Saturday, March 31, 2007

ず~っと抱っこ

                       
こ こしばらくマリの体調が思わしくない。風邪をひいていて、熱が出て2日目。その上、何らかのアレルギー症状も出ている。もともとアレル ギー体質なので、外でモモ(犬)と遊んだだけで、湿疹が出たり、くしゃみ、鼻水が止まらなくなる。おまけに日焼けにも敏感に反応する肌なので、外遊びが頻 繁になる、この季節は、彼女には、かなりつらい。私も似たような体質なので、そのつらさは、よくわかる。

あぁ、それに今週のはじめに、蟻 に刺されたんだった。裏庭の芝で遊んでいたマリが、私のほうに走ってきたかと思うと、足を指差して「虫がマリちゃんの靴 にぃ!」と繰り返し泣き叫ぶので、サンダルを脱がせてみると、マリの足に蟻が3匹噛み付いていた。どうやら、蟻の巣を踏んだらしい。慌てて払いのけたけれ ど、すぐに赤く腫れてきた。そして夜には、5セント玉くらいに腫れ上がり、カチンカチンに硬くなってしまった。軟膏を塗っても、なかなか痒みがおさまらな いよう。春に向けて、裸足が大好きなマリにサンダルを買ってやったけれど、どうやら彼女がサンダルを穿けるのは、プールや教会に行く時くらいになり そうだ。

さて、このPostingを書き終える頃、マリの解熱剤が切れるので、おそらく今夜は一晩中抱っこすることになるだろうな。で も、子供が病気のときに、他 のことは何も考えずに、ただひたすら横についていてあげることができるって、とっても幸せなことだなぁって思う。マリを抱っこして、「マリ、早くよくなる といいねぇ、でもマリがつらいときに、こうやってママは、ず~っと抱っこすることができて、よかったぁって思う」と言うと、マリは、私の胸の中でうん うんと頷いていた。

Wednesday, March 28, 2007

ブルーグラスバンド

   
こ れは、うちのホームスクールグループの年度末ポトラックパーティーで、ブルーグラスミュージックを演奏してくれたファミリー。私はこういうのに、とても弱い。このファミリーがス テージに上がってから、ず~っと涙腺がゆるみっぱなし。

よ い音楽を聴くと、腕にざぁーっと鳥肌が立つんだけど、そういうのでもなくて、なんというか...長いあいだの積み重ねの成果と、神様 が、お父さんを含めてこのファミリーに与えてくださった音楽の賜物のすばらしさ、そして与えてくださったというそのことに、感謝せずにいられなくて、ポロ ポロと泣けてくるのだ。

演奏をしているのは、お父さん(ギター)と3人の息子達(バンジョー、マンドリン、ストリングベース)。思わず、 隣に座っていたHolly(3人目の男の子を妊娠中)に「ほら、3人の 息子がいるってやっぱりラッキーよ!」と言ったら、「あはは、うちは両親ともに音楽なんて全くだめだから、見込みないわ」と笑っていた。いや、そんなこと はわからないさ。

このファミリーの他にも、うちのグループには、ピアノ、バイオリン、ダンス、体操、空手...などをやっている子供たち が多くいて、Assembly(朝 礼のようなもの)のときに、兄弟姉妹で、パフォーマンスを見せてくれることがある。毎度のことながら、みんな本当によく練習しているなぁとびっくりしてし まう。

ちなみに、うちは、先月の2週目のAssemblyの担当だったので、ダニエルがギターを弾き、家族で、日本語と英語で「In His Time (御手の中で)」を歌った。この曲はうちのファミリーソングと言ってもよいくらい、よく歌っているのだけど、当日は、ものすご~く緊張してし まった。

さ て、このブルーグラスを聴いていて、ふとおもしろい考えが浮かんだ。来年は、ダニエルとサムがバイオリンでフィドル(フォークっぽい曲を演奏する)をやっ てくれたらいいなと。で、マリがタンバリンとか。となると、私は笛(あの小さな横笛)??来年度も、一番学ばなければならないのは私のようだ。
                    

Wednesday, March 21, 2007

Charlie and Lola

                                                 
Disney チャンネルでやっている番組らしいのだが、このCharlie and Lolaに、親子ではまってしまった。何かマリが楽しんで学べる教材がないだろうかと、ステッカー(シール)がたくさん入った絵本を探していて、偶然これ(右下のステッカーブック)を手にした。数日前、DVDが届いたらダニエルもはまってしまった。

作 者はLauren Childというイギリス人の絵本作家(?)で、イギリスでは、BBC、アメリカでは、Disneyチャンネルでアニメ-ションをやっている。去年の春 だったかな、旅行先のホテルDisneyを見ているときに、この番組のイギリス英語の発音が新鮮でいいなと思ったのだけど、絵本は、さらによかった。なんといっても生 地や小物の写真をコラージュさせたイラストが、とってもお洒落。ストーリーのあらすじは、いつも困った妹の面倒をみる兄の日常を兄の視点で描かれていて、 それがサムとマリに大 いに受けている。

Lolaを見ているとね、まるでマリを見ているようで、おもしろい。Lolaの感性が、マリのそれととてもよく似ているんだよね。マリの感性ってどんなのって?

た とえば...先日、庭で遊んでいたマリが、「ママ、ちょっと来て、マリちゃんがてんとう虫を捕まえようと、こうしたら(手を伸ばす仕草をした)、てんと う虫さんが、こんな顔したよー」と言って、両手をグーにして、両耳の横にもってゆき、口を「ヒーッ」という形に開けて、目をまん丸にして見せた。自分が捕 まえようとしたてんとう虫の一瞬の表情をしてみせるのだ。

または、歴史カードにのっていたセオドア・ルーズベルト元大統領の表情が、自分に怒っているように見えると言って、「テディ(セオドアの愛称)は、やめて」と、カードを裏返してしまう。

カラーリングのワークシートにのっている動物の表情が、疲れているので、その動物には、色をぬらないほうがいいと言って、そこだけとばしてしまう。

な ぜだか、ダニエルのバスタオルを使ったら、ひげが生えてくると信じているのもマリ。これも実に彼女らしい発想。今夜もお風呂のときに、おそるおそるダニエ ルのバスタオルを自分のあごにこすりつけて、「マリちゃん、ちょっとだけひげが生えてきた?」と私にしつこく聞いていた。

そうそう、そん なマリがもっとも恐れているものは、お化けでも怪物でもなくて、カエルの足。それも、お風呂で使っているカエルの形をしたスポンジの、その 緑の足なのだ。夜寝るときに、「カエルさんの足が出てこないように、祈ってね」とよく言う。なぜそんなに怖がるのか、わからない。「あ、カエルさんの足 だぁ!」と言うと、床に顔を突っ伏してしまのうのが、おかしいやらかわいいやら...。

とにかく、Charlie and Lolaの絵本、本屋で見かけたら、是非一度手にとって見て欲しい。

早く元気になぁれ

   
先 週末、Classical Conversationsの地域ディレクターをしているHeatherの車が、交通事故に巻き込まれた。幸い一緒に乗ってい た子供たち3人は、寝ていたために、怪我はなかったが、Heatherは、首の骨にヒビが入り、鞭打ちになってしまった。

そこで、 Heatherの教会のメンバーや友人達が協力して、ディナーの当番表なるものを作った。日替わりでサインアップした人が、Heatherの家族の ために食事を届けるというシステムだ。誰が何を持って行ったということも記録されるので、献立がぶつかることもなくて、なかなか画期的。早速、私達もサイ ンアップして、子供たちと何が喜ばれるだろうかと、あれこれ案を出し合っているところ。

そうしているうちに、先日、クッキーの生地をたくさん作って、冷凍したのを思い出した。いつかのクリームチーズが入ったあのクッキーだ。 今回はアーモンドエクストラクトを入れずに、レモンの皮とレモン汁で、レモン風味に仕上げてみたら...ん~、なかなかいい感じ! 焼いてみるとなんとも いい香りがしてきて、すぐにHeatherに届けたくなってしまった。当番の日まで待っていられないので、焼きあがったクッキーをそのままカラーティシューに包んで、Heatherの家 へと向った。

Heatherの家に着いてみると、子供たちが機敏に動いていた。一番上のお姉ちゃんを中心に、子供たちが家事をこなしていた。Heatherは、というと...それは、それは、痛々しくて、つらそうだった。(涙)

まだ回復には時間がかかりそうだけれど、今日、彼女と話しができたことが嬉しかった。それに、子供たちが無傷で車から出られたこと...神様に感謝せずにいられなかった。

Friday, March 09, 2007

三人目

              
違 う、違う、私じゃないよぉ。ここのところ私の周りは、三人目ブーム!来月には私と同い年のAnnaが女の子を出産予定。彼女には、二人の息子(5歳と 18ヶ月)がいるので、今回の女の子の誕生が嬉しくて仕方ない。「どんな顔で生まれてきても、とにかくピンクのフリルを着せたいの!」と言っていた。

そ してHollyも同じく三人目を妊娠中。出産予定は、8月で、2週間前に性別がほぼ(?)判定した。「また男の子なのよー、ちょっとがっかりしたけど、 なんとか立ち直ったわ」と言っていた。彼女には、6歳と2歳の男の子がいるのだけど、ご主人のPhillipは、最初の子供のときから、女の子が欲しくし て仕方なかったらしい。気持は、わからないでもないが、息子が三人になるなんて、なんて素敵なんだろう!!私もできればもう一人くらい男の子が...と言 いそうになりながら、もう十分ではないかと思い直す。でも、やっぱり子供がたくさんいるっていいなぁって。

子供がたくさん いるママ友達によく言われる。子供が一人とか二人の時が一番大変だったと。三人目は体力がいるけど、二人のときより楽で、四人目にな るとずっと楽で、五人になると、もうa piece of cake!(容易なとか、楽勝とかいう意味)だと。子供が六人とか七人とかいるホームスクールママたちが言うので、これまた説得力がある。年上の子供たち が下の子供たちの面倒を見るようになり、親の手足となってくれるという話しもよく聞くし、ホームスクールにおいては、お兄ちゃんお姉ちゃんが弟や妹を教え るというケースもよくある。なるほどな。

先 日、サムのクラスで、先生が「大きくなったら何になりたいですか?」と子供たちに問うたところ、「私は、中国から養子をもらいたい」と言った女の子がい た。それがあまりにもインパクトの強い答えだったため、サムも将来について何か言ったけれど、サムの答えは覚えていない。ごめんよー、サム。その数週 間後に、彼女は、中国からの養子についてのプレゼンテーションをしてくれた。養子縁組で海外からやってくる妹や弟を待つ子供たちのために書かれた絵本を紹 介し、養子縁組のための費用を彼女のファミリーがみんなで貯金していることや、いつの日か妹がやってくるのを心待ちにしていることをシェアしてくれた。そ う、いつの日か中国からやってくるであろうその子が、このファミリーの三人目になるのだ。なんて素敵な神様のプロジェクトだろう。そして、ちょっとシャイ で、いつもささやくようにしか話しをしないその女の子...豊かに育っているなぁと感動してしまった。そして神様に感謝せずにいられなかった。God is Awesome!

Wednesday, March 07, 2007

カマキリの卵


「今日は招待してくださってどうもありがとうございました。ところで、これ、お宅の裏庭の林の中で見つけたものですが、持って帰ってもよいですよね」と、半ば強引にもらってきたのがこれ、カマキリの卵。

去 年の12月、ダニエルの会社の同僚宅で開かれたクリスマスオープンハウスなるものに招待された。パーティーも中盤にさしかかった頃、裏庭で遊んでいた子 供達が、林の奥深くに歩いて行こうとしていたので、ダニエルと私はパーティーを抜けて様子を見に行くことにした。

と ころが、私は、林に入るや否や、葉っ ぱの落ちた木々の枝に釘付けになってしまった。美しいからというのではなく、何かいないかな...という視線でだ。昆虫の卵、幼虫、さなぎなど...枝に くっついているものは、木の葉が落ちてしまいるので、この時季、非常に見つけやすい。ついつい我を忘れて木にへばりついて、凝視していると...見えてき た、見えてきた...枝についている不自然なでこぼこが。そこでカマキリの卵を二つゲット。しかも、Carolina Mantis とChinese Mantis(オオカマキリ)と思われる2種。収穫、収穫!この日は、かなりラッキーだったと思う。

ホー ムスクールの教材費を節約するためには、母は何でもするよーって言うわけではないけれど、最近、何を見ても、まず教材にできるか否かフィルターを 通って脳 にインフォメーションが伝えられている。そして何かフィルターにひっかかる度に、その教材に見合ったカリキュラムが出来上がってゆく。終いには、その教材 を登場させたときのサムとマリのリアクションまで想像したりして、一人でニヤニヤしたりする。職業病とでもいおうか...。

Thursday, March 01, 2007

今日という日...神様からのギフト

             
朝、 目がさめたその瞬間、「今何時?わっ、もうこんな時間!」と飛び起きて、トイレにも行かずに、ダニエルのお弁当を作り始める日がある。お弁当を作り終えた ら朝食の準備。朝食を終えたら、子供達の学習の準備。とりあえずサムにドリルのプリントを数枚与え、マリには、絵でも描かせて、その間にやっと自分の身支 度を始める。

さ て、一日をどのように始めるべきか...というのが、今日のサムとのデボーションのトピック。365 Daily Devotions for Kidsというクリスチャンの子供向けの本の今日のトピックで、参照は、詩篇92:1-2。

朝、 何気なく目が覚める。目が覚めるときって、何気なく...という感じがするのは、私だけかな。私はアラームをかけない、しかも誰からも起こされることがな い(常に一番に目が覚めている)ので、そんな風に感じるのかもしれない。でも、その何気なく覚めて迎える新しい朝...この一日こそが、神様からのギフト だということを最近はすっかり忘れがちになっていた。このギフト、毎朝受け取っているのに「うわぁー、ありがとう!」って感謝していない。言葉にしていな い。

「へーっ、まだどんな日になるかわからないのに、ありがとうって言うの?」と言うサム。あはっ、嫌な日だったら、「こんな日は、要り ませんでした!」って一日の終わりに言うのかい?(笑)人間だもん、その気持は、わからないではない。でもね、誰かからギフトを受け取ったら、箱を開ける 前に「ありがとう!」って言わない?中身が気に入った物の時だけ感謝する?神様は、一日の箱の中に、私達が今日一日必要なものを全て備えてくださってい る...となれば、やっぱり中身を見なくても「ありがとう!」だよね。

なんてことをサムと話していたら、ベッドタイムになった。そこで、 サムの部屋を出ようとしたら、「ママ、また来てくれてありがとう!」とサムに言われた。 この、また来てくれて...というのは、サムが寝付いた後、私自身がベッドに入る前に、もう一度サムの様子を見に来ることを言っている。そう、サムは、ま だまた来ていない私に、すでに「ありがとう!」を言っているのだ。絶対にまた来てくれると信じているから。

主に感謝するのは、良いことです。
It is good to give thanks to the Lord,
いと高き方よ。あなたの御名にほめ歌を歌うことは。
And to sing praises to Your name, O Most High;
朝に、あなたの恵みを、夜ごとに、あなたの真実を言い表すことは。
To declare Your lovingkindness in the morning,
And Your faithfulness every night,

(詩篇 Psalm 92:1-2)


香りの記憶

                  
ラ イラックの苗木が安かったので、カートに乗せて、レジに並んでいたら、一人の女性が声をかけてきた。「それ、ライラックでしょう?私が育った家には、ラ イラックがあって、今でもあの香りが忘れらないわ...」と、懐かしそうに、私のライラックを見ていたかと思うと、「...私も買うことにするわ」と言っ て、ライラックを探しに引き返してしまった。

香りが記憶を呼び起こすことって、よくある。本当によくある。場所や人物や出来事、そし て、その時に感じていたことまでも思い出させてくれる。逆にそ れらを思うと、その記憶に結びついた香りを思い出すこともできる。たとえば、今まで住んだアパートや家の香りなどは、今でも確実に鼻の奥にそのフォーミュ ラを作りあげることができる。

将 来、サムとマリが、ライラックの香りで、このノースカロライナの家を思い出してくれたら素敵だなと思ったので、裏庭の入り口のすぐ傍に植えてみた。プププ (笑)...とは言っても、この大きさ。ライラックの香りが漂うようになるまでに、何年かかることか。大きく成長する前に、また引越し~っなんてこともあ り得るわけだし...。