Thursday, April 29, 2010

新しい家

私道に入って、林をぬけて、小麦畑の一本道を通って、

また林をぬけると...

こんな草原が見えて...

向こうの方に家がポツリと見えます。
ここが我が家になりました。

つい1ヶ月前までは、ここではなく、反対側にある隣町の林の一軒家を購入する予定だったのだが、思いがけなくオファーを出しそこねた第一希望のこの草原の一軒家を土壇場で購入することができました。

先にオファーを出して購入手続きをはじめていたカップルが、物件の引き渡し間近になって、個人的な理由で(夫婦間の意見の食い違いとやらで)契約を破棄したからです。こんなことってあるんだぁ...と、友人兼不動産屋のセスとアンクル・トム(私が勝手にそう呼んでいる)も驚きを隠せない様子でしたが、このビッグニュースを大喜びすべきであろう私達は、しばらく放心状態でした。神様に感謝というより、畏れおののいていたと言ったほうがよいでしょうか。

買い手がついていて、まさ かこんなどんでん返しがあるとは...。契約書にはない条件での解消ということで、罰則金(最初に収めた誠意金)を支払わずには契約を破棄することはでき なかったはずです。よっぽどのことだったんだねぇとそのカップルのことを案じながらも、すぐにその家の購入手続きをはじめました。という私達もすでに林の一軒家の購入手続きをはじめていたので、罰則金+点検費を払っての契約破棄となり...これまたよっぽどのことだったというわけです。祈っていながら疑うことなく待っていられなかったことをとても後悔しました。

さて、インスペクション(住宅の点検)の日がやってきました。電気、水道(井戸)、下水(セプティック)ガス(プロパン)、害虫、外装、内装、家全体の点検が行われました。この重箱の隅をつつくような点検は、買い手にとってはとてもありがたいことなのですが、修理のリストが長くなると不安にもなります。特にここのように銀行に差し押さえをされた物件ともなれば、売り手(つまり銀行)は、AS IS (そのままの状態)で売りに出しており、修理費の交渉をするのはほぼ不可能に近いからです。幸い、築年数にみあったメンテナンス以外に大きな修理はしなくてよいようでホッとしましたが、築5年...あれこれ出てくるのはこれからです。

そんなことはどうでもいい子供達は、長靴と虫取り網のいでたちで、ず〜っと草むらで遊んでいました。(^^)ついでにうちののんきな不動産屋さん(アンクル・トム)↓も。(^^;)

「立ってるものは、不動産屋でも使え」...ホームスクールママの十か条の一つ(?)ということで、インスペクションのあいだ、子ども達のフィールドワークを手伝ってもらいました。トカゲの捕まえ方、クマバチ(クマンバチって呼んでた?)のオスとメスの見分け方、ガマガエルの毒について...などを教えてもらった子ども達は大満足。ほら、このとおり、トカゲもちゃんと捕まえてるでしょ?でもクマンバチのオス(メスは刺します)を見つけて手で握ることは、しなかったようです。(^^;)



ところが...「ガマガエルを触ったら、その手をすぐに洗うこと、間違ってもその手で目に触らないように。毒がビリビリしみるからね」と教えてくれたアンクル・トムが、うっかり自分の目をその手で触ってしまい、目が真っ赤に充血してしまいました。イタタタ...。(涙)

はじめてこの家を見に来て、このポーチに立ったとき、アンクル・トムに言ったのを思い出します。「もう中を見る必要などありません。私たち、ここ買いますから」と。

それから2ヶ月が過ぎ...

やっと荷物が入ったばかりで、草を刈る時間もなく...この通り草原は一面たんぽぽのような黄色い花が咲いています。以前住んでいたところでは、定期的にスプリンクラーを回し芝刈りをしていましたが、ここでは景観がどうので近所から苦情が出る心配もないので、しばらくこのままの状態にしておこうかと。とりあえず6月にはここに鶏がやってきます。そして秋にはフェンスを張って、牛や羊を入れる予定です。ちなみに、写真の家...現在は左側がダニエルの家(ダニエルのオフィスがある)、右側をキコの家と呼んでいますが、10年後は、左側を自宅にし、右側をTable d'hôte du Konahikiya(B&B)にでもと考えています。

いよいよYoungsville(ヤングスヴィル)での生活がスタートしました。

Thursday, April 22, 2010

サマーガーデンの準備

     
引っ越しを目前にして、庭造りっていうのもなんだか身が入らないなぁと思っていたら...たとえ見る事がない庭でも、今こうして庭造りをするということが大事なんだよ...修行、修行...とダニエルが言う。(^^;)

今年は初夏の旅行も計画していないので、暑い夏を少しでも快適に過ごすため、好みの色の草花にあふれたサマーガーデンを造ろうとはりきっていた。2月下旬に春の花は種から室内で育てはじめ、夏の花は特に涼しい色合いになるように厳選して数ヶ月前にナーサリーに注文をしておいた。

届いたムラサキバレンギクやコレオプシスやブルーキャットミントを植え替えのショックを防ぐためにしばらく外に放置した後、準備しておいた花壇に植えかえた。



後は夏を待つばかり...

というところで、引っ越しが決まった。


今年は、3〜4年前に植えたブルーベリー、ぶどう、いちごが、いつになくたくさん花や実をつけている。豊作の兆し。ハーブガーデンも去年植えたチョコレートミントやシソが増えており、すでにみょうがが数本にょっきり顔をだしている。毎年咲いているチューリップも今年はいつになく大きかった。氷点下の日が長く続いた冬のせいだろうか。そして4年目にして今年はライラックの木がはじめて花をつけた。夏にここに居れないのが、なんだかとても残念に思えてきた。

せっかくなので、みょうがやシソは、掘り返して引っ越し先に持って行こうかな。そうそう、ダニエルは、自分で作ったコンポーストビンをコンポーストごと持って行くと言っているけれど...完全にたい肥化していない、いわゆる大量の生ゴミをどうやって移動させたらよいものか。う〜ん、ここは、ダニエルとサムにまかせるとしよう!


サムとマリもこのところよく働いてくれている。遊具のある庭の隅の落ち葉を片付けウッドチップを敷いたり、芝刈りをしたりと、それなりにできることをしてくれているので大助かり。

また、そういう年齢になったのか、今年に入って外で近所の子供達とよく遊ぶようになった。毎日のようにお互いの庭を行き来し、自転車やスクーターに乗って遊んでいる。今日はうちの庭で草野球をする約束をしたとサムは言っていたけれど...あっはっは(笑)...一体こんな小さな庭でどうやって??やれやれ...売りに出されているこの家とサマーガーデンを守るために、草野球はやめさせたほうがよさそうだな。(^^;)
       

Wednesday, April 07, 2010

赤いトラック

       
「パパにあかいトラックがきますように」という祈りをこれまで何度聞いてきただろう。3歳のときくらいからはじまったサムのお決まりの祈りである。最初はかわいいと思っていたけれど、大きくなるにつれて(8歳にもなると)、なんだかふざけているようにも聞こえて、不謹慎にも「あぁまたか」と思うことがしばしばあった。

だいたいダニエルとトラック...彼を知る人なら、どう考えてもありえないと思うだろう。それに百歩譲ってトラックを買うことになっても、赤はないだろうと本人も言っていた。

ところが...先週その赤いトラックがうちにやってきた。田舎への引っ越しを目前にした私達のところへタイミングよくやってきた。

ダニエルの同僚が、車を買い替えトラックが必要なくなったというので、これを買い取ったのだ。長年、DIY(Do It Yourself)=日曜大工的なことをまめにやってきた友人からのバトンタッチとも言えようこの赤いトラック。すでに引っ越しの荷造りをしたり庭造りをする上で、大変役に立っていて、うちではなくてはならないものと化している。しかも、荷物で塞がったガレージの外にとめてあるため、トラックの荷台は子供達の恰好の遊び場になっている。

たくさんのパズルのピースが、ひとつずつピタッとはまっていくような...神様のタイミングとは、そういうものだとあらためて思う。
   

Saturday, April 03, 2010

鹿の好物

                
近所のHomewoodナーサリーでは、鉢植えサービスというのがあり、お店のグリーンハウスで、持参した植木鉢に好きな植物を植えることができる。専用のテーブルに土が盛ってあり、辺を土で汚すことなど全く気にせずに、子供達と寄せ植えを作ることができるのがよい。とある月曜日の朝、冬のあいだ裏庭に転がっていた植木鉢4つを車に積んで、子供達とナーサリーに向かった。

平日の午前中、お客はお年寄りばかり。「学校はお休み?」と聞かれて「ホームスクールしているので」と答えると、「こんな朝にのんびりとここに来れるなんてそりゃラッキーだ」と言われた。シーズンオフの旅行、平日の外出...このためにホームスクールを選んだといっても過言ではない。

さて春の彩りを詰め込んで、植物と土の代金を払って持ち帰った。玄関に2つ、裏庭に2つ飾ってみたところ、庭が生き返った。この落ち着いた色合いのパンジーが、ちょっと涼しげな春風(ふつうは暖かいというけれど...)に揺れる様子を見たくて、一日に何度も玄関の窓をのぞきに行った。

ところが...数日前、これらのパンジーの花をすっかり鹿に食べられてしまった。残ったのは、茎と葉っぱだけ。パンジーは、鹿の好物であるというのは、ここに住む誰もが知っていることで、隣近所の玄関先にパンジーは、まず見られない。やはり植える以上は、鉢にネットをかけておけばよかった。といっても後の祭り。ま、でも鹿に嗅ぎ付けられるまでの二週間半、楽しませてもらったので、それはそれでよしとしますか。

さてさて、これから引っ越しの準備にとりかからねばなりません。

そう、引っ越しです。ブログではなくて、家の引っ越しです。(^^)