我が家にやってきた黒豚。その名もクリスピーベーコン!Kris P. Bacon と書きます。!由来は、御察しのとおり、カリカリベーコン!いかにも精肉を思わせるそれらしい名だ。クリスピーはペットではない。こういう名前をつけたのは、彼女がいずれお肉に変身することを匂わせ、本来の目的をブレさせないためのひとつの手段である。
しかしながら、子豚は、実にかわいい!
アメリカはノースカロライナ州在住のクリスチャンファミリーです。2010年の春、田舎に引っ越してちっちゃなファームをはじめました。神様が調えてくださるホームスクール&カントリーライフについて綴っています。
Wednesday, December 24, 2014
Monday, November 10, 2014
秋のしつらえ
寒くなったかと思ったら、またしばらく暖かくなり、今年は庭に残っていた夏の花がいつまでもがんばって咲いていた。11月というのにトマトもつい先週まで緑の実をわさわさつけていた。それらが霜でダメになってしまわぬよう、最後の収穫をして、庭掃除開始!
写真は、今年かなり長く咲き続けていたダリア類。
Sunday, November 09, 2014
Cecchetti Liaison Day 2014
チェケッティというバレエメソッドの講習会にシャーロットにやってきた。参加者はマリの通うCity Balletからは、マリを含める3名。シャーロットまではここから車で3時間はかかる上に開催日が日曜日ということで、City Balletからの参加人数は激減。去年、ディレクターが代わり、このチェケッティメソッドを根付かせた元ディレクターがリタイヤしたことも要因だろうと思う。
写真中央は、Kendal(14歳) ...お父さんが日本人(2世で日本語は喋らない方)だそうだ。右がSarah(15歳)。二人ともミシガン州であっているチェッケッティのサマークラスの奨学金のオーディションにやってきた。
マリは...このチェッケッティの講習会の案内が回ってきてすぐに、申し込み希望!しかもせっかく参加するならば自分のレベルのクラスとそのひとつ上のレベルのクラスを受けたいと言い出した。おまけに、チェッケッティのサマークラスの奨学金オーディションも受けてみたいと...。オーディションは年齢制限が11歳〜。この一週間前に11歳になったマリがこのチャンスを逃すわけがない。しかしながら、このオーディション11歳〜18歳までのレベルの違うダンサー達が同じ部屋で同時に同じコンビネーションを言い渡されることになるので、経験の浅い11歳は、サマークラスの奨学金は難しいと聞く。でも、これもまたマリを大きく成長させるだろうと、思いきって受けさせることにした。なんでも経験、経験!!
当日、この上の写真を開催地の控え室で撮った後、皮肉な母親の私は「今回はしっかりお姉様方(Kendalと Sarah)の桜(引き立て役)になって踊っておいで!」と言ってマリを送り出したのだが、まさかこれまた都合良く受験番号がKendalと Sarahに挟まれることになるとは...プププ(笑)
と、このブログを書いて保留して2週間が過ぎ...
結果発表があった。
なんと、マリ...サマースクールの奨学金を獲得したそうだ。(@@)びっくり!!
というわけで、来年の夏はミシガン州のサマースクールに行く事が決定した。
Tuesday, September 23, 2014
アニエスのりんごケーキ
ある日ポールに「何かケーキつくれる?」と聞いたら、バックパックの中からノートを一冊だしてきた。なんとそこにはママンから教わったレシピがアピタイザーからメインディッシュまで手書きで綴ってあったのよ〜!!
いつでもどこでも作れるように、バッグに入れてあるんだってぇ。
どんなんしたらこんな素敵な子が育つのかと...しばし考えていて...
ダニエルの一言で我に返った.... 「そりゃDNAだろ」って。(^^;)
それにしてもポール(つっこみ)とマリ(ぼけ)のコンビ、絶妙〜!!!二人の会話を聞いていると笑える。おまけにポール、頼もしいお兄ちゃんというよりパパ的にマリの面倒をみてくれる。二ヶ月間ずっとこの調子。なぜだろう、昭和のお兄ちゃんと妹を感じさせられる。とてもアメリカでは聞く事が出来ないようなことをポールが言うので...。たとえば何かを面倒くさがってやらないマリに「それでも女の子かい?」とか。そういう言い方自体が男女の間ではセクハラ!などと言われる時代だしね。
ポールが帰って3週間...彼が残してくれたものひとつひとつを感謝しながら、彼のこれからの歩みが守られることを祈るばかり。
さみしい〜〜。息子を1人送り出した母になった気分です。
Friday, August 15, 2014
訓練中
まずはとびかからないように訓練!!子犬でこのサイズなのでこれは要!!!
パトロール中は呼ばれても来ないことがあるのがグレートピレネーズだそうだ。でも、とりあえず、訓練、訓練!!
このひとつ前のポスト「家畜番犬Chloe」に家畜番犬と出会うまでの所存などなを書き足してみました。もどって読んでみてくださいね。
Wednesday, August 06, 2014
家畜番犬 Chloe
この夏我が家にやってきたグレート・ピレネーズの子犬、クローイーです。よろしく!
モモが亡くなって18ヶ月。もう犬はいらないと思っていたけれど...心が動いてしまった。
最初は、あくまでも鶏の天敵を近づけさせないための手段のひとつ...ちょっと面倒なメンテナンスを要する性能の良いフェンスを購入するような感覚だった。最近頻繁に出没しては鶏を4羽まとめて取って行くきつねにかなうのは、銃や罠ではなく、この種の犬しかいないと思ったからで、特に「犬が飼いたい」と熱望したわけではない。
無機質に...無機質に...必要以上に感情移入したくなかった。
それで...
まず、仕事をしてくれるならばと、犬種や素性や年齢にはこだわらず、ドッグパウンド/シェルター(保健所のようなところも)を片っ端からあたって、家畜番犬になりそうな一匹を探してみた。
ところが、置き去りにされた犬や犬種がはっきりしない犬は家畜番犬用にならない確率が高いということと、ペットとして家の中で飼わないことが引き取りの条件にそぐわないということで、どこからも断られた。
一軒、グレートピレネーズ専門のシェルターもあたった。以前は家畜用番犬としての素質があるかどうかを試すプログラムがあったのだとか。ところが実際に犬をテストするためのファームの閉鎖で続けられなくなったという。「引き取ってもらえるのは有難いが、家畜番犬用ならばブリーダーをあたったほうがいい」というのが一般的な返事だ。そこも却下。
私の家畜番犬を迎えたいという犬を引き取るためのモチベーションが、愛護のためでないことがネックになっていた。
ことごとく断られて、憤慨したくなる気持ちも多少は沸いてきたが、それも仕事がはかどらないという苛立ちに過ぎなかった。
そこで探し当てたのが、ファームで両親が家畜用番犬をしているという子犬たちを育てているブリーダーさん。
春に出産して初夏に引き取りというパターンが多い中、ここでは真夏にまだ幼犬を育てていた。なんと、母犬が乳腺炎にかかり、今回のみ、子犬たちをボトルで育てなければならず、可愛さあまって手放すのに時間がかかってしまったとか。
その中の一匹がクローイー(クロゥイー)。でっかい子犬!!普通なら生後2ヶ月での引き取りだが、すでに4ヶ月が経過しているグレートピレネーズ...ラブラドールの成犬とサイズは同じ。(@@;)
クローウィを一目見て「出会い」を感じた。
心が動いた。
凍りついてちいさな欠片がふっと溶け落ちた感覚。
そんなもんだ。
あきらかに生き物は、陳列棚に並んだ物とは違う。
ましてや、これから一緒に仕事をしてゆく相棒だ。
家畜番犬はペットとは違う...年輩のファームの仲間にそう言われたが、確かに...
「かわいい」と感じる以上のものがそこに存在することに気づかされた。
さて、ケンネルをフェンスの中につくるのも、敷地内のグラウンドにワイヤーを埋め込む形のエレクトリックフェンスの設置も、全部ポールがやってくれた。ありがたい〜。
Paulがやってきた!
2009年のフランスの旅で泊まったB&Bのオーナーの次男くんポールがこの夏我が家に滞在することになった。
あの旅から5年...ポールは今や二十歳の大学生。フランスの大学ではエンジニアリングを専攻しており、去年一年はアイルランドの大学に留学していた。
ポールが来てから1ヶ月が過ぎ、我が家では、正直もう彼なくてはやってられないくらいファームを任せきってしまっている。頼まれた事には忠実、かつファームで育った経験から頼まれなくても改善につながることは率先してやる。これポールの流儀!
大きな息子が1人増えるというのは、こんなにもいいものか。子ども達にとっても私たちにとっても、プラス!もっとも、素直で働き者のポールを見ていて自分たちのこれまでの子育てを反省することが多々有る。
写真は朝食をつくってくれているところ。朝早くフレンチプレスでコーヒーをいれ、私と一緒に飲みながら朝食の準備を手伝うのが彼の日課になっている。
Monday, May 26, 2014
募金箱重たし
以前ブログに書いた事があったマリのバレエ支援金の募金箱...「だいたい人に頼ってバレエを続けようなんて、甘い、甘い!!そんな心構えでは...」と言っていたら、サンディエゴに住む友人からマリにと、それはそれは暖かいメッセージとともに現金が送られてきた。
あぁぁぁ...申し訳ないようなありがたいような...涙が出た。
彼女の夢を応援してくれている人がいる。それだけで嬉しいのに...。
そして、今回叔父にあたるアンクル・ヴィック(ダニエルの2番目のお姉さんリンダの夫)がマリに持って来たものは...
この超重た〜い缶!
なんと中にはぎっしりクォーターが詰まっていた。仕事中、自販機を使ったときのおつりを貯め込んだとか。それをマリの将来の夢のために使って欲しいとプレゼントしてくれたのだ。
「こんなに小さいときから夢を持ってがんばってる姿を見たら、応援せずにいられなくなった」と。
ありがとう〜!
クォーターを全部だして、自分の缶に入れ替えたマリは、その缶をアンクル・ヴィックに返していた。それもとってもかわいいスマイルで♡
「あぁ、またこれに貯めて持って来てくれってことか...わかった、わかった」と次回までにまた貯めることを約束させられたようだ。(汗)
なんとまぁちゃっかりした娘!!(@@)
マリ=金食い虫 である。
アンクル・ヴィックいわく、前回マリに会ったときに、マリがおばあちゃんの前で「今度リサイタル観に来てね」と言ってカーツィをしたそうで、それを見て今回の旅行を思い立ったとか。しかも...クリスマスには「くるみ割り人形」鑑賞も計画しているというのでびっくり!
完全にバレエの魔法にかかってしまいましたね。被害者は私たちだけで十分だと思っていたのに...
あしからず
いとこたち
これ、ジュリー(ダニエルの妹)の長男ルーカス(7)。かなりひょうきんな性格で一緒にいると楽しい〜♡
後ろ二人は、左がレキシー(ダニエルの2番目のお姉さんの孫であり、ジュリーの養女でもある)と右がミケイラ(同じくダニエルの2番目のお姉さんの孫であり、レキシーの実の妹)。
サンデースクールグループのBBQ
去年の春、個人的にサポートしていた神学生のファミリーが卒業し帰国したのと同時に携わっていた特別養護施設でのミニストリーを他のグループに委ね、8年通っていた教会を去ることにした。
そういう時が来たのだ...と確信できることがいくつかあったからだ。
でも...必要に迫られてという理由は特になかったので、なかなか決心がつかなかったのも事実。
ダニエルは、切り替えが早かった。サムも。
マリと私は、ためらった。親しみ馴染んできた友人達の輪から離れることが何よりつらかったから。
どんなところに神様は導いてくださるのか...と祈り、迷いながら、いくつかの教会を訪ね、フェローシップにも参加してきた。
そこで、しめされたのがWake Forest Baptist 教会。
http://www.wakeforestbaptistchurch.org/
そこに集う人たちはネイティブの高齢者が多く、175年の歴史があるバプティスト教会...といえば、建物が重厚で、その扉は部外者には重く閉じられており、伝統でがんじがらめにされた教会を想像されるかもしれない。確かにそういうところもある。
教会の雰囲気も音楽も人々の服装もかなりクラッシックで、正直、最初の頃は、礼拝の風景はまるで映画でも観ているような感じがしていた。
とりあえず若い家族のグループ(私たちの世代らしい)との交流をと考える前に、Intergenerational Classというサンデースクールに誘われたので参加してみることにした。年齢の壁を越えて色々な世代で集まろうと発足したこのグループ。今のところ1歳児のいる夫婦と私たち以外は全員50歳以上。
これからどんな方向に神様の導きがあるのか...楽しみ♡
さて、このグループの5月の集まりに、早速我が家でBBQをすることになった。この写真がその様子。
サムとマリと同年代の子ども達がいないのが寂しいけれど、皆に孫のごとく可愛がってもらった。普段、おじいちゃんおばあちゃん世代と接する機会がないので、それはとてもありがたいこと。
そんなサムの感想が興味深かった。
サムはお年寄りが元気なのにびっくりしたというのだ。彼の知るお年寄りといえば、これまでミニストリーで通っていた特別養護ホームにいる肢体不自由、もしくは痴呆症のある人たちだ。自分のグランドマザー(ダニエルの母)も介護を必要としており、そのことでここ数年祈ることが多かったので、お年寄りが教会のあちこちでサンデースクールを教えていたり、その他の奉仕に積極的に携わっていたりしていることに驚いた。
もっとも、私の母(テニスを教えている)に関しては「おばあちゃん元気ですごいよね!」と、異例だと思っているところがある。(笑)
Wednesday, May 21, 2014
義母とマリ
ケンタッキー州とヴァージニア州から計9人の親せきがマリのリサイタルを観にやってきた。こんなことはとても稀なこと。
そんな企画にマリは適役だった。うちのサムを含め他の孫達がおばあちゃんには見向きもせずに走り回っている中、マリはおばあちゃんと穏やかに会話をしている。マリのあまり活発でない気性がここでは大いに生かされていると感じた。
写真は、お気に入りの雄鶏をおばあちゃんに見せているところ。この日のマリは衣装を着たときに日焼けのラインがついていてはいけないと、しっかり日焼け止めを塗り、サングラスをし、なるべく日陰にいるようにしていた。そして日向に行くときには必ず日傘をさした。
Monday, May 12, 2014
リサイタル2014真夏の夜の夢...ドレスリハーサル
マリのクラスは「野の花」...今年も一段と大きく成長してくれました。
「ミス・アン(先生)は時々ヒステリックになってみんなを怒鳴るんだよ...でも、好き!」なのだそう。
控え室の入り口でダンサーのチェックイン係をしていたときに、アン先生に声をかけられた。週明け声が若干かすれているマリの体調を心配していたけれど、本番前にすっかり回復していたので安心したとのこと。よく観察してくれてるな...ありがたい。
以前マリが熱っぽいからだを引きずってクラスに来たとき先生に「体調がよくないのに、やっぱり来たわね。彼女はクラスの最中に気分が悪くなっても絶対に私には言わずにそのまま床に倒れるタイプ」と言われたのを思い出した。
そしてこんなことも。リハーサル前、ステージ上での高校生クラスと合同のウォームアップで、中学生クラスの生徒はついてゆけなくなった時点で止めなさいという指示が出された。コンビネーションがどんどん複雑になり、スピードが増し、ひとりふたりと同じクラスの子達が去ってゆく中、マリだけは最後まで大きい子達に混じって踊っていたと聞かされた。
あのチビが...。ヨロヨロと(汗)...大きい子達の邪魔になっていたにちがいない。「そんなときはステージの袖につまみ出してやってくださいな」と思わず言いそうになって引っ込めた。「お母さん、あなたの娘の根性は大したもの!」と先生からお褒めの言葉をいただいたからだ。恐縮。
普段のマリを知っている人なら驚く。おとなしくて全く目立たない子だ。何にしても人に3歩も4歩も譲り、元気のある子達に圧倒されて自分は最後列でモジモジしている。それが...「あたし、ちゃんとできてたよ...終わってから大きいおねえちゃんたちがGood Job!って言ってくれたよ」と自信たっぷりに言うのだ。
この身の程知らずとも思えるような思い込みと、バレエに対する貪欲さが、これから彼女をどんな冒険に導いてくれるのか...。これも神様が創造されたこの世界の美しさを表現する賜物(カリスマ)だろうといってくれた人がいたが、私もそう思い込んで、彼女をできる限りサポートしたいと思う。
Wednesday, April 23, 2014
ロズリーとSouth Carolina
電話の向こうからの第一声は「きこー、実は今病院にいるんだけど...」
翌日に予定していたサウスキャロライナ旅行の出発時間について留守電にメッセージが入っていた友達ロズリーに電話を入れたら、何やら尋常ではない様子。
「昨夜、クリスティンが痙攣を起こして、これまでの最長で2時間10分も続いて...救急車が遅れて来るし、もうこれでダメかと思ったんだけど、なんとか持ち直してるのよ」
彼女の3番目の娘クリスティンは生まれつき重度の障害を抱える12歳の女の子。肢体不自由、目も耳もおそらくほとんど機能していない様子。周りは時折り発する唸るような声と表情の微妙な変化で機嫌をうかがうことしかできない。
「そっか、じゃぁ明日の旅行はとりあえずキャンセルしよう」と私。
ところが、「だいじょうぶ!クリスティンは今までに何度も痙攣を起こしても一度回復に向かうとすっかり元気になるから、明日は行くわ!サウスキャロライナの娘(大学に通っている)にも会いたいし...」と言う。
そもそも今回の旅行は彼女のサウスキャロライナの大学に通う長女(マリと同じスタジオ出身)のダンスのプロダクションを一緒に観に行くため。
徹夜でクリスティンに付き添い、その間、ご主人と一度交代して帰宅し、荷物をパックし、明け方また病院に戻ったロズリー。疲労困憊状態のロズリーと病院で落ち合う事になった。
こんな状態で急遽全ての旅行の段取りが明け方にととのったので、その全容をダニエルに告げることなく早朝マリと家を出ることになった。
当初ロズリー宅に置いて行く予定にしていた私の花粉まみれの車を慌てて洗車し、ガソリンを入れ、スタバで朝食を購入し、ようやく彼女が待つ病院に着いてから、ダニエルに電話を入れた。
私 「あ、今ね、ニューバーンアベニューの病院にいるんだけど...」
ダニエル 「何があった? 君はだいじょうぶなの?」
私 「なんで?私のこと?あ、クリスティンの病院...」
ダニエル 「あー、もうびっくりした!事故ったのかと思った!!」(汗)
ちゃんと説明してなかった...ダニエル、ごめん驚かせて。
とにもかくにも、クリスティンはすっかり落ち着いている様子で、薬のせいで深い眠りについていて、よかった、よかった!
けれど、旅の途中で何かあれば急遽引き返すということで、出発ー!!
翌日に予定していたサウスキャロライナ旅行の出発時間について留守電にメッセージが入っていた友達ロズリーに電話を入れたら、何やら尋常ではない様子。
「昨夜、クリスティンが痙攣を起こして、これまでの最長で2時間10分も続いて...救急車が遅れて来るし、もうこれでダメかと思ったんだけど、なんとか持ち直してるのよ」
彼女の3番目の娘クリスティンは生まれつき重度の障害を抱える12歳の女の子。肢体不自由、目も耳もおそらくほとんど機能していない様子。周りは時折り発する唸るような声と表情の微妙な変化で機嫌をうかがうことしかできない。
「そっか、じゃぁ明日の旅行はとりあえずキャンセルしよう」と私。
ところが、「だいじょうぶ!クリスティンは今までに何度も痙攣を起こしても一度回復に向かうとすっかり元気になるから、明日は行くわ!サウスキャロライナの娘(大学に通っている)にも会いたいし...」と言う。
そもそも今回の旅行は彼女のサウスキャロライナの大学に通う長女(マリと同じスタジオ出身)のダンスのプロダクションを一緒に観に行くため。
徹夜でクリスティンに付き添い、その間、ご主人と一度交代して帰宅し、荷物をパックし、明け方また病院に戻ったロズリー。疲労困憊状態のロズリーと病院で落ち合う事になった。
こんな状態で急遽全ての旅行の段取りが明け方にととのったので、その全容をダニエルに告げることなく早朝マリと家を出ることになった。
当初ロズリー宅に置いて行く予定にしていた私の花粉まみれの車を慌てて洗車し、ガソリンを入れ、スタバで朝食を購入し、ようやく彼女が待つ病院に着いてから、ダニエルに電話を入れた。
私 「あ、今ね、ニューバーンアベニューの病院にいるんだけど...」
ダニエル 「何があった? 君はだいじょうぶなの?」
私 「なんで?私のこと?あ、クリスティンの病院...」
ダニエル 「あー、もうびっくりした!事故ったのかと思った!!」(汗)
ちゃんと説明してなかった...ダニエル、ごめん驚かせて。
とにもかくにも、クリスティンはすっかり落ち着いている様子で、薬のせいで深い眠りについていて、よかった、よかった!
けれど、旅の途中で何かあれば急遽引き返すということで、出発ー!!
偶然にも似たようなワンピースのマリとリディア
(滞在先のホテルで)
(滞在先のホテルで)
Wednesday, April 09, 2014
グレイスとプライベートレッスン
グレイスのお誕生日の記念にと、グレイスのママがマリをグレイスのプライベートレッスンに招待してくれました。こういうレッスンひとつにどれだけお金と時間(なんとグレイスは2時間半かけてプライベートに通っている)と労力(特にママの)がかかっているかわかるだけに、招待されてありがたいやら、申し訳ないやら...。
左がその先生、真ん中がマリ、右がグレイスグレイスのプライベートということで、しかも先生がちょっと有名人なので、ぼ〜んやりとした写真しかのせることができません。
これは「青い鳥」のバリエーションのレッスンを受けているところ。
マリの普段のプライベートレッスンは、とにかくバーでの基礎を中心としたもの。なのでこんなふうにバリエーションを教えてもらうのは、今のマリにとっては夢のようなこと。
グレイスのママはマリをとても気に入ってくれていて、これから先もちょくちょく一緒にレッスンを受けることができたらと言ってくれている。お互いに刺激になってよいのでは...と。
でも、マリに聞いてみると...「集中できないからダメ、それにグレイスとはずっとよいお友達でいたいから、プライベートレッスンは別々の先生にかかって、将来も違う場所で踊ったほうがいい」と。
そうなの〜?!ちょっとびっくり。
同じ場所で踊るということは、どんなによい友達であってもライバルになるということだから。
そんなことを考えるようになってたんだ。
Sunday, March 30, 2014
Saturday, March 29, 2014
眠れない友へ
どんなにカフェインを摂取しても、床に着くと難なく眠りについてしまう私には「昼間なるべく太陽の光りにあたって、体内時計をリセットさせておくといいよ...」くらいの時差ぼけ対策くらいしか思いつかない。
朝方、起き抜けに「眠れない...」とメッセージをもらってあわてて祈ることがある。
眠れないってつらい...その倦怠感を想像しただけで憂鬱になる。色々考えていると心配で眠れないというのもわかる。
咄嗟に浮かぶのは聖書の「だから、あすの心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。」(マタイの福音書6:34)あす(先)のことを心配しなくていいというこの箇所。
でもそうは言っても、どうしたらあすのことを心配せずにいられるのか...しなくていいといわれてもしてしまう。
そこでこの箇所。詩編143:8。心配の代わりにできることをさがしてみた。神様からのインストラクションを待つこと(楽しみにすること)。そして朝一番に神様に信頼することで行くべき道を示していただくというのはどうかな。
以前、植物学者ジョージ・ワシントン・カーヴァーに学んだ。今日一日なにをすべきかを知るために彼は毎朝森に入り祈りを捧げ、その日の実験の手順を神様に相談していたという。それが彼の成功の秘訣だったとか。
これはクリスチャンならではの特権で、ノンクリスチャンには通用しないだろうとあきらめないで欲しい。
聖書なんてほとんど読んだこともないし、教会など行ったこともないし、行きたくないし、キリスト教なんか関係ないし...と思っている人でも、人類が唯一の神によって創造されていたとしたら、もしそれが真実だとしたら、まず、創造主に「今日わたしは何をすべきか」と問うたとしても罰当たりではないだろう。むしろ、それが創造主を知るため...もしくは創造主との壊れた関係を修復する第一歩となりはしないか。「わたしは何をすべきか」と問う前に「あなたは誰なのか?」と神に問うてもよいと思う。
朝、コーヒーを飲む時間に。またはメールチェックをする前の数分。そういう時間を持つことで小さな何かがかわってきて、それがやがて大きな何かをかえることにつながればと...。
サムのミートローフ
ホントに気が向いたときだけだけど、サムが一品作ってくれることがある。今回はミートローフ。これがサムのレパートリーNo.2にならないかと頼んでみた一品だ。
ちなみにレパートリーNo.1はオムレツ。きちっとレシピ通りに作るので、彼が作るオムレツは私のより出来具合にむらが無くふわふわで美味しい。
今回のミートローフもなかなかの出来!美味しいねぇ〜とみんなが喜んだので、サムもまんざらではないはず。
小さい頃から、気難しくて、好き嫌いがはっきりしているサムだけれど、このごろは自分がやりたいことしかやらない。興味のないことは自分の世界から完全排除したがる。わがままで他人に対して思いやりのかけらも見あたらない。
人間のコアな部分まる出しではないか!(もっとよい物を持ち備えている方がいましたら、ごめんなさい。あくまでもこれは私のコアなので...この親にしてこの子ありです。)
そういえば、私たちの頃には三無主義とやらがとなえられ...「今ごろの若者は周囲に対して無気力、無関心、無責任!」と言われていたけれど、今サムはまさにそれに近い状態なのかも。(^^;)
なので、私に頼まれたから仕方な〜〜くとしても、今回ミートローフを作ってくれたことは格別でした!
Thursday, March 13, 2014
熱はでたけど...
といっても、バレエだけは絶対に休めないと言って、熱の出ばなに解熱剤を飲み、土曜の午前のクラスに何食わぬ顔で出席。でも、帰りは車の中に乗り込んだかと思ったらぐ〜ったり。午後の予定をすべてキャンセルして帰宅。
帰宅してからは、ずっと電気カーペットの上でゴロゴロ。やっと食べれたのは冷水でトロトロにした苺アイスクリームのみ。↓
夜は一晩中熱が上がったり下がったり。マリの足を触って熱の状態を確かめては、冷やしたり温めたりで、私も寝不足。ようやく熱がすーっと引いてくれたのは、翌朝8時。
朝だけど、せっかく寝付いたのに起こして教会に行かせるのもしのびなく...そのままマリは11時まで爆睡。寝てるマリの横に座っているのは、手動発電式の懐中電灯。停電になったときのため。(^^)
昼前、ぼそっと起きてきたので、何が食べたいかと聞くと「マンゴーラッシー!」と言う。インド料理にあるあのマンゴーのヨーグルトドリンクのことだ。
ふむふむ、とりあえず食べたいものが思いつくのはよいことだし、風邪にインド料理はよさそうなので、昼食はインド料理のバイキングに決定!
実はこの日、Carolina Balletの Vivaldi's Four Seasonsという演目のバレエがあって、チケットをとってあった。体調が思わしくないのに劇場に連れて行く気にもなれず、半ばあきらめていたところだったけれど、「マンゴーラッシーを飲んだら、バレエに行く!」と言うマリにほだされて、とりあえず行くつもりで家を出た。
で、結局チキンカレーとマンゴーラッシーで元気になったマリとバレエを観に行き...なんと夕食は劇場で偶然に遭ったマリのバレエ友達グレイスのファミリーと今回ソロを踊ったCarolina Balletダンサーのセシリアとダウンタウンのパブで落ち合うことに...。
そう、パブNatty Greenへ! ここ子連れで行くようなところではござんせんが...グレイスのファミリーの行きつけということで、また(2度目)やって来ました。ママのシェルビーとは、子どものバレエ以外には、性格も趣味もほとんど接点が見つからなくて、正直なところ、彼女は私といても退屈なんじゃないかなぁと時々思ったりもしていた...少なくとも最初の頃は。でも、何か強く神様の引き合わせを感じるところがあって、巡り会わなければならなかった理由がそこにある気がして、時間を作っては一緒に過ごしている。お互いの家を行き来するにも車で2時間半なので頻繁に会えないのがちょっと残念だけど...。
友達って、縁があればつながるし、なければ離れてしまうだろしと、これまで疎遠にならないように努力をしたことなどほとんどなかったけれど、この年になって後悔している。もっとひとりひとりを大切にしなければ。
「私たちはきっといい友達になれる。私たちが友達でいることはお互いのためになるわ」と言うシェルビー。いつでも直球を投げ込んで来る。ありがたい。私に姉妹がいたとしたらこんな感じなのかな。
去年の暮れのファミリーリユニオン
さて、去年の暮れにもここでグレイスのファミリーの集まりに参加させてもらったマリは、今回は慣れた様子でウェイターにお気に入りのサラダとシャーリー・テンプル(ノンアルコールのカクテル)を自分でオーダーし、大人の邪魔にならないようにグレイスと二人でプールテーブルやダーツで遊んでいた。まったく見事な順応ぶりだこと!!
マリはこの夜から熱も出さず、すっかり回復してくれました。
Sunday, February 16, 2014
サムのこの頃
写真を嫌がるサム。でも、これはOKだって。自分の自信作?を載せられるのはやっぱりちょっと嬉しいんだね。(^^)
で、これはなにをやっているかっていうと...ラズベリーパイという名の小さなコンピューター(手前の黒い物体)にスクリーンとキーボードにつなげて、豆球が点灯して色がかわるようにプログラミングをしているところだそう。よ〜わからん説明でごめんなさい。彼いわく...何の役に立ちそうもないことに没頭するのが好きなのだとか。
これはCADのクラスの宿題で、井戸のポンプをデザインしているところ。ゴールドに見えるのは、金でできているからだとか。金製のポンプ?いや、お金が湧き出るポンプなら役に立ちそうなんだけどなぁ。そっか、そうだった、役に立たないものを作るのが目的だったね。井戸のポンプみたいな実用的なものをわーざわざ非実用的にする...大したもんだよ!
で、これはなにをやっているかっていうと...ラズベリーパイという名の小さなコンピューター(手前の黒い物体)にスクリーンとキーボードにつなげて、豆球が点灯して色がかわるようにプログラミングをしているところだそう。よ〜わからん説明でごめんなさい。彼いわく...何の役に立ちそうもないことに没頭するのが好きなのだとか。
これはCADのクラスの宿題で、井戸のポンプをデザインしているところ。ゴールドに見えるのは、金でできているからだとか。金製のポンプ?いや、お金が湧き出るポンプなら役に立ちそうなんだけどなぁ。そっか、そうだった、役に立たないものを作るのが目的だったね。井戸のポンプみたいな実用的なものをわーざわざ非実用的にする...大したもんだよ!
ついでにこれ、幾何のクラスの宿題。昔は定規、分度器、コンパスでちゃんと紙に描いたものだけど...。ちゃかちゃかチャカチャカ...私にはなんだかとても面倒くさそうで、数学がますます縁遠く感じるけれど、こういうのが彼には楽しいんだって。
シャンデリア
銀行に差し押さえられていた物件というのは、そもそもそこにあるべきものがなかったりします。たとえば、天井の照明、ドア、壁、床板など...
我が家の場合は、キッチンが空っぽ状態でした。アメリカではオーブン、ディッシュワッシャー、冷蔵庫(壁にはまり込む形のもの)などキッチン家電はたいてい家についてくるものなのです。
その他、なくても違和感がないけど持って行かれてたものもいくつか...袋扉になっていたドア、天井板(装飾されていたものがはめかえられていた?)天井に設置されていたはずの照明がひとつ。そしておそらく高価なものだったためか、はめかえられたものがふたつほど。*袋扉の袋は完全に閉ざされていました。
キッチンの流しの上の照明が、そのはめかえられたもののひとつで、ここは一番よく使う場所でもあるので、いつか気に入ったものをとりかえようと思っていたのです。
それでこれ!この小さなシャンデリア。お手頃な値段で入手!
もっとファームハウスの雰囲気にあう照明があっただろうにと思われるかもしれませんが、いや自分でもかなり悩んだのですが...キッチンはみんなの遊び場。しかもミントグリーンとバターのツートーンにおさえられたキッチンにすでに真っ赤なオーブンを入れてしまったし...。それにも増すような何かインパクトのある照明にしたかったので、これです。(^^)
Saturday, February 15, 2014
うどんの椀
これ、我が家の新しいヌードル用のお椀です。ホントはもっと「和」なものにしたかったのですが、そんな贅沢は言ってられません。これまで我が家にある器では小さすぎてうどんやそばは、テーブルに運んでいる途中に汁であぢぢっ!と手を火傷しそうになっていましたが、もうこれで大丈夫!(^^)
瓦そば
はじめて瓦そばを家でつくってみたら、子ども達に好評でした。ダニエルは、底のほうのそばが焼けて硬くなるのがちょっと気になった様子。「そこが美味しいのに、パパってすごくアメリカンよね」とか言われてました。(^^)そういえば、アメリカの食べ物で食感の違いを楽しむものってないですね〜。せいぜいハンバーガーに新鮮なレタスが入れば、シャリッとするくらいでしょうか。
それにしても、これ、ネギの小口切りをかけるの忘れてた〜!次回はだいこんおろし(もみじおろし)も入れてみよう!
また雪!
半端な降り方ではなかったです。ポーチもまっ白に雪が降り込んでいたので、玄関前の雪を早めにかいておきました。
降り始めから30分でもう白銀の世界。
幸い今回は気温がそれほど下がらなかったのですが、やっぱり鶏は雪が苦手。朝、小屋の扉を開けても誰一人出て来ようとはしません。
2014春のアラベスク
写真は、今年の夏のインテンシヴのアプリケーション用。まだまだ腹筋が弱いのでアラベスクをすると上体が不安定で前に倒れています。それに右手が上がり過ぎだそうです。難しいですね〜。それでもこうして写真に残しておくとこれから先の参考になりますね。
プリンシパルのプライベートレッスン第一日目
個人的には、プロのダンサーも、生徒も、ステージの上で観るよりこうしてスタジオでの練習風景を眺めているほうがずっと好きです。
写真は窓越しに鏡に映っているのをパチリ!地元バレエカンパニーのプリンシパルによりプライベートで指導を受けているところで、足首について入念にチェックを入れられています。しかしながら、男の先生だけど、何気ない動きがね〜いちいち美しくて見とれてしまいます。さすが現役ですね〜。
プライベートレッスンといっても、コンクールのためでもなく、ただ今はポワント(トゥシューズ)を履くようになる前に基礎をしっかり築くことで、将来、ある程度怪我が避けられるかもしれないと考えてのこと。ベーシックな動きをバーでひたすらコツコツ練習するだけです。でもその積み重ねがいつか実になると信じてがんばっています。
一日も早く先生とパドドゥ(二人のステップ)ができるようになりたいそうです。
Monday, February 10, 2014
コロッケ作り置き
忙しくなる週の初め...今回はいつでもささっと揚げられるようにコロッケをたくさん作り置きする事にしました。
お肉屋さんのコロッケみたいなのを作ろう!とマリとせっせと40個くらいは作ったかな。とはいってもお肉屋さんのコロッケなど食べたことがないマリには、何がどうお肉屋さんなのかさっぱりわかりません。(笑)牛ミンチとタマネギをちょっと濃いめの甘辛に味付けにして、ソースをかけなくてもそのまま美味しいコロッケがいわゆる我が家のお肉屋さんのコロッケです。
突然のお客さんもコロッケを冷凍庫に備えていれば、グリーンサラダやフルーツを添えるだけでそれなりにバランスのよいメニューになるので助かります!
Subscribe to:
Posts (Atom)