Friday, December 24, 2010

12月はじめの雪

今年は早々と12月初旬に雪が降りました。夜はもちろん日中も氷点下になります。


家もまるであの粉砂糖で飾られたバターケーキのようになりました。気温が低い日が続いているせいで、雪も氷もなかなかとけません。


こんな雪の中でもにわとりは元気です。ここ数週間、夜は小屋をガレージに移動させていますが、わたしたちの想像以上ににわとりは寒さに強いようです。ただ、とさかが凍傷になりやすいというので、ワセリンを塗って保護してやっています。にわとりも冬のお肌のケアはかかせないのです。(^^)この寒さの中でも毎日卵を2個産んでくれているので、感謝です。

Thursday, December 23, 2010

クリスマスのお菓子

今年はクリスマスプレゼントにこんな家の形のケーキ型でケーキを焼いて、こどもたちの習い事の先生や友達にプレゼントにしてみました。ケーキ型は、今年の誕生日にこどもたちがわたしにプレゼントしてくれたもので、レシピは、去年友達にもらったシンプルバターケーキです。


サムのバイオリンの先生が、去年プレゼントにしたまなびやクッキーをとても喜んでくださったので、今年も同じようなバターのきいたこのお菓子にしようということになりました。クリスマスっぽいスパイス(クローブ、シナモン、ナツメグ類)を加えてみようかとも思ったのですが、今回はラム酒を多めにしてみました...ふつうは50mlのところを計らずにドボッとね。(^^)


さて、このケーキ型 Nordic Wareというミネソタ州にある会社がつくっているアルミ製の型です。バント型が主流ですが、シーズンごとに細かいデザインが施された型が出ていて、ただのパウンドケーキがこんなふうに変身します。アイシングで飾ればもっと豪華になるのでしょうが、シンプルに粉砂糖をふりかけるだけでもしっとりとしたクリスマスの雰囲気が出ますよね。


ただ、デザインが細かくなればなるほど大変なのですが、焼く前には必ず型に刷毛でバターを塗り、小麦粉をはたかなければなりません。それがとっても面倒で、試しにバターだけを塗って焼いてみましたら...細かいデザインの角が壊れてしまいました。なのでこの作業は決して怠らないでください。(^^;)最近ではスプレー式のオイルなるものが出ているのですが、風味が損なわれることをおそれて使ったことがありません。どんなもんでしょう?使ったことがあるという方、おしえてください。

主に対して


Whatever you do, work at it with all your heart, 
 as working for the Lord, not for men,
何をするにも、人に対してではなく、
主に対してするように、心からしなさい。
(Colossiansコロサイ人 3:23)

先日のバイブルスタディで、クリスチャンとしての歩みの中で、日々の生活で心がけている事がありますか?というような問いがあり...

なんだろう?なんだろう?と考えているうちにふと心をよぎったのがこの聖句。

ただ数日前に気になった箇所を思い出したというだけで、正確にはいつも心がけているわけではなく、そうありたいと思っていること。

た とえば、誰かのためを思ってしたことだけど、心のうちを探ってみると、自分が愛されたいから、褒められたいから、安心したいからなど、結局自分の都合のた めに...という理由が奥底にあったことに気づかされることがある。相手にとって一番よいことをしているつもりでも、それがただの自己満足に過ぎない なんてことがあったりして...自我をなくして純粋な心で何かをするというのは、なんと難しいことかと思う。

そ んなとき、言動の対象を人でなく、主(神様)にしたとしたら、自分をかざっていたものが、はらはらと落ちていって、まるはだかの心があらわれる。そもそも 私の考える ”純粋な心” などというものが神様のそれとは比較にもならないとしても、主に対して何かをするときには、それに近くなれるような気がするのです。

今年もあとすこしで、クリスマス...神様にフォーカスを置いて歩んでゆきましょう。

Wednesday, December 15, 2010

雌鳥がたまごを産むようになるのは、5ヶ月を過ぎた頃と聞いてはいましたが...ようやくうちでも卵が収穫できるようになりました。毎日2個は産んでくれるので、1週間もするとこのようにケースがいっぱいになります。産み始めのものはサイズが小さめですが、次第に普通サイズになります。茶色の卵は2羽のDominiques(パンダとイクリプス)のものですが、パンダの卵(右上3つ)の小さいこと!もともと小柄ですが、まるでチャボの卵のようですね。左上はAmeraucanaのブラウニーの卵です。にわとりはブラウニーでも卵はブルーグリーンです。


早朝、にわとり達は、餌を与えると、待ってましたといわんばかりに卵を産んでくれることがあります。産卵の瞬間をキャッチするのはそれほど難しいことではありません。産みそうなにわとりはそわそわしているのですぐにわかるのです。(^^)産み落とされた卵は粘膜で覆われていて、最初はテカっていますがすぐに乾きます。この粘膜というのが抗菌作用があって、卵殻の細孔(卵の呼吸孔)から菌を防ぐというすばらしい役目をしてくれるのです。しかし、卵を洗浄すると、この保護膜がとれてしまうので細菌が卵に侵入しやすい状態になるのだそうです。

さて、卵は洗うべきかどうか?? 毎週ファーマーズマーケットで卵を売っているJan(にわとりの師匠)に聞いてみましたら...洗いません!とのことでした。ってことは、Janの卵を買っているわたしたちは、一年以上も洗っていない卵を食べていたことになります。な〜んだ、洗わなくてもいいんだ卵って。ということで、うちでも卵は洗わないことにしました。巣箱は常にきれいな木くずが敷いてあるので、糞で汚される心配もありませんしね。まぁ、なんて汚いと思われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、どんなもんでしょう。


アメリカでは、この夏サルモネラ汚染された卵のリコールがありました。食中毒患者が多くでており、3〜4億という数の卵が回収されたそうです。大量生産がよくないというわけではありませんし、小さな農家でオーガニックのもので育てればよいというわけでもありません。要は衛生管理なのです。殺菌対策ではなく、どんな菌が入り込んでも繁殖できない環境でにわとりを育てていればよいのです。100パーセント可能性がないとは言えませんが、安心度は高くなります。

産んでいるにわとりの顔が見える卵...生卵を食べることがタブーとされるアメリカですが、今朝は新鮮な卵が産み落とされるのを待って、その卵で卵ご飯をいただきました。

Saturday, November 27, 2010

赤いオーブン


Bertazzoniのオーブンがやってきました!赤いトラックに続いて赤いオーブンです。(本当は、キッチンの壁にマッチするようにとバター色を選んだのですが...)在庫にバター色がないということで、イタリアに注文すると3ヶ月かかると言われました。オーブン&コンロなしで半年過ごしましたが、これからまた3ヶ月なんて...正直、もう限界!あっさり、バター色をあきらめることにしました。この際、色なんかどうでもいい!でもさすがにイタリアのオーブンですね。赤以外にも、ステンレスや白や黒はもちろん、青や緑や濃い黄色などがありまして...赤(チェリーレッドというらしく実物はもっと濃い赤)がとても暖かく感じました。でも夏は暑苦しいかなぁ?それにしてもキッチンのイメージとのミスマッチがおもしろいではないですか。

さて、このBertazzoniのオーブン、優れものです!これまでの30インチから6インチ大きい36インチになったからなのか、Bertazzoniだからなのか、オーブンは、焼きむらをつくりませんし、調理時間も随分と短縮できます。コンベクション機能はまだ使ったことがありませんが、これでさらに調理時間が短縮できるようです。温度調節はノブになっていて、デジタルではありませんし、調理中はずっとライトがついていて中がよく見える(こげ具合がよくわかる)ところが直感的な調理に向いている気がします。コンロは火力が強く、バーナーが6個あるので、大助かりです。大きな寸胴鍋(うちのはそれほど寸胴ではありませんが)でチキンのストックをコトコト煮ながら、それぞれに大きな鍋でパスタとソースを同時に作ることが可能なのです。ただ...電気代とガス代(うちはプロパン)はどんなもんでしょう?オーブンは電気ですが、コンロはガスのデュアルフュエルです。このペースで料理をしていたら、どう考えても省エネ効果は期待できそうにありません。

ところで電子レンジがなくなって6ヶ月になりますが、なくて困ったことがありません。以前は、電子レンジでチョコを溶かしたり、野菜に火を通したりしていましたが、それもコンロがあれば十分です。電子レンジといえば、遺伝子の損傷説や栄養素の破壊説が以前から気になっていたので、これでよかったのかもしれません。

田舎暮らしのルール...その4 

近所はお互いに助け合い、Sweetな関係を保ちましょう。



セールスの電話がよく入るこのごろ、電話は番号と共に表示される名前を確認してから出るようにしています。元オーナーの行方の問い合わせの電話は、やっとなくなりましたが。

つい先週、見覚えのある...でも知り合いではない(?)名前が表示されて、取るのを躊躇してしまいました。その数分後、ふと思い出したのです。あの表示、お隣のマクレガーさん(マリがつけたあだ名)だと。マクレガーさんちの電話番号を手元に置いていないのに気づき慌てました。もしかしたらお隣さんに何かあって、私の助けを必要としていたなんてことだったらどうしようと気にしながら、外に出て林の向こうのお隣さんの方角を眺めていました。

すると、トランクを開けたままで走って来る一台の車が見えてきました。やっぱり何かあったのだと思い、ドライブウェイまで行きますと...マクレガーさん、トランクには大きな荷物を抱えておりました。「腰の手術をして、重い荷物を抱えることができないから、手伝ってもらおうと思って」と言います。どうやらうちに届くはずの荷物が彼の家に間違って届けられてしまったようなのです。あぁ申し訳ない!しかも、そういうことがとても頻繁にあるらしくて、これまでもそのたびにマクレガーさんが持って来てくれていたようなのです。「あそこの二股(林の中のマクレガーさんちとうちの分かれ道)は、誰もがうちの方向に来たくなるから仕方ないんだよ」と言います。確かにマクレガーさんちのある左側は、明るく道幅がやや広くなっているのに比べてうちにつづく右側は、なんとなく暗い森に入っていくような感じがするのです。私自身もはじめて来たときは、迷わず左側を選びマクレガーさんちに行ってしまいましたから。

それにしても、この日届いた荷物がよりによって50ポンドのにわとりの餌だったとは...恐縮でした。

帰り際に、紅葉がきれいになったねぇといいながら、森を見渡すマクレガーさん。「変な人を見かけたら、すぐ知らせなさい、いつでも撃ちにくるから...いや、守ってあげるという意味だからね」といって、銃を構える真似をしておりました。(^^;)ハハハ...マクレガーさんの趣味は狩り。銃の扱いにはとても慣れていらっしゃるようで。とってもありがたいお言葉ですが...なんと返したらよいか...。You are so sweet!(なんてやさしいの!)と私の中ではそういう響きのあるこの表現しか思いつきませんでした。どんなことであれ、ご近所さんのご好意はありがたく受けとりたいですもんね。


Tuesday, November 23, 2010

まなびや通信 Fall 2010

 このごろの子ども達...相変わらずにわとりの世話が日課です。鷹にひよこをとられ、お隣の犬にルースター2羽(中央の白黒と右上の茶)が襲われ、そんなこんなでにわとりは現在7羽になりました。ファームライフは、一難去ったらまた一難。(^^)


 ビーバーダムは、何度壊しても翌日はきちんとメンテナンスがほどこされています。子ども達はダムのおかげで流れがゆるやかになった小川で、小魚やザリガニやヤゴをとって遊んでいます。秋でも結構いるのですね。

 
裏の小屋の横の大きなメープルの木にロープと木の板で、ブランコを作りました。





にわとり小屋第2号ができました。第1号よりも軽量にし補強をよくして、大きめのタイヤをつけてみました。


 裏のポーチのドアの隙間からしばしば忍び込むCarolina Wren(茶腹ミソサザイ?)。今日は子ども達に捕まってしまいました。一度でいいから触ってみたいというので、手に取って観察した後、外に放してやりました。



引っ越してから半年が過ぎ、ようやくクラスルームが完成しつつあります。これまで大きなテーブルで二人一緒に学習していましたが、サムが気が散るというので、この冬からはそれぞれにデスクを与えることにしました。

Sunday, November 21, 2010

ロッキングチェアー


近所の小さな街の家具屋さんの店先に並べてあったロッキングチェアー...半年間、そこの交差点で信号待ちをするたびに気になっていました。フロントポーチに置くのに色も形も最適。家が売れたら、クロージングの日に買いに行こうと決めました。

クロージングの日の弁護士事務所の帰り道、早速このロッキングチェアーを求めて、その交差点にある家具屋に入ってみました。見るからにファミリーがやっているような小さな田舎の家具屋です。早速この椅子二つを買いにきたことをオーナーらしき人に伝えたら...なんと、すでに買い手がついているというではないですか。確かに椅子にはSOLDという札がついています。が〜〜〜ん!半年も目をつけていたのに...。「残念だけど、うちは安く仕入れるために、注文はとらないことにしているから、またいつか似たようなのが入ったら知らせるよ」と言われ、がっかりして店を出ようとしたとき。オーナーの息子さんらしき人が「あ、もしかして、あのロッキングチェアーのことだったら、買い手がついていたんだけど、今しがたキャンセルの電話があったから、札を除けようと思っていたんだよ」とひきとめてくれました。しかも、あの椅子はお隣のテネシー州でつくられた本物(本物の木でつくられたという意味)で、他の椅子よりちょっと高めなので、まけてくれると言うのです。またまた私たちの新しい家と同じようないきさつ(すでに誰かに買われてしまった後だったけれど、なぜだか最終的に手に入れることができた)で、椅子も手に入れることができました。私たちが買いに来るまで売れないように、神様はSOLDの札をつけてくださってたのかなぁ。(^^)と勝手な解釈をしております。

ところで、このロッキングチェアーをダニエルは「にわとりの揺れる止まり木」と呼んでいます。にわとりがね、くつろぐのですよ...この椅子に座って。まだ落とし物はされたことはありませんが。(^^;)

クロージングの日


待ちに待った前の家(売りに出していた家)のクロージングの日がやってきました。低迷が続く不動産マーケットは、今まさに買い手市場(バイヤーズマーケット)です。家の価格が下落しているので、今がお買い得らしいのですが、売る側の立場になりますと、損を承知で売りに出してもなかなか売れません。結局うちも半年以上かかってやっと売れた次第です。

クロージングの日(物件引き渡しの日)は、家族で指定された弁護士事務所に出向きました。事務所では、家の権利書と鍵を新しいオーナーに渡し、銀行に入金されたことを確認します。入金といっても、ほぼ全額が即座に新しい家の支払いに回されるわけですから、そのお金は見ることも手にすることもありませんが。「パパ、ポケットに入 らないくらいお金もらったらどうするの?」という当初のマリの心配も無用でした。家を売ってくれてありがとう...いやいや、買ってくれてありがとう、気に入ってもらえてよかった...と、新しいオーナーと和やかに言葉を交わした後、事務所を出ました。

事務所を出たところで、今回家を売るのにお世話になった不動屋さんSethから思わぬプレゼントをいただきました。それがこの写真↑。うちの新しい家の水彩画です。じ〜〜んとくるものがありました。(^^)

今回の引っ越し...わたしたちが自分たちなりに模索して理想としたシナリオを神様は、一転二転させ、その全行程を(最初からそうあるべきだったように)ととのえてくださいました。「...すべてのことを働かせて益としてくださる...」(ローマ8:28)神様におまかせするのが一番です。

Friday, October 22, 2010

ビーバーダム


雨が降ると裏の小川の水嵩が増えて付近が写真↑のように浸水します。家や小屋からは、かなり離れているので、これといった被害はありませんが、毎回どのあたりまで浸水しているか検討がつかないので、長靴なくしては森への散歩はできません。


小川に降りてみますと、←このように押し流された土砂が流れをせき止めています。

先ずは軽快な水の流れを取り戻さなくてはと、雨の日の翌日は、なるべくここのがれきを取り除く作業をしてきました。

がれきを除けた瞬間に水がぐわーっと流れ出す様は、気分を壮快にしてくれます。将来この流れを利用して水力発電ができればと考えていますので、作業中、浮かんでくる色々なアイディアをダニエルとシェアします。その楽しいことといったら。まだ手をつけていないプロジェクトについての構想を練る段階とはそういうものでしょうか。夢ばかりが大きく膨らんで、現実がよく把握できていないのです。子ども達はここにしっかりした足場をつくって、それぞれがカヤックを置きたいと言っています。そっちのほうが現実的かもしれません。
しかしながら、このがれきの山、よく見ると倒木や枝の一本一本に、見事な歯形がついていますよ。→

これ、実はビーバーのしわざです。

雨で土砂が流されただけではなかったのです。それを利用して、ビーバーがダムをつくっていたのです。

ダムを崩壊した翌日の午後、同じ場所に来てみますと、昨日と同じような、いやそれ以上に頑丈なダムができあがっていました。

ビーバーは森林の中にある川をせき止め池をつくり、その池の真ん中に住居をかまえるのだそうです。

あります、あります、うちの池の真ん中にも。しかも、好物はポプラの樹皮だそうで、確かに水辺に生えていたポプラがたくさん切り倒されています。(^^;)うちは、かっこうのすみかのようです。

上の写真はさらに大きくなった1週間後のビーバーダムです。意味のない戦いはやめましょうということで、今日はダムの一部を決壊させ、水位を少しだけ下げさせてもらうことにしました。


まずはビーバーとうまく共存する方法を考えることにしますか。(^^)

Sunday, October 10, 2010

田舎暮らしのルール...その3


現金を常備しよう


 アメリカで暮らしていると、現金よりもカードを使う機会が多いので、私の財布の中は、通常ほとんどドルが入っておりません。ユーロ(フランス旅行時の残り)が少し入っているだけ。つまり、海外を旅行する時以外は現金を持ち歩いていないということです。オンラインショッピングはもちろん、家のローンや光熱費は銀行の自動振込、買い物や外食時はクレジットカード、子ども達の習い事は小切手で支払います。友達と割り勘で食事をした時や何かを共同購入して後で分けるという時でも、通常現金を持ち歩かない私がカードでの支払いを買って出ます。カードは翌月に一括で支払えば利子もありませんし、マイレージ付き、もしくはガソリンスタンドやデパートでの割引きのある特典付きカードはさらにお得です。その上、家計簿なるものをつけていない私には、銀行のウェブサイトで見ることができるカテゴリー化されたカードと小切手の支払い明細がその代わりをしてくれるので、これまた便利なのです。しかしながら、アメリカではICチップが内蔵されているカードがいまだに普及していなくて、磁気タイプが一般的なので、イギリスやフランス(ほとんどがICチップ対応になっている)を旅行する際には、とても不便です。これはなんとかして欲し〜い!

さて、田舎暮らしをしておりますと、何かと現金を使う機会が増えます。まず、一番近いガソリンスタンド(他より値段が高いので普段は行きませんが)はカードが使えません。ファーマーズマーケットの小さなスタンドでもカードが使えません。さらに、スリフトストア(グッドウィルなど)は、現金と小切手のみで、小切手は番号が500番以上でなければ使えないとのこと。また州内の住所が小切手にのっていなければ使えません。これは都会でも同じかもしれませんが。

先日、現金を持っていなくて困ったことがありました。スリフトストアのレジで小切手で支払いをしようとしたところ、小切手の番号が200番台だったので受け付けてもらえなかったのです。そこで、カゴの中の物をそのままにしてATMで現金を引き出そうと一旦お店の外に出たのですが、どうしても暗証番号が思い出せません。(涙)なんだったっけ(いくつかある中のどれだったっけ)?ノースキャロライナ州に来てからというもの、一度もATMで現金を引き出した事がなかったのです。このままスリフトストアで発掘したお宝を放って帰るか、面倒だけど銀行まで行って現金を引き出すか、と考えていて、ふと車のポケットのあちこちに小銭がころころ入っていることに気がつきました。もしかしたら銀行に行かなくてもいいかも...と、子ども達と一緒に座席の下や鞄の底を探しまくったところ、でてくる、でてくる...十分なコインが出てきましたよ。(^^)

お店に戻って、あぁはずかしいと思いながらも、じゃらじゃらと小銭をカウンターに並べて 「車の中をあちこち探したら、このとおりちゃんとあったの。ごめんなさいね、あなたには面倒かけちゃったけど、おかげで車の掃除ができて助かったわ」と言うと、「面倒だなんてとんでもない、おつりの小銭をかき集めるのにいつも苦労してるから、小銭が増えてこっちは大助かり」と言ってくれました。スリフトストアにはまってしまった理由のひとつが、これ。ここの店員さんがみなとても親切だということ。他のスリフトのチェーンとはちょっと違うのですよ。どんなに忙しくても、買った商品に対して話がはずみます。デパートやブティックで「この色よくお似合いだと思いますよ」というような社交辞令がないのもとっても嬉しいのです。

写真は、スリフトストアで手に入れたヴィンテージのミルクガラスです。ぼってりしたデザインがかわいくて丈夫なのです。

Thursday, September 16, 2010

ヒヨコ...秋組到着!

予定より一日早くオハイオ州からヒヨコが到着しました。今回は、Buff Orpington(うすオレンジ色) Welsummer(茶色のしま)です。

ヒヨコが届くと、午前6時くらいに郵便局から電話があるのですが、この日はなぜだかダニエルの携帯に留守電が入っていました。今使っている携帯は、家の中だと圏外になるので、自動的に留守電になるのです。草原に出るといくらかシグナルが増えますが。


到着の知らせを受けたのは、午前11時。さぞかしヒヨコはお腹を空かせているだろうと思い、子ども達と朝のセッションを切り上げて郵便局へ直行しました。

ところで、産まれて一日というヒヨコを郵送することが可能だなんて、驚きませんか?でも、これは産まれて1日だからできることなのだそうですよ。卵の中で卵黄を栄養源として育つヒヨコは、産まれて2日ほどは、まだ卵黄を備えていて、そこから栄養を吸収しています。なので、この期間であれば水や餌を入れずに箱詰めにしてエクスプレスメールにできるというわけです。ただ、ヒヨコは、自分で体温の調節ができないので、お互いに温め合うことができない場合(25羽以下のオーダー)は、写真にあるような温度保温剤(使い捨てカイロのような)が箱に入って送られてきます。

箱を受けとったときに、中からヒヨコの鳴く声がうるさく聞こえるのは、とてもよいサイン。これが聞こえない場合は...うぅん...開けないほうがいいかも。ヒヨコをオーダーするとたいてい1〜2匹は死んでいるとか、それを元気なヒヨコがついばんでいたりするなんていう恐ろしい話を聞いたことがありますが、前回も今回もうちのヒヨコ達は、全員無事でいてくれたので、そういう悲劇には遭遇しておりません。今のところは。(^^;)

あぁ、でも...しばらくは子ども達に踏まれないよう気をつけなければなりません。前回のヒヨコ達の一羽をマリが気づかずに踏んでしまい、桃の木の下に葬らざるを得なかったので。(悲)

Wednesday, September 15, 2010

9月の空


9月も半ばになってやっと涼しくなってきましたね。林でぐるりと囲まれた青い空に浮かんだ雲...低空飛行しているようで、今にも飛び乗れそうです。

慌ただしい水曜日

水曜日は、ダニエルが在宅ワークの日。この日ならばと、サムのバイオリンとマリのバレエをほぼ同じ時間に入れてみたのですが...これがなかなか大変。

私は、午後3時、マリを連れてバレエに行きます。フリーウェイと裏道を利用して、なんとか40分で行けるようになりましたが、道を知らないときは1時間近くかかっていたのですよ。バレエのレッスンが4時〜5時で、交通渋滞をくぐって帰宅するのは6時すぎ。


ダニエルは、午後4時すぎ、サムを連れてバイオリンに行き、5時から45分のレッスンの後、帰宅は6時30分。

水曜日は、外食の日にしようかと話してはいるけれど、待ち合わせをするとなると、マリと私が1時間以上待たなくてはならない。そして交通渋滞の中、待ち合わせのレストランまで右往左往しながら走るのも億劫。なので、やっぱり家に帰って食事の支度をするしかないのです。

今週は、マリのレッスンの1時間のあいだに、買い物に出て、レストランのテイクアウトを持ち帰ろうと思ったのですが...ついつい、新しく知り合ったバレエママとおしゃべりしているうちに、タイミングを逃してしまいました。(^^;)1時間なんてあっという間ですね。



マリは、レッスンに行く前、レオタードに着替えて髪をバレエバンにしたら(早く自分でできるようになって欲しいものです)、このように二階の廊下でストレッチをします。

Race to Win

夏休みも終わりに近づいた週末、毎年恒例のチルドレンズミュージカルが教会で披露されました。今年も6月から2ヶ月半のあいだ、毎週水曜日に1時間半 3つのグループに分かれて30分ずつのローテーションでデボーションと歌の練習とレクリエーションをこなしてきました。



「Race to Win」というタイトルのこのミュージカル...救いは個々の働きによってあたえられるものではなく、唯一イエス・キリストを通して神様からの恵みによってあたえられるというメッセージです。


ミュー ジカルの後、Pastor Dwayneが、「教会に通っている子ども達はとりあえず安全なところにいると思って安心していませんか?子ども達がお行儀よくできるとか、サンデースクール を休まずに出席するということはよいと思われることですが、それが子ども達を救うわけではないのです。むしろ、そういう子ども達が、将来、自分こそ神を知っていると自負し、セルフライチャスネスSelfrightiousness=神様の義を求めず、自分を義とする傲慢さ に陥ることがあるのです...」と言われていました。

Authorityは変動する自分の感情や社会の吹聴でなく、変動しない唯一の神でなければなりません。

まず神の義を求めること。新年度を迎えるにあたって、私自身のAuthorityを見直すよい機会となりました。



二日目の夜のステージの子ども達...疲れが見えますね。(^^)

Tuesday, August 31, 2010

そうめん瓜とやわらかチキン

いつもの野菜スタンドに、今週はSpaghetti Squash(そうめん瓜)がたくさん並んでいました。見かけは黄色い大きな瓜。皮がカボチャのように硬くて、茹でると写真のように繊維がほぐれてヌードルのようになります。アメリカでは、これを茹でて、まさにスパゲティーの感覚でトマトソースをかけていただきます。

今日は、もっとあっさりした味付けがよいかと、圧力鍋で短時間で煮て、ほぐしたヌードルを冷やして、ごま油、ワインビネガー、醤油を混ぜただけのシンプルなたれをかけてみました。これが酢の物感覚でとても美味しかったので、残ったヌードルを写真のように、やわらかチキンのつけあわせにしてみました。

やわらかチキン...胸肉がふんわりやわらかく仕上がります。胸肉を半分に開いて薄くし、酒、みりん、しょうゆ、おろしたまねぎ、おろしにんにく、はちみつ で作ったタレの中に1時間以上漬けます。ペーパータオルでタレを軽く拭き取った胸肉に片栗粉をはたいて、サラダ油をひいたフライパンで火を通します。裏返して美味しそうな色がついてきたら(焦げやすいので気をつけて)、弱火にして蓋をします。全体にふんわりと火が通ったら、タレをかけ、水分を飛ばします。食べやすい大きさに切ってもりつけたら、出来上がり!レタスを千切りにして、そうめん瓜とトマトを細かく切ったものを飾ってみました。

白いご飯によくあう夏のおすすめメニューです。お試しあれ〜!(^^)
 

Friday, August 27, 2010

かまきりの卵

玄関の扉に、なんと、かまきりが卵を産んでいました。産みつけている最中に玄関の扉が開けられたためか、きれいな楕円にならずに歪んでしまいました。

     



家の前の草原には、このCarolina Mantis以外にもChinese Mantisがたくさん(よく見かけるのは7匹)いますが、この1匹は、私達が越して来た5月の時点でこのポーチに住み着いていました。家全体が水色と白なので、茶色の扉が、時間が経つとと茶褐色になる卵のカムフラージュにもってこいだったのでしょう。

それにしても、これ、あまりにも目立つ場所にあるので、サムが、地上からの高さ(産みつけられた位置)を記録した後、うまくこそぎとって裏のポーチに移動させようと思います。

昔からかまきりの卵は、決して雪がかぶらないところに産みつけられるといわれていて、高い位置に産みつけられた年は、大雪になるとか。本当でしょうか?これから秋にかけて敷地内の卵の位置を記録していこうと思います。

ニワトリの性格


ニワトリは、どれもみな同じだと思っていましたが、とんでもない。一羽一羽、それぞれ性格が違います。種類によっても特徴的な気質というのがあって、たとえばうちにいるAmeraucana とDominiqueという種類は、こんなふうに表示されてあります。

Ameraucana... Acitve and Friendly
Dominique... Calm and Gentle
                                               
表示のごとく、うちのAmeraucanaは、好奇心旺盛で、人を見ると寄ってきます。活発で逃げ足が早いですが、餌を抱えている人を見ると、半分飛びながら走ってきます。上の写真は、チョコレートという名前のAmeraucanaのオスです。人が玄関に出て来る気配を感じると、ポーチにあがって出て来るのを待っています。人が外に出ると、ぶつぶつ何やらつぶやきながら、足にまとわりついてきます。
2羽いるDominiqueのメスは、とても穏やかで、少々のことには動じません。うちにいるどのニワトリも←写真のように抱くことができますが、Dominiqueは特におとなしいので、子ども達はよく抱いたまま歩き回っています。(^^:)

さて、9月半ばに新たに4羽のヒヨコが届くことになっています。以下がその種類。

Buff Orpington... Docile, Quiet and Affectionate
Welsummer... Docile, Friendly

とあるので、おそらくどちらも穏やかで人なつこいニワトリだと思います。それにしても、Docile (従順)な性格というのは、わかりますが、Buff OrpingtonのAffectionate(愛情深く優しげ)なニワトリというのはどんなんでしょうかね?ニワトリ小屋を開けると、腕に飛び込んで来るとか?(^^)そんな性格を見込んで、今回はマリが自分のお小遣いで購入したのですが...。Welsummerは、チョコレートブラウンの卵を産むそうで、今から育てると、ちょうどイースターあたりに産みはじめることになります。ミントグリーンのAmeraucanaの卵とあわせると、それだけでカラフルなイースターのデコレーションができそうです。

Wednesday, August 25, 2010

ビジュアルエイド...中世

ホームスクールのグループの新学期が先週はじまりました。今年はグループを抜けたので、いつもよりのんびりした8月を過ごすことができると思っていましたが...そうもいきません。早速メールが...

この時期、新年度のスケジュールがどうなっているとか、科目は何を選択してどんな教材をどのくらいのペースですすめるのかということを聞いてくるホームスクールママ友達がいるのです。几帳面に組み立てられた彼女のスケジュールを眺めていると、そろそろ私もやらなきゃなぁという気になります。適度なプレッシャーであり、よい刺激であり...私にとっては、とってもありがたい存在なのです。

おもしろいなぁと思うのは、これまでたくさんのファミリーのシラバスや日程を見せてもらいましたが、選ぶ教材から時間の取り方において、それぞれにユニークだということ。同じホームスクールグループにいても、ママ同士が仲良しでも、同じ年齢の子ども達でも、みな何かしら違ったことをして一日を過ごしているのですよ。


さて、新学期間近のまなびやでは、↑こんなジオラマを作っていました。Usborneのペーパーモデル(Cut Out Model)のお城(左からMedeval  Castle, Wizard's Castle, Chateau)です。

この10日間、毎日午後の3時間、子ども達とただ黙々と、切って折って糊付けを繰り返してきたのです。外は猛暑...夕方に なるまでとても外出する気になれないのでもってこいのアクティヴィティでした。(^^;)



サムはともかく、マリは何かとめんどうな娘でして...自分が興味のないことには、全く反応しません。デイドリーミングしているというのでしょうか。その代わり、興味のあることは我を忘れて没頭します。そこで、そんな彼女のために...






このペーパーモデルのお城をビジュアルエイド(視覚を刺激するもの)として取り入れることにしたのです。

実際に触って”ごっこ”ができるので、エイドとしては非常に優れています。




←実はこのMedieval  Castleは、三年前に一度つくりかけたのですが、当時6歳のサムと4歳のマリは、すぐに飽きてしまい、途中で投げ出してしまったのです。それを今夏やっと仕上げることができました。パーツがなくなっていなくてよかった!


このWizard Castle(魔法使いの城)→は、^^;もちろん実在したわけではありません。「こんなの本当にはなかったんだよー」と眉を八の字にしてちゃちゃを入れる サムをなだめて、マリと私(ほとんど私)で仕上げました。屋根や扉が開き、魔法使いが媚薬をつくってい るのが見えたりします。ついでに火を噴くドラゴンも。


このChateauは、去年フランスのChantillyで購入したものです。

しかしながらこのUsborne のペーパーモデルには、切り取り線に穴がないため、パーツをはさみで正確に切り取らなければなりませんが、思い切って切らせてみるものですね。

何度かマリが切るのに失敗して、サム が腹を立てるということがありましたが、最悪の場合でも私がパーツを自作して修正をすればなんとかなりました。(ホッ)



本はこんなのを選んでみました。↓ → 


今年新しく購入したのは、↑"Castle " by Richard Platt と"A Medieval Feast" by Aliki...当時の生活の様子がきれいなイラスト付きで書かれてある本です。早速マリのつぼにはまったようです。(^^)

Friday, August 20, 2010

アナログのはかり



長いことデジタルのはかりを使っていましたが、先週アナログのはかりが、うちにやってきました。近くのスリフトストア(リサイクルショップ)で新品のTyphoonのキッチンスケールを見つけて購入したのです。グラムとオンス/パウンドを一度に見る事ができて便利です。しかも、色がバニラ! なんとなくノスタルジックな感じが好きで、いつの頃からか鍋のセットやキッチン小物はたいていバニラ(クリーム色) を好んで買っていましたので、このはかりを見たときには、わたしのために置いてある!と思わずにはいられませんでした。

たまたま寄ったスリフトストアで、こんな出会いがあるなんてね。しかもお値段は定価の20%ほど。