Sunday, July 26, 2009

トイレのはなし

                                                
ノルマンディでの最初の3日間は、雨。そして今日は曇り。よく雨が降るから、どこもかしこも緑なんだね。写真は、セーヌ川を渡っているところ。

次の目的地Bayeuxに行く途中、Caen(カーン)でランチ休憩をとることにしたんだけど...そこでちょっとしたハプニングが...トイレ...そう、フランスでトイレに困ったっていうアメリカ人や日本人って結構いるのでは。

大人だけならばタイミングを見計らってホテルやレストランで済ませておくことも可能だけれど、子供は、そうはいかない。

「ママ、トイレ!」と車でお目当ての日本食レストランを探している最中に、サムがもよおした。路上駐車をしなければならない街中。とりあえずレストランの前でサムと私だけ降りて、レストランに駆け込むということにしたのだが、レストランが見当たらない。角を曲がったところにあるはずのレストランが...ない。「ちょっと待ちなさい、もうすぐだから」と言ったものの、公衆トイレも見当たらない。ガ~ン!!

とりあえず角の薬局に駆け込み、トイレを貸して欲しいとお願いしたけれど...もちろんダメ。それ以上交渉する時間もなく、あわてて店を出ようとしたところで、買い物客の一人が「マクドナルド知ってる?あそこならあるわよ」と教えてくれた。「私ね、この街に住んでいるんだけど、どこにどんなお店があるかよく知らないのよ。でも確かこの先をちょっと行くとマクドナルドが...」と説明してくれている。Merci beaucoup!と言ってお店を飛び出した。

アメリカに住んでいても滅多に行かないマクドナルド...まさかフランスで行くことになるなんてね。

お店に入るや否や、サムの手を引っ張ってダーッと一気に3階まで駆け上り、トイレにたどりついた...のは、いいけれど、トイレに入るのに、コードがいるらしい。なんと、買い物をしたレシートにプリントされてある番号を打ち込まなければドアが開かないというではないか!ひぃ~っ、「サム、もうちょっとだよ」と言い聞かせ、ダニエルにフレンチフライを買ってきてもらい、ようやくレシートを手に入れた。

そして、なんとかサムをトイレに連れて行くことができた。ホッ!めでたしめでたしなのだけど...

トイレがね

フランスのトイレってね

なんだか...

がってんがいかんのです!

原始的とかっていうんじゃないんです。原始的といえば...以前、コロラドの山の中で、自分で自分のトイレを掘って用を足して土をかぶせたという経験があります。そういうのは、私、平気なんです。そういうのは、がってんがいくんです。

そのマクドナルドのトイレはね、一見ふつうの洋式のトイレなんだけど、蓋も便座もない。どこに座ればいいの?座らないとしたら、どうやって用を足すの?中腰?それとも細い枠に両足でのっかってしゃがむの?たまたま便座がなかったというわけでもなさそうだし...。

男の子の小の場合は、いいわよ。でも女の子はどうやってするの? 私の前に入っていた女子高生らしき人は用を足して平気な顔をして出てきたけれど...どうやって使うのかなんて聞けないし...で、私は使うのを断念したのであります。

そこだけじゃなくて、たとえば高速道路の休憩所のトイレ...白くて四角い便器の中に足が乗っけられるようなところが2箇所あって、前(後ろかも?)にこぶし大くらいの穴が開いているだけ。あたりは水浸しなんだけど、どうやって流れているのかわからない。レバーやボタンが見当たらない。果たして流れるのか?小も大もその穴に命中させなければ、平らになった部分に残るし...。マリを連れて入ったときは、大変だった。和式トイレを使ったことがないので、しゃがむということを知らない。(教えとかなきゃね)失敗すれば下着も靴も靴下もぬれそうだし。たとえうまくやったとしても、便器が平らすぎて跳ね返りがこわい。で、結局がってんがいかないまま、ぎっくり腰を恐れながらマリを半分抱えるような感じでさせました。もちろん、私は、そこでも用を足すことができなかったんだけどね。(^^;)

そうそう、結局、その日本食のレストランは見つからなかったんだよ。で、ベトナム/中華料理店でランチをすることに...そこで私はやっとふつうのトイレにありつけたのです。ホッ

アメリカとは、ずい分と勝手が違うフランスのおトイレ事情。でもアメリカのトイレってね、座ると足がぶらぶらしてしまう高さのものがあってね。それにドアの下の隙間が大きいので、入っている人の足が丸見えだったり...荷物やドリンクをトイレの床の上にドサッと置いている人もいて、びっくりします。(@@)

フランスのトイレの使い方、次回はちゃんと聞いてみよう。
                                 

Thursday, July 23, 2009

サムの部屋...紙ひこうき

                              
サムにレゴ没収を言い渡して3日が過ぎた。明日は解禁。

今度は何をやらかしたかって?えっと、なんだっけ...と薄情にも母は、忘れそうになっているではないか。

そうだ、そうだ、ダニエルにヴァイオリンを注意されてふてくされた態度をして、きちんと応答しなかったとか、そういうことだったような...?

とりあえずサムの部屋に散らばっていたレゴは全て片付けさせ、すっきりした部屋を見渡したら、ブラインドにささった紙ひこうきが目に付いた。

そういえば、この間、教会のチルドレンズチャーチに子供達を迎えに行ったら、サムが椅子に立って、ブリテンで折った紙ひこうきを飛ばしていた。クラスの他の男の子たちもその紙ひこうきがサムの手から離れるその瞬間を見逃すまいと釘付けになった。その後それが爽快な飛行をして着陸したのを確認すると、みんな自分のブリテンを持ってきて、サムに折り方を教えて欲しいと押しかけた。みんな目をキラキラさせて。もはやブリテンにあるワードパズルやぬり絵などどうでもよい様子。先生(男性)までもが紙ひこうきが飛ぶ様を見て「おーっ」と歓声を上げている。方や壁を隔てた女の子達のグループは、ブリテンにあるパズルを解き、それはそれは丁寧に色をぬっている。そこから出てきたマリもやはりカラフルなブリテンを持っていた。これでいいんだと思います。これで。
                         

Wednesday, July 22, 2009

マリの部屋...ヨークシャーヴィレッジ

           
マリが時々遊んでいるジェームス・ヘリオット(獣医のヘリオット先生)のヨークシャーヴィレッジという仕掛け絵本...見ているとなんだかおだやか~な気持になる。ちまちまと細かい紙のキャラクターを動かして、なにやら頭の中にあるストーリーの一場面を作るのがマリは得意。

一昨年、イギリスのジェームス・ヘリオット博物館を訪ねた際に、買ってくるつもりだったけれど、どこを探してもなくてね。博物館のギフトショップにもね。本場なら絶対にあると思っ ていたんだけど。これ ↓ は、アメリカに帰ってきて、オークションサイトで見つけたもの。かなりリーズナブルな値段で手に入れることができたので、ラッキーだったよ ♪ 




ちなみにこの絵本、ぐっと開いて表紙と裏をくっつけてリボンを結ぶと、写真のような4つの場面で遊べるよ。
                      

Monday, July 20, 2009

牛はいい~♪

     
ノルマンディー牛の顔だよ。こんなに近くで見たことある?
Have you seen a Normandy cow this close?

搾乳は朝6時からと聞いたので、今朝はダニエルと二人で早起きをして、お手伝いをさせてもらうことに。
The milking starts at 6:00 am in the morning, and Daniel and I got up on time to join the crew. 

6 時きっかりにドアを出たところで、アニエスと鉢合せ。驚かせてしまったよう。「本気?じゃぁちょっと待ってて」と、トラクターの会社のロゴが入ったつなぎ の作業 着を2着と靴にかぶせるビニールカバーを持って来てくれた。昨夜私たちが牛の世話を手伝わせて欲しいと言ったのを冗談だと思っていたらしい。

We walked out the door at the same time as Agnès. She seemed to be surprised to see us such early in the morning. Perhaps she thought we were kidding when we told her we wanted to help milk the cows. Then, she let us borrow farm work jumpsuits and plastic booties.







「ファームステイを8年やっているけど、これまで誰ひとりとして牛の世話を手伝ったゲストはいなかった。あなたたちがはじめてよ」と驚いた様子。

She told us for 8 years they have been running this farm stay they had never had any guest who wanted to milk the cows until now.







搾乳の設備やプロセスは、アメリカのそれと同じ。
The milking process is pretty much the same as in America.  

洗浄液で、乳頭をひとつひとつを浸す。ペーパータオルでひとつひとつ丁寧に拭き取る。お乳がはってきたところで、マシンを装着して(これもひとつひとつ)搾乳をはじめる。搾乳が終ると、また乳頭をひとつひとつ消毒し拭き取る。

Clean and sanitize the teats of each cow thoroughly with pre-dip solution. Wipe off thoroughly. Then, when the cows are ready (let down the milk) attach the machine to each teat. After milking the teats were once again sanitized to prevent mastitis.

この作業を50頭分繰り返す。途中、緊張した牛は、トイレをするので、牛をよく見ていないと頭からかぶることになる。「モーッ」と声をあげて身をよじろうとする牛に要注意ね。(^^;)

One after another this process continues until about fifty cows pass through. Watch out for the cows that moo and wiggle to avoid a sudden shower.

Lovely cows and hard working people! 心に残るステイとなった。

また会いにくるからね~。À Bientôt.


Wednesday, July 15, 2009

Ruette ファミリー

              
この日の夕食は、宿のオーナーファミリーとみんなで食卓を囲んだ。写真は、ポール(15歳)、フランソワ、アニエス。ニコラ(21歳)は、この日は大切なテストがあってヘトヘトだったので、食事の途中で「おやすみなさい」。私はもちろんカメラマン。(^^)


この日のメニューは、卵とハムのココット、ノルマンディのチーズ、サラダ、アップルタルトに、自家製シードルとカシスのカクテル。話を聞くのが精一杯ですっかり写真をとるのを忘れてしまったよ。

ディ ナーのあいだは、オバマ政権、金融不況、雇用問題、社会保険制度などについて質問されて、ダニエルも私もあわわゎ、たじたじ...。(汗)質問されるたび に二人でタイムをもらって話し合い、簡潔にまとめてそれをダニエルが訳して伝えるという作業が続いた。アメリカ発の経済危機の影響は、この農家にも及んで いる。アメリカから輸入している家畜の飼料(とうもろこし)の値は高騰し続け、ここで作られているリネン(Flax=麻糸の原料)は以前ほど利益がでなく なっている。ちなみにここのリネンは、ベルギーで良質の麻になり、その多くがアメリカに輸出されているが、近年の不況でアメリカは安い中国産を求めるよう になってしまったのだとか。「アメリカがよくなってくれなければ、こちらも下向きのまま...」とため息。これから回復に向かってくれるといいのだけれど。

そ れにしてもオーナーの家族と食卓を囲めるこういう宿はいい。フランスの家庭では、こんなふうにティーンエイジャーも親と一緒にきちんと食事をするのかと聞 いてみたら、最近は、ここのように家族が揃って食事をする家庭は少なくなってきていると言っていた。アメリカも日本も同じよね。
           

Thursday, July 09, 2009

ちょっと一息...ミルク寒天

                   
子供達が大好きな夏のおやつのひとつが、ミルク寒天。以前は、ふるふるのやわらか~いのが好きだったけれど、最近は箸でつまめるくらいの硬めがよくなってきた。子供達もこのくらいがいいんだと。

ところで、このミルク寒天に入っている牛乳は、うちの牛の乳。といっても、うちの裏庭に飼っているわけではないよ。知り合いの農家の乳牛を共同購入したんだよ。
            

Sunday, July 05, 2009

Fecamp(フェカン)

          
Fecamp(フェカン)は、静かな港町。昔はニシンなどの水揚げがあり、漁業が盛んな町だったそうだ。雰囲気がイギリスの港町Whitbyによく似ている。カラッと晴れて、海が輝いて見えるような日もよいけれど、私はどちらかというと、海がしけるこういう天気 ↓ が好き。

フェカンには、ベネディクティン教会など目を見張るような美しい観光スポットがあるけれど、「美しい建物」を退屈~に感じるであろう子供たちのために、今日は海岸沿いの小さな水産博物館に立ち寄った。




木製のジオラマが、かわいいんだよね。(^^)この博物館、こじんまりとしていて、45分もあれば十分に楽しめる。




   
左は、木靴にキャンバスをはったブーツ。

右は、海中に沈んでいたトーク(金属でできた首の飾り物)。トークって、その昔ケルト人が首につけていたそれだよね。




















↑ これは、海中で見つかった折れたパイプのコレクション。その昔、漁師達は、港が見えてくると、無時に帰港したことを祝って、パイプの柄を半分に折って海に投げたのだとか。

右は、スモークハウスのジオラマ。この建物は三階建てになっていて、向こう側の壁にはずらりと魚が干されている。こんなふうにニシンが燻製にされていたんだね。

子連れの旅のポイント(私たちの場合)...どんなに綿密に計画を立てていても、子連れの海外旅行は、思い通りに行かないことがしばしば。世界遺産のすぐ近くまで来ていても、子供の体調、食事、宿、またはトイレ事情を考慮して「また今度にしようか(って、今度がホントにあるのかどうか...^^;)」とあっさりとあきらめて、他を周ることがあります。あくまでもプライオリティーは、家族みんながお互いを大切に思い、笑顔でいられることなので、名も知られていない街の名もない公園でタンポポを摘んだなんていう午後があってもいいと思います。かえってそんな何気ない時間がいつまでも心に残っていたりするのです。
              

Saturday, July 04, 2009

先生がストライキ?

          

窓 の外は、とってものどかなこんな風景が広がっているけれど、牛=仕事。朝晩の50頭の牛の搾乳は、雨が降ろうが、雪が降ろうが、不幸があろうが、休むこと はできない。そういう話からだったと思う。子供達の教育のことが話題にのぼって...私たちがホームスクールをしていることを伝えたら、アニエスは、フラ ンスではホームスクールができなくて残念だと言った。普通ホームスクールをしているというと、大変でしょと言われる事はあっても羨ましいと言われること は、ほとんどない。なのでちょっとびっくり。

フランスのママの多くは、仕事をしていて、産休を終えたら保育施設に子供を預け、国や市町村 から補助を受けながら、ある意味精神的にゆとりのある子育てをしている...と思っていた。フランスは子育てがしやすいとか、出生率が高いという話をよく 聞くので、教育に関してもすっかり体制がととのっていて、多くはそれに満足していると、どこかで信じていた。しかし現実は、そうでもないよう。確かにフランスでは、保育制度が充実していて、新生児~2歳児ためには、公立の保育園の他に私立の保育室、家庭保育園、保育ママ、オーペアなどの選択肢があり、3歳からは幼稚園に入れる。子育てがしやすいという理由は、ここにあるのだろう。

しかし、アニエスは言う。フランスの学校教育は、"Catastrophique(悲惨)!"だと。「うちの子供達に読み書きを教えたのは、この私よ。学校 で読み書きを教えないから、私が家で家事をしながら子供達に料理本を読ませて学ばせたのよ」と。学校に行かせながらホームスクールをしているようなものだね。さらに私を唸らせたのは、公立の学校がストライキをするということ。フランスはストライキが盛んな国とは知っていたけれど、学校の先生までも が?と驚いた。ストになると当然学校は閉鎖する。両親が共働きの場合、急場をしのぐため、子供と留守番をしてくれるような人、もしくは家庭教師を雇 うなどしなければ子供たちは野放しになってしまう。しかもここで言うストは1日や2日の話ではない。数週間にも及ぶものだ。そうなると、その間の遅れを取り戻すために学校側ではどういう対処がなされているのか、いささか疑問である。フランスの学校は週4日制を導入しているというから、それをしばらく5日にして補習でもしてくれるのだろうか?

そんなこんなで、フランソワとアニエスは、子供達を私立の学校に編入させた。「私立は、私たち親が先生の給料を払っているわけだから、意見はどんどん取り入れてもらえるし、ストライキなんてこともないからね」と。なるほどなぁ...。日本やアメリカにあるような教育格差よりもさらに深刻な格差が生じているのではないだろうか。いや、教育格差をいえば、階層意識が強いとされるヨーロッパでは、あたりまえのことで、今にはじまったことではないはず。ただ私が知らなかったというだけで、自分の子供の教育に満足しているのは、少数の上流層だけなのかもしれない。

さて、水曜日の朝、アニエスが「今から息子を寮に探しに行くの...今日は学校が休みだから、家に連れ帰ってって仕事をさせるのよ...15歳の子を暇にさせとく とろくなことがないからね」と、言って出かけた。(^^)フランスの学校は、週休2日制のところは、水曜と日曜が休み。週休3日制のところは、水曜、土曜、日曜が休みである。車で15分のところにある学校だと聞いていたが、全寮制なのだろうか?そしてこの日の夕方、牛舎で忙しそうに働く息子さんを見かけた。は~っ、なるほどなぁ!アニエス、あんたはエライよ!!!








「ここでの現実は厳しいわ。昨日まで元気だった牛が今日は病気になっていたり、今朝だって子牛が柵の外に迷い出てたし...でも私はこの生活を愛しているの、都会の生活は、私にとってはあまりにもArtificial(人工的)だわ」と言っていたアニエス。


もっと彼女には聞きたいことがあったけれど、ダニエルの通訳を交えても、それほど込み入った話はできない。う~ん、私自身がフランス語をしっかり学ぶしかないな。
                      

Wednesday, July 01, 2009

エトルタ (Étretat) 

                                              
昨夜は雷がなっていたので、子供達は、私たちの部屋に転がり込んでくるかと思ったけれど、そんな様子は全くなく、二人でなにやら楽しくおしゃべりしながら眠りについたようだった。

さて、今日もあいにく(?)の雨だけど、海岸まで足を延ばしてみようと、エトルタに行ってみることにした。

エトルタは、石灰岩質の断崖がある海辺の町。風雨や波によって侵食されてできた美しいアーチが観光スポットになっている。

雨が降っていようがおかまいなしの子供達は、海辺に降りるとすぐにビーチコーミングをはじめた。海鳥がつついたカニの殻や貝を拾っては、サンドウィッチの袋に入れていく。お宝さがしだ。

ひんやりとしたブルーグレーの空の下、子供達の黄色いジャケットが忙しそうに動き回る。この色のコントラストが印象的で、今でもこの日のことを思い出そうとすると、額にふりこんでくる雨の冷たさと、この黄色が鮮明に浮かんでくる。

ランチは軽くすませようと決めていたので、車の中でパンとフルーツをみんなで分けた。マリは、ハッチバックになったトランクのドアを屋根にし、外にのり出すようにして桃を食べた。汁で車の中が汚れないようにとの配慮だ。ベタベタになった小さなマリの手をダニエルがボトルの水で洗ってやると、さっぱりした様子で、すぐに昼寝をはじめた。


5月のノルマンディは想像していたより朝晩が冷えたので、ここエトルタで、子供たちにおそろいのフード付きのニット(定番のボーダー)を購入した。

                  

Monday, June 29, 2009

ラズベリー

                   
ブルーベリーは毎年熟す手前で鳥に食べられ、イチゴはモモに食べられる。けれどラズベリーは、隠れたところになるので発見されにくい上にトゲがあるので、だ~れも近寄らない。(^^;)



Monday, June 22, 2009

旅の途中のお洗濯

                             
なるべくスーツケースの数を少なくしようと思うと、どうしても旅の途中に洗濯をしなければならなくなる。どうかするとコインランドリーを探しているうちに半日が過ぎ、洗濯が終るまでにまる一日がつぶれてしまうことがある。それでも終ったときは、洗濯物の山が片付いて清々しい気持になる。

朝食の後、Agnèsにコインランドリーの行き方を聞いたら、「コインランドリーは、決してきれいなところじゃないよ。こんなところ(田舎)で洗濯機を持っていない人たちのためにあるのだから、どんなところかわかってる?」と言われた。以前、Toulouseのコインランドリーを利用したことがあったけれど、違和感は全く感じなかった。むしろ、その存在自体が、ただただ有り難いと思うばかりだった。私たちも結婚して6年くらいは洗濯機を持っていなかったしね。

大きなボストンバッグに洗濯物を詰め込んでいざ出陣!子供達も洗濯は旅を続ける上での大切なアクティヴィティだとわかっているかのように、待ち時間に遊ぶための玩具をそれぞれバックパックに詰めていた。

昨夜食事をしたレストランの隣に、個人経営の日用品や電化製品が置いていある店があった。そこにコインランドリーがあるという。外から見ただけではどこにそれがあるのか絶対にわからない。Agnèsがオーナーにわざわざ電話をしてくれて、私たちが行くことを知らせてくれたので、お店を覗いたら、年輩の女性がすぐに裏へと案内してくれた。え~っこんなところに?なんとコインランドリーは、そのお店の裏の物置小屋に洗濯機と乾燥機が一台ずつあるというようなところだった。その女性(オーナーの奥さん)は洗濯機の使い方を説明してくれ、すでに洗濯機に入っていたどなたかの洗濯物は、終ったらすぐに出して、洗濯機を使ってもよいと言う。その洗濯物の持ち主がもどってくるのはいつになるかわからないからと。
                

旅先で洗濯をしている時間はいい。外は土砂降り。洗濯をしているあいだ、子供たちは、この小さな小屋でアステリックスのミニチュアを並べて遊んでいた。コインランドリーといっても、修理不可能な大型家電製品が、無造作に置かれているようなところで、小さなテーブルがひとつあるだけ。椅子はない。
ダニエルと私は楽しかったことや失敗談で盛り上がり、旅の後半の予定を立てる。

洗濯をしている途中に、オーナーのご主人が出先から帰ってきて、裏庭にいる私たちを見て、何度か振り返りながらお店の中に入っていった。こんな小さな街のこと、洗濯をしに来る人たちは顔見知だろうし、アジア人は珍しいのかもしれない。数分後にお店から出てきたおじさんは、小屋までやってきて洗濯機に故障はないか、何か困ったことがあったらすぐに知らせてくれと声をかけてくれた。

洗濯が終了したところで、午後2時。ランチタイムに閉まっていたお店が開き始めた。お昼を逃してしまったけれど、夕食に中華を考えていたので、軽く食べられるものを買いに小さな食料品店に入ってみた。外国でスーパーマーケットに行くのは楽しい。アメリカにもあるメーカーのものでも、パッケージングが違っていたり、見たことがないフレーバーがあったりする。たとえばボン・ママンはこっちにないルーバーブやすぐりのジャムがある。

さて、今夜はRouenの大聖堂の周りや旧市街を散策したいと思っていたけれど、平日のラッシュアワーにRouenの中心街に入ってしまったので、とにかく人・人・人...車・車・車...で、2時間ほど迷った挙句、引き返して宿の近くの小さな町で中華を探すことにした。Rouen,きっと見所満載なんだろうけど、あの雑踏に紛れ込む勇気がなかった。子供達は二人ともずっと寝ていたので、Rouenのことは全く記憶にない。後でサムは何で起こしてくれなかったのかと残念がっていたけど...。こんなこともあるさ。
   

Sunday, June 21, 2009

ちょっと一息...Flaxが美味しい

                            
年に二度、ジョージア州でFlax seedsを仕入れてくるHollyに頼んで一袋買ってきてもらった。以来、すっかりはまってしまって、どのパンにもフードプロセッサーで挽いたFlax seedsを入れている。今回は、ハイジの白パン(うちのは全粒も混ざっているので白くないけど)に入れてみた。風味がよいし、ふんわりもちっといい感じ。巷では、Flax(亜麻の実)は、オメガ3脂肪酸を含んでいるので、コレステロール値を下げると言われているらしいよ。だとしたらこれは続ける価値あり?! でもねぇ...パンにするとつい美味しくて、余分に食べてしまうんだよね。(苦笑)もちろんパンだけでなくても、シリアルに混ぜたり胡麻の代わりにふりかけにしても美味しいらしいので試してみてね。

こっちのスーパーではオーガニックのものが袋入りで売っているけれど、自然食品専門のマーケットだと量り売りで安く手に入れることができる。日本ではどうかな?あれほどパンの種類が豊富だから、Flax seedsが入ったパンなんて、どこにでも売っているのかな。
                       

Wednesday, June 17, 2009

La Ferme du Château

                 
予約が入っていなかったその宿はLa Ferme du Château。オーナーは François&Agnès夫妻。二人でこのファームをきりもりしているとっても忙しいカップル。21歳と15歳の息子さんたちは好青年。

これが自慢のノルマンディ牛。ここでは50頭が放牧されている。蛋白質と脂肪の値が高いこの牛のミルクは、チーズ作りに最適なのだそう。なんだかかわいいよね。
                                    

ファームハウスの屋根は張り替え中でこのとおり。このファームハウスが建てられたのは、Raleighが誕生したときと同じらしく、なんと220年くらい前なのだとか。


ファームハウスの二階にファミリーのベッドルームとゲストルームが二部屋ある。そのうちのひとつが、サムとマリの子供部屋。かわいいでしょ。隣りに私たち夫婦の部屋があって、両方にシャワーがついている。トイレはこの二部屋が共同で使えるものがひとつある。
      

これは朝食の様子。シリアルやヨーグルトはもちろん、手作りのパンやジャムの心づくしの朝食が嬉しい。そう、カップは大きいよね。

この写真を見てもらえるとわかるけれど、マリはいつも朝からこんな風に陽気。一方サムは、朝が弱い。
           

これは庭でとれたラズベリーが入ったパウンドケーキ。コーヒーや紅茶にぴったり!朝食にちょっとこんな甘いものがあると嬉しいよね。
                        
Agnèsの手作りパン

フランスパンの生地のようなこのローフ...軽くて何枚でも食べれてしまう。早速Agnèsにレシピを聞いたら...イーストやFlax(この茶色の粒々)が全部入った市販の粉を使っているとういうので、キッチンで材料を見せてもらい、レシピをメモったよ。
                              

Saturday, June 13, 2009

小さな田舎のレストランAuberge

                                                   
とりあえず腹ごしらえに、とやってきたレストランAuberge de la mére duvalは、Val-de-Saâneという小さな街にある。

この街、道路の真中に孤島のように 教会があり、一本の道路を挟んで、パン屋、肉屋、花屋、金物屋、食料品店、薬局、美容室が建ち並んでいる。ここに来れば生活するのに必要最低限のものは揃うということだ。

ところで、フランスのほとんどのレストランは、ランチは12時~2時、ディナーは19時~と決まっていて、その時間帯を逃すと食事ができない。しかも、ふつうの商店も12時になると閉まってしまうので、その間は買い物ができない。6年前、1歳半のサムを連れて南仏に行ったとき、アメリカにいる感覚で行動していて、何度か食事をし損ねてしまったことがある。またお昼どきに、レストランで食べるほどお腹が空いていなかったので、果物でも買おうとお店に入ろうとしたら、閉まっていて困ったこともある。パン屋もお惣菜が買えそうな肉屋もお土産屋もだ。

さて、19時までには時間がたっぷりあったので、セーヌ川のほとりをしばらくドライブした。そして、この↑ 教会の横に駐車したところで、19時を回り、教会の鐘がけたたましく鳴り始めた。ホントにけたたましく。(^^;)

Aubergeは、こじんまりとしたかわいいお店。


そこでまたもやエスカルゴ!マリが食べてみたいっていうので。(^^)

← 今回は、こんなたこやき器みたいなのが出てきたよ。エスカルゴってこういうのに入れて焼くんだね。




実は、マリはエスカルゴを食べるのをこわがっていた。

口の中に入れた途端に、ニョロ~ッて動き出したら困るので、早く噛んで飲み込まないといけないとか、夜寝た後に、口から出てきたらどうしようってね。

そうそう、サムはね。私の大失敗のせいで、ここで豚の内臓を食べるはめに...。

Anguilleは、フランス語で「うなぎ」っていうのをうろ覚えしていた私は、メニューにあったAndouilleのGalette(そば粉のクレープ)をうなぎのクレープだと思ってしまったんだ。うなぎ+クレープ...美味しいかもって。


この写真の右に写っているのが、そのAndouille。クレープを開けると、ほうれん草と白っぽいヒラヒラしたものが入っていた。

明らかに、うなぎではないのだけど、サムは疑うことなく食べ始め、ほうれん草が食べにくいと言っては、そのヒラヒラをほうれん草にまきつけて頬張っていた。

マリは一口味見をして「ママ、これ、なんか牛くさい...」と言っていた。うなぎでないことがバレた。(^^;)

それを聞いた私は、とても味見をする勇気がでなかったけれど、ダニエルはね、「これ、そんなに悪くないよ」と言って食べていたよ。ここで何か言って、サムが食べなくなってはいけないので、とりあえず冷静に、何事もなかったように...デザートまでこぎつけたよ。(笑)*後で聞いた話...Andouilleって豚の腸なのだそう。

今夜のデザートは、ピーチメルバ → 

これだけ毎日、どうかすると2食にデザートがついてくる食事をしていても胃腸を壊すことがないのは、食事の時間がきっちり決まっていて、間食をほとんどしないせいではないかと思う。それに1食を2時間くらいかけてゆっくり食べているので、胃腸に負担がかからないのかもしれないね。

食事の後は、今夜の宿にチェックイン。予約が入っていなかったというハプニングはあったけれど、ここの宿のファミリーとは、後々とても親しくなってね。今もメールの交換が続いている。いつ、どこで、どんな出会いがあるかわらないのも旅のおもしろいところよね。