アメリカはノースカロライナ州在住のクリスチャンファミリーです。2010年の春、田舎に引っ越してちっちゃなファームをはじめました。神様が調えてくださるホームスクール&カントリーライフについて綴っています。
Thursday, June 03, 2010
田舎の郵便屋さん
「あのぅ、越して来たばかりなんですけど、メールボックスが見当たらなくて...うちの住所を登録して、メールボックスを立てようと思いますが...」と郵便局に問い合わせたら、「さぁ、そういうことはオゥタ(この地区の配達人らしい)に直接聞いてください。ここではわからないので...オゥタが出勤する早朝に電話をください」と言われました。
引っ越して来た町の郵便局に問い合わせたのです。局のほうでは、番地もメールボックスの場所もわからない。局長にわからないことが配達人にわかる...さすが田舎の郵便局ですな。いやもしかして、その配達人のオゥタが実は局長??不動産屋にも弁護士にも問い合わせてみたけれど、わからないまま。もちろん銀行も。さすがに郵便局に問い合わせればわかることと思いきや、キーパーソンはどうやらオゥタという人らしい。「オゥタの身長にでもあわせてボックスを立ててくれっていうんかい?」いやいや「オゥタは、先祖代々ここの郵便配達人をしていて、局を仕切ってるのかも?」なんて言いながら、オゥタという人が配達にまだ出ない早朝、電話をしてみました。
そうしたら...オゥタはとっても陽気なおじさんでした。局長よりもなんでもよく知っている(?)ようで、的確にボックスのサイズや立て方、住所を何にするか(どういうわけだか住所が2つ存在していたのです)を指示してくれました。ちなみにメールボックス(上の写真)は、うちからはかなり離れた一般道路(どなたかのお宅の前)に立てることになりました。
そして数日後、「日本からパッケージが来てるから持って行くよ、今日の午後家にいる?」という電話がオゥタからかかってきました。わざわざ電話をくれるなんて。しかもわざわざドライブして家の前まで持って来てくれました。こんな田舎だから局まで取りにくるように言われるんじゃないかと思っていたのに。パッケージを抱えてきてくれたオゥタは、モモ(うちの犬)としばらく遊んで、やっと玄関にたどりつきました。その日は犬の名前までしっかり覚えて帰り、以来パッケージがあるときには、必ずモモと遊んでからやってくるようになりました。
今日は「だんなさん、今朝、局にヒヨコ取りに来てたね。どんな種類飼ってるの?」というので、今朝届いたヒヨコの話をすると...「うちは80匹いるんだよ。これからは暖かいから卵をよく産んでくれるからいいよ〜...」と鶏の話に花が咲き...つくづく田舎っていいなぁと思いました。
そういえば、数日前、ジェロームという配達人が汗だくになって、パッケージを抱えてやってきました。「これ、エクスプレスだから3時までに届けなきゃならないからね!」と、3時に間に合うように、滑り込みでうちに届けてくれたのです。日本からのエクスプレスが3時まで??これまで何度となく同じタイプのパッケージを受けとってきたけれど、エクスプレスが3時までに届けられなければならないなんてことは知りませんでした。以前住んでいたところでは、不在の紙が一度入ると、受けとりが4日後なんてこともあったりして...エクスプレスなんて書面上のことで、誰も気にしていなかったと思っていたのになぁ。バンザ〜イ田舎!!
6月1日の午後(日本時間)に東京から出されたパッケージが6月3日の午後(東部アメリカ時間)にうちに到着しました。早いでしょ?
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2 comments:
きこさん、
本当にそこはアメリカ???
郵便屋さんは、大抵陽気だけれど、そんな親切な人に会ったことはありません・・・。
エクスプレスだって、3時過ぎなんて当たり前ですよねぇ。
引っ越すと、ご近所さんの心配とかあるけれど、きこさん、今のところ良い出会いが(亀さんたちも)続いているようですね!良かった、良かった。
kaokikiさん、
中途半端な都会よりずっと田舎のほうが住みやすかったりして...と最近思い始めました。田舎はパッケージの数も少ないだろうから、仕分けの手間が省けてるのかもしれませんね。この町に入ってくる荷物も少ないだろうし、郵便局にパッケージが降ろされた時点で、オゥタが「あそこの家のだ!」ってすぐに持って来てくれてるのかも。ベルトコンベアに乗せられる前にね。(^^;)
幸い、ご近所さん(3軒ほどありますが)にはとても恵まれています。何かあったらいつでも気軽にドアを叩ける感じで安心しています。それに、それぞれが思い思いのライフスタイルを持っているようで、これまたおもしろいですよ。
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