Tuesday, April 24, 2007

色へのこだわり

              
な んでこんなに色(または色の名前)にこだわるのか...マリのことだ。色の名前を何度教えても、自分で勝手に作った色の名前を言う。たとえば、黄色=バナ ナ、茶色=チョコという具合だ。色の名前を覚えていないかと思えば、そうでもなくて、茶色のクレヨンはどれ?といえば、ちゃんと茶色を指す。

そんなマリに、マリの髪の毛の色は何色かと聞いたら...
「えっとねー、マリちゃんのあの靴が、水たまりの水で濡れていないときとおんなじ色」と言った。

あ の靴とは、マリが普段よく履いている茶色のスエードのメリージェーン(真中にストラップがある形)。何度か洗濯機で洗ったために、ちょっと白けた茶色に見 える(まさに、マリの髪の色)。そして、確かに雨の日には、その靴が、水たまりで濡れて(マリがわざと濡らすから)濃い茶色になる。気持は、わかるんだけ ど、なんでそんなまどろっこしい答え方をするんだろう。世の中に存在する色の名前を全て教えるという手もあるな。(苦笑)

し かしながら、こんなふうな色へのこだわりがあるからといって、芸術的に秀でているわけでもない。はい、カエルの子はカエルですね。(笑)そのことをダニエ ルに言ったら、「君とそっくり!」と言われた。あ、もちろん芸術的才能のないところは、仕方ないとしても、そのこだわりが、私の遺伝だと言いきる。確か に、言われてみると思い当たる節がある。

たとえば、私の中では、ドレミの音階のひとつずつの音にマッチする色のイメージがある。一週間の曜日にも、 それぞれ定まった色のイメージがある。その頭の中の色は、「黒」とはっきり言えるものもあれば、名前を知らないような色もあるので、ワインレッドに近いけど...というようにしか答えられないものもある。

こういうのって、誰にでもあるのだと思っ ていたけれど、ダニエルには、そんなものは無いと言う。でも、マリにはあるような気がしてならない。きっとあるだろう。そして、それが私の色のイメージと同じだったら面白い。
                   

5 comments:

fkm said...

かあわいいねえ、マリちゃん!おにんぎょさんみたい。

それに、ブログみてて思うけど、
「マリちゃんの世界」に生きているよね(笑)。
サムくは、またちょっと違った感じで、やっぱり「サムくんの世界」に生きているんじゃない?

それとも、男の子と女の子って、違うのかな?


でも、おもしろいよね、子供のそれぞれの「世界」って。

理解できなくて、苦しむこともあるけど!?!?(笑)

Anonymous said...

遺伝ってすごいですね。
うちもよくこの子のこういうところはあなたにそっくり!とお互い言い合うことが(夫婦で)あるけれど、サムくんのレゴや自転車へのこだわりがダニエルさんにそっくりなのと同じように、マリちゃんのこだわりもきっとキコさんにそっくりなんでしょうね。

そう思うと、遺伝ってすごい!!って思うし、そういう風に人間を造られた神様も粋なことをなさるなあなんて思いますね。

でも、キコさんの色のイメージもっと聞きたい。例えば、ドレミの色とか曜日の色とか・・・。

fkm said...

あ、わたしも聞きたい(笑)。

きこ said...

fkmさん、

うちは、マリとサムの世界は、全く違う次元にあるような感じだよ。これって男女の違いのせいかなぁ。

私にとっては、どっちの世界も異質に感じるんだけど、マリのは、サムよりもずっと劇的っていうか、感情がバンバン入っている感じで、そのあまりにもセンシティブなところが、私には、ちょっぴりやっかいに感じることがあるの。サムのは、異質っていうのを最初から受け入れているからなのか、感情がほとんど入らないから、単純でロジカルだからか、私には、受け入れやすいんだよね。でも、ダニエルは逆!マリの世界は、異質だけでど、かわいくてかわいくて...なんだって。サムの世界は、自分がかつて生きていたのと同じだから、欠点/愚かなところばかりが目に付いて、嫌だった言うよ。おもしろいね。

きこ said...

mikaさん、

遺伝ってホントすごいですね。見えない部分の遺伝が、ふと感じられるときって、ありますよね。

mikaさん、fkmさん、

ド黒
レ濃いピンク(ワインカラーっぽい)
ミ黄色
ファ薄いピンク
ソ水色
ラ茶色
シ薄いレモン色

日 薄いレモン色っぽい光りっぽい色
月 濃い紫っぽいピンク
火 薄い水色
水 黄色
木 薄い2色のピンク
金 オレンジ
ド 青

うまく説明できないけど、こんな感じです。

ダニエルの友人達は、このアイディアを商品化に役立てたいなどと言っていたけれど、こんな一個人のこだわりが、どんな役に立つのか...。はい、暇と無駄が大好きな人たちのようです。(^^;)