にしているので、なくなると取り替えている。子供たちが毎日朝夕灯したがるので。(^^)
                             
アドベントキャンドルは合計5本あり、そのひとつひとつに意味がある。色々なバージョンを聞いた事があるが、一般的には以下のように呼ばれているらしい。

1本目...希望 (預言のキャンドル)

2本目...平和 (天使のキャンドル)

3本目...喜び (羊飼いのキャンドル)

4本目...愛 (ベツレヘムのキャンドル)

5本目...キリスト

紫のキャンドルが使われるのが一般的らしく、3本目の羊飼いのキャンドルがピンクになっているところもある。うちでは、最初の4本をざくろ色にし、最後のキリストのキャンドルを白(オフホワイトだけど)にしている。

子供たちに、それぞれのキャンドルの意味をあててごらんというと、「愛、喜び、平和...」そして4本目を二人ともが「忍耐と言った。自信満々に。(^^)
          

Tuesday, December 08, 2009

年末大掃除

                  
はりきってタイトルをつけるほど、毎年徹底して掃除をしているわけではないけれど、年末は普段手抜きをしているところを中心に掃除をするようにしている。今年は強力(?)な助っ人たちがいてくれるので、ずいぶんと楽になった。そして、なにより楽しい。

先日、日本の番組でクエン酸+重曹で水垢がきれいに落ち、クエン酸+重曹+粉石鹸で、油汚れがすっきりというのをやっていた。酢(Acetic Acid)+重曹はよくやっているけれど、クエン酸(Citric Acid)を使ったことはない。いや、いつだったか、酢がきれてしまったとき、梨のビネガーというのを使ってみたら、これがとっても効果的だったことがある。ホワイトワインビネガーがベースになっているようで、これにもクエン酸が含まれているってことなのかな。クエン酸...つまりレモンジュースと重曹を混ぜるとよいということだろうけど、レモンジュースがもったいない。それでタブに入った粉末のCitric Acidをオーダーしてみることに。

オーダーした時点で、なんだか掃除の半分が終わったような気に...(^^;)
      

Tuesday, December 01, 2009

まなびや通信 December 2009

       
12月...クリスマスが間近になり、まなびやでは、キャンドルを作ったり、クッキーを焼いたり、パッケージの梱包に大忙し。今年は季節性+新型インフルエンザが蔓延しているので、鼻水やくしゃみといった症状でも外出を控えるようにしているので、家にこもることもしばしば。

そんな冬休みにこどもたちがはまっているのが、火をつける事。そう、ものを燃やすことに熱中しているのであります。鏡やプリズムやレンズを使った光の学習から、いつのまにかフォーカスが火(燃やすとか溶かす)にいってしまったというわけ。毎朝アドヴェントキャンドルがダイニングテーブルに灯されているこの時季には、もってこいのトピック。マッチやライターより虫眼鏡がおもしろいらしく、天気のよい日は、裏庭で黒い紙を焦がして遊んでいる。とかく黒いもの探しに余念がないサム。「モモはだめよ!」と念を押しておく。ダニエルは、こどもの頃、蟻を虫眼鏡で燃やして遊んでいたというのでね。(^^;)
   

43



今年は、サンクスギヴィングとわたしの誕生日が重なり、ケーキが作れないからと、こどもたちがこんなカードをこしらえてくれた。とびだすカードになっている大きいケーキがサム、小さいケーキがマリがつくったもの。テーマはもちろん43歳!そこまで強調してくれなくていいのに。マリはいまだにわたしがダニエルより年が上だということが理解できていない。サムがいらんこと「ママはパパより◯さい年上なんだよ!」と説明するが、マリはまだ疑っている。(^^;)

自分の誕生日でも、サンクスギヴィングは、家族のためにターキーを焼き、パンプキンパイだのアップルクリスプだのつくるので、バースデーケーキまでは、とても手が回らない。これまで何度かパンプキンパイの上にろうそくを立ててきたけど、今年はアップルクリスプがケーキ代わりとなった。

Friday, November 27, 2009

マリーさんのキッチン(ノルマンディーの宿)


これまでどのくらいキッチンの写真を撮ってきただろう。旅に出ると必ず宿のキッチンを見せてもらい、写真を撮らせてもらう。どんなレシピブックを持っているか、どんな食材をストックしているか、どんな調理器具を使っているか、写真を撮りながらメモって、ついでに家に代々伝わるレシピなども聞いてみる。料理用語はユニバーサルなものが多いので、キッチンでは言葉の壁があってもなんとかなるもの。って、実は通じていないことに気がついていなかったりするだけかも。(^^)


毎朝、美味しいコーヒーをいれてくれたマリーさん。年季が入ったストーヴはシンプルなデザインでとっても使いやすそうでしょ。

*写真を一ヶ月のトライアルのPhotoshop Elementsでいじってみたけれど、透明のはずだったフレームがブログに入れた途端に白くなってしまったよ。なかなかうまくいかないなぁ。


Tuesday, November 24, 2009

ゆでたピーナッツ

          

ノースキャロライナでは、こうやってピーナッツをゆでて食べることがある。落花生の産地では結構あたりまえの食べ方らしい。これが一番美味しいって言ってた人がいたっけ。ピーナッツを殻ごと塩ゆでにして、あつあつのうちにむいて食べる。やわらかい豆の煮物のような食感。これが結構いけるのよ。
   

Thursday, November 19, 2009

コーンバス(トウモロコシ風呂)

                      
近所(車で40分)のVollmer Farmが毎年催している収穫祭には、子供達が喜ぶアトラクションがいっぱい。40エイカーに置いてある遊具は、ジャイアントトランポリンを除いて全て手作り。


たくさんある遊具の中でもこのコーンバスが、サムとマリのお気に入り。

指輪とか携帯とか、たくさん落し物が埋まっているそう。(^^)

口あけてたらトウモロコシが入るよ~

この日は夕方から野外で映画Iron Giantが上映される(小屋の壁がスクリーンです)というので、ディナーをバスケットにつめこんで、敷物を持って遊びにきた。日が暮れてからは、ぐっと気温が下がり、ダウンジャケットを持って来なかったことを後悔した。

帰宅してからのお風呂の気持ちよかったこと。でもバスルームの床にトウモロコシがポロポロポロ。サムは「ぼくは、コーンバスから出たときに、ポケットやフードの中に入ってたのをぜんぶ出してきたよ」と言う。マリも負けずと「みみの中にはいってたのをちゃんと出してきたよ...」と言う。マリだな。ポケットの中からパラパラ。ジーンズの裾の折りからポロポロ。(^^;)

Tuesday, November 17, 2009

Springerle(スプリンガール)?

                                      
これ、友人のアンティークショップで見つけた掘り出し物(?)おそらくSpringerle(スプリンガール)というクッキーとかチョコレート型ではないかと...。長いことホコリをかぶっていたようで、掃除機や刷毛を使って掃除をしたけれど、なかなか汚れがとれない。もしかしてこの色も汚れ?と、隅っこに傷を入れてみたら、中も黒。どうやら黒檀のよう。ちょっとアジアチックな感じもするけれど、この魚の型が北欧を思わせる。でもスプリンガールといえばドイツかなぁ?その昔、移民が持ち込んだものではないかと勝手に思っているんだけど。アメリカンが魚の形のスウィーツを作るとはどうしても思えんので。(^^;)

できたクッキーは、こんな感じ。たいやきくんみたいだけれど、実物はたいやきくんの半分くらいの大きさ。でも、まだまだこれは食べられない。型のゴミがきれいにとれないので、クッキー生地で掃除をしてみたというわけです。なんだか、とっても美味しそうなんだけどな。(^^)
         

履きやすい一足で

                                            
 

 

モ ンサンミッシェルでは、たくさん歩くから履き心地のいい靴を必ず持って来ておいたほうがよいとアドバイスを頂いていたけれど、ホント、長時間履いていても 疲れない一足をここではお薦めしたい。石畳の階段の上り下りは、これぞというクッションのよい一足でないと、途中、靴を捨ててしまいたくなる。実際に裸足 になってしまった人がいたし、サンダルやパンプスでかかとにばんそうこうを貼っていた人もいた。道が傾斜になっているので、ついそういうところに目が行っ てしまう。

しかしながら、私にはちょっとしたこだわりがあって...このモンサンミッシェルを、どうしてもスニーカーやジョギングシュー ズで歩きたくなかった。茶色の皮のサンダルかブーツでこの石畳を踏みしめたかったのだ。昔の巡礼者の装いをちょっぴり真似てみようかと...。実際のとこ ろ、どんないでたちだったのか、詳しいことは知らないので、私の思い込みに過ぎないが、この時季(5月末)、なめし皮のサンダルがここの石畳にしっくりく る気がした。とはいっても、やはりお薦めは、現代の巡礼者風にトレッキングシューズ。(^^)
              
それにしても、フランスの要塞や古城のような道幅の狭い街並を子供たちは、とても喜ぶ。ちょこまかちょこまか、歩いたり、隠れたり、見下ろしたりと、まる でジャングルジムの中にでもいるようで楽しい。子連れ旅にここはお薦め!そういえば、以前アメリカのヴァージニア州にある歴史的街並みのコロニアル・ウィリアムズ バーグで、あまりにも建物や通りが大きいので驚いた。1600年末期につくられたとはいえ、2~3台の馬車が軽々と行き交うことができる広さなのだ。きち んと区画整理されているようなその街並みは、ヨーロッパの攻め入られるかもという緊張感のある造りとは全く違う。それはそれでのんびりしていてよいけれ ど、子供達と一緒に歩いて回るは大変。いつか夫婦二人で来なおそうと話したものだった。
   

Sunday, November 15, 2009

水漏れ

                              

「なんだこれは?」とトイレの前の壁を見て驚いているダニエル。壁にくっきりと水漏れのシミ。とりあえず水道の元栓を閉めて、見える範囲での漏れがどれほど広がっているか、地下(縁の下)や2階を調べてみる。どうやら被害は、この壁の裏からはじまっており、そこより上には見られない。地下の水溜りを掃除して、さてさてこれからどうするか。

「壁を切り取ろうよ!」という私に、ダニエルは、首を横に振って、家の建築会社が置いていったファイルを取り出し、水道工事をしてくれる業者をさがしはじめた。これぞと思う一軒に電話をしてみたら、もう会社は存在していなかった。よくあること。

業者に来てもらうにしても、即日修理してくれるとも思えないので、どっちにしても「壁をあけてみようよ~!」と再度提案してみる。う~~~ん...唸るダニエル。

「業者が来ても、壁ぶちぬかれるよ。だったらさぁ、自分たちでキレイにぶちぬいたほうがいいじゃない。それに、ある程度自分たちで原因究明しといて壁の中がどんなだか把握しとかないと、ちゃんと修理してもらったかどうかもわからないよ(よくあること)」と、なんとかダニエルを説得し、壁を切り取ることにした。

パイプに触ってみると、なにやら突起物が。そこから水が漏れている...あ、釘!水道のパイプに釘がささっていた。壁の途中にある白いモールディングを取り付けたときに刺したとみられる釘が、見事にパイプを貫通していた。それが4年という歳月を経て、錆びて砕けて、今回の水漏れをひきおこした。いやこの4年、少しずつ漏れていたはず。これもよくあること。(^^;)嘆いていても仕方がない。壁の中の濡れてぐちゃぐちゃになったゴミ(家が建てられたときに残され壁に閉じ込められたあらゆるゴミ...アメリカのどの家にもある)を掃除した。これだったら自分たちで何とかなりそうと、パイプをカットして修理を試みた。ところが、しばらくしてそこから5センチほど上に、もうひとつ釘を見つけた。2本刺さっていた。「あぁ、もう信じられ~~~ん」とダニエルと笑う。建築会社の工事のずさんさに呆れたのと、水漏れといってもこの程度のもので済みそうだという安堵感から、妙にテンションがあがった。またまた錆びた釘を抜いてパイプを切ってつないで、家中の水道の蛇口をひねり、10分ほど流しっぱなしにする。修理完了!

で、この壁...ぽっかり穴が開いたままで、どうしよう。この際、棚をつけようかとか、子供に何か描かせようかとか、色々とアイディアを出し合ったけれど、いずれ売ることになるであろうこの家。なるべく元通りになるように壁を塗るのがよさそうだ。
                                  

Monday, November 09, 2009

Tom & Tom

                    

♂の七面鳥は一般的にTomというらしいが、これまでこんなに間近に見たことがなかった。ここは、近所のファーマーズマーケットでお店を出しているJanのファーム。この七面鳥は、今年のThanksgivingのテーブルにあがる予定のものだそうだけど、のどを膨らませて、羽を地面すれすれに広げて、近づいてくる。威嚇というより、美しい羽を見せびらかして求愛行動をしているのだとか。

あのぅ、私は対象からはずしておくれ~~。

この日マリは、七面鳥の羽をコレクションに加えることができて、それはそれは大喜び。とってもりっぱな羽なんだよね。Thanksgivingのテーブルの飾りにいい感じ...と思ったけれど、考えてみると、ターキーのローストに羽って、なんか残酷なディスプレイよね。(苦笑)