Saturday, December 30, 2006

プレゼント

 
子 供にプレゼントを買うときって、子供が一番喜ぶものより、私はどちらかというと、子供のためになりそうなもの(ホームスクールの教材など)や、 子供が必要とするもの(衣類とか...)を選ぶ。しかし、ダニエルは全く逆で、子供が一番喜ぶもの(玩具)を選ぶ。そのため、毎年、子供達は私とダニエル から複数のプレゼントをもらって、ウハウハだ。

今 年も、大きな包みのLegoのセットをサムが開けたときには、またか...と思った。そ う、ダニエルは、Legoに夢中...サム以上にね。 (^^;)自分が小さいときに、高価だからとLegoを買ってもらえず、プレゼントは、たいてい衣類だったことが悲しかったと言うダニエル。それで、自分 が父親になったら、子供にはLegoを好きなだけ買ってやろうと決めていたとか。そしてマリのためにも...も ちろん彼女が一番好きそうなもの(すぐにガラクタ化しそうな小物)を今年も買っていた。

私が選んだプレゼントは、本や、子供達がコレク ションしているシリーズのぬいぐるみ。実用的かつ長持ちしそうなものばかり。それらを子供達は、とりあえず は、喜んでくれるけれど、やっぱりダニエルからのプレゼントのほうが断然人気がある。パパの株は上がりっぱなしってわけだ。

Thursday, December 28, 2006

クリスマスの朝

ア メリカで、しかもクリスチャンファミリーに育ったダニエルには、クリスマスのあれこれにこだわりがある。彼自身の信仰とは全く関係のない ことがほとんどなのだが、たとえば...クリスマスツリーには、赤、青、黄、緑の色とりどりのライトを飾る、聖歌隊で歌う、イブの夜にクリスマスストー リー(聖書のルカの福音書より)をファミリーで読む、クリスマスの朝には、父親が起きてくるまでは、決してプレゼントを開けない、クリスマスの朝食は特別 なブランチ...というようなものだ。私と結婚するまで、そうやってきたのだからと、私も最初の数年は、なるべくその伝統を絶やさないようにと、出来る限 り 実行してきた。

し かしそのうちに、せっかく親を離れて新しい家庭を築いたのだから、二人が納得することをやってゆきたいと、思うようになって、まず、クリスマス ツ リーの色とりどりのライト を変えてみないかと提案してみた。これは、「ホワイトライトのほうがいいよ~、なんか色とりどりのがチカチカするのって落ち着かない」という私に、最初は 反対 していたダニエルも、6年くらいして(しつこい?)折れてくれ、去年、デパートでホワイトライトが枝についてあるタイプのツリーを購入したので、一件落着 したのだ。でも、いざホワイトだけになってしまうと、60~70年代に玩具屋にディスプレイされていたようなライトのチカチカが、懐かしく感じるのは、な ぜ? (^^;)

そ して、今年新しくリニューアルされたのが、クリスマスの朝の伝統だ。なぜか今年はダニエルが早起きをした。いつもなら、サムがプレゼントを早く開けたい がために、ダニエルを起こしに私達のベッドに飛び込んで来るのだが、今年は、私が起きてキッチンに行ってみると、テーブルに聖書が置いてあり、キャンドル が ついていた。朝が弱いダニエルが私より先に起きているのにびっくりした。さらに、ツリーの横に、三脚にのったビデオカメラがセットされていてたのには、 もっと驚いた。

さて、何が始まるのかなと思ったら、ダニエルがみなをテーブルに集め、クリスマスストーリーを読み始めた。そう、これまで イブに読んでいたクリスマスストーリーを、クリスマス当日の朝一番に持ってきたわけだ。子 供達は、最初は行儀よく座っていたものの、段 々退屈になってきたのか、テーブルのセンターピースで遊び始めた。(笑)サムは「僕、そのストーリーもう知っているよ」と言いながらも、いつOKが出るか とダニエルの機嫌を伺っているのがいじらしかった。

クリスマスの朝は、さすがにジョギングをしている人も見かけないし、車の音も全く聞こえない。それがとてもありがたかった。

クリスマスイブのディナー

左からマリ、寛太君、サム、ダニエル、Martin、澄江さん、日向子ちゃん

今 年のイブの夜は、隣町に住む友達のファミリーが遊びに来てくれた。ご主人のMartinは、メキシコ系のアメリカ人で、奥さんの澄江さんは、日本人。こ の日は、Tamale (タマレ)とEn salada de camarones (エビのサラダ)を持ってきてくれて...これがと~っても美味しかった!サンディエゴに居たときは、メキシコ国境が近かったので、30分ほどドライブす れば、本場の味を楽しむことが可能だったのだけど、ここではちょっと難しい。

こ の日何より嬉しかったのが、大人4人でゆっくりお喋りがで きたことだ。ダニエルとMartinのファミリーの話で盛り上がり、みんなでお腹を抱えて大笑 いした。ダニエルとMartin...まるで同じファミリーで育ったかのように、幼少期の思い出話しや兄弟姉妹のことで類似することがあって、これが異常 なほどにおもしろかったのだ。それはまたいずれ...。

さて、私達大人がこんなふうに楽しめたのは、実は、子供達が意気投合して、二階で、不気味なほどに静かに遊んでいてくれたからだ。寛太君が5歳、日向子ちゃんが3歳。子供達の年齢が同じということもあるのだろう。ありがとうね~、君達はみんなホントいい子だよ。(^^)

と ころで、クリスマス休暇といえば...アメリカではファミリーで集り、親せき中でお祝いをするのが一般的だ。アメリカ人の友人達には、イブはご主人のほ うに、クリスマスの朝は奥さんのほうに、とハシゴしているファミリーも多い。どちらかひとつに行くと不公平になるからと、気を使っているのだそう。それ は、それで大変なんだね。とって もありがたいことなのだが、なぜだかこの時期、うちには、実家に帰れない人たちや、はたまた帰りたくない(?)人たちが、毎年違う顔ぶれで遊びに来てくれ てい る。

結 婚当初からそうだった。ワンルームに、それこそみかん箱一個というような生活(正確にはスーツケース2個の生活)をしていたときでさえ、珍しいお客さんに心を躍らせていたのを今 でも思い出す。 テーブルがなかったの で、床に座って、椅子にご馳走をのせていたあの頃。それでもクリスマスだからと、近くの個人経営の食料品店の店先に出ていた売れ残りの生のツリー(これは 誰も買わないだろうというような変形した不恰好な木)を安く手に入れ、紙やハギレで作ったオーナメントを飾ったりもした。今でもうちのオーナメントには、 2歳児の作品と思われるようなオーナメントがいくつか飾られているが、それは決して子供たちの仕業ではない。(^^;)

Saturday, December 23, 2006

イブの前日

普段カメラマンに徹している私は、これまで自分の写真をブログに載せることがなかった。でも今回はサムが撮ってくれたので、このとおり!

今 年は、ブラックホールを脱出しようと、玄関をこのように飾ってみた。ブラックホール...去年のこの時期、うちの通りに面する家々がイルミネーションで照 らされていると、「まるでうちのある角だけブラックホールがあって、吸い込まれそうだよ」とダニエルがモモの散歩の度に言っていた。(^^;)

か と いって、ダニエルは、屋根に登ってクリスマスライトを設置するようなことは、とてもやりたがらないだろうし、私にもデコレーションのセンスはない。だ からやってもこの程度...せいぜい電気のコードが邪魔にならないように、外壁に釘を打って引っかけたりするだけ。でもこれだけでも子供達は十分喜んでく れ た。やっぱり闇の中にある光は、嬉しい。暖かくていいなぁ。なんだかホッとして顔がほころんでしまう。

その闇を照らす光を見ていると、私たちのために神様があたえてくださったプレゼント(キリスト)を思う。「いと高きところに栄光が神にあるように、地の上に平和がみこころにかなう人々にあるように」という歌を口ずさんでみる。

今夜はクリスマスツリーの下に、家族全員のためのプレゼントが置かれた。子供達の喜ぶ顔を想像すると心が躍る。静かな夜...明日はイブ。

Merry Christmas!

Christmas greetings from our family to yours! It's been years since I went caroling at Christmas time. The caroler figurines that decorate our entryway this Christmas remind me of the joy of singing the wonder of our Savior's birth. We have much to give thanks for this year, as God has been so gracious in helping us to settle into our new home.


We are thankful for our littlest, Marisa, who is three years old now. Although she puts on a shy face outside, she's a bubbly doll who loves jokes, singing, and dancing. She takes after her mom's tastes in so many ways. She tries her best to keep up with her boisterous brother, but prefers quieter role-playing games.

Samuel, now five, offers us many reasons to be thankful. He protects and teaches his sister and helps his mom and dad around the house. He started school at Kiko Academy this fall and excels in his studies, particularly the ones related to bugs. In addition to his violin lessons, he enjoys the Awana Sparks club on Sunday nights where he plays games and learns Bible verses. He loves Star Wars and LEGOs.

Kiko, namesake of the aforementioned home school Academy, continues to develop her interests in childhood education, bread baking, cheese appreciation, international evangelical relations, and domestic management. Since joining the Wake Forest/Youngsville Classical Conversations group, Kiko has enjoyed learning the classical model for educating children and studying, together with the children, subjects like Western history and Latin that she missed growing up in Japan. Learning to bake with fresh ground wheat has been another fascination of hers this year. There's nothing more delicious than all natural, freshly baked bread!

Daniel, God bless him, continues to act childish for his age. His unhealthy obsession with building motorized LEGO contraptions is carefully concealed behind a loving and hard working, fatherly image.

We are also thankful for our friends at Open Door Baptist Church. We have enjoyed the fellowship of the care group and the opportunity to open our home for a Japanese Bible Study fellowship. The following verse sums up our feelings throughout this year as we've watched God's plan unfold before us.

"Trust in the Lord with all your heart and lean not on your own understanding. In all your ways acknowledge him, and he will direct your paths." Proverbs 3:5-6

We pray that God's blessings for you will be even more numerous as you acknowledge him and let him direct your paths in the coming year.


Friday, December 22, 2006

心と心臓

今朝サムがダニエルに叱られていた。おそらく、サムがマリにちょっかいを出したとか、ダニエルに注意されたのに、それに従わなかったというようなことだろう。

そのときの父子の会話がおもしろかった。お互いによく似た顔をして、真顔で言い合っているところをスナップできればよかったのだが、慌しい朝に、そんな余裕はがなかった。残念...。

ダニエル Look at yourself! 自分を見てみなさい!(何をしたのか考えよ。)

サム   I need a mirror to look at myself.  鏡がないと見えない。

ダニエル Look into your heart! 自分の心に聞いてみなさい.

サム   I can't see.  見えないよ~~。

ダニエル Examine your heart! 自分の心の点検をしなさい!

サム   It's just pumping blood.  血液を汲み出して(押し流して)いるだけ。

ここで、そばを通りかかった私は爆笑してしまい、笑いをこらえていたダニエルも吹きだした。サムは自分がどんなおかしいことを言ったのかわからないようだったけれど、困った顔をしながらもとりあえず笑っていた。

Thursday, December 21, 2006

おじいちゃんの手打ちうどん


日 本のおじいちゃんが打ったうどんが送られてきた。最近、航空便だとパッケージが3~4日ほどで到着するのでびっくり!!そして今回は、生のうどんが入って いたので、これまたびっくり!!早速、夕食にうどんを食べた。普段食べている讃岐の冷凍のうどんより細めだけれど、とっても美味しかったよ。おじいちゃ ん、ありがとうね!

Wednesday, December 20, 2006

Hollyのシュガークッキーレシピ

Hollyの作ったシュガークッキーが気に入って、レシピをもらった。クリームチーズが入っているので、なんともコクがあって美味しい。早速、子供達と一緒にう ちで焼いてみた。

なかなか簡単!Hollyが失敗がないと言っていただけあって、子供達にぐちゃぐちゃにされながらも、美味しいクッキーが焼きあがったよ。

ただこの生地、かなりべたつくので、粉をかなりたくさんふって、生地を冷蔵庫から小出しにして型抜きをしたほうがいいみたい。

焼き上がったクッキーには、ダージリンがよく合ってとっても美味しかったよ。クリームチーズ味っていうのがいいなぁ。

次回は、アーモンドエクストラクトの代わりに、レモンの汁と皮の削ったものを入れてみようかな。さらにクリームチーズの味がひきたちそうな気がするんだよね。

****** レシピ ******

3 1/2 C. all-purpose flour
1 tsp. baking powder
2 C. sugar
1 egg
1 C. butter, softened
1 package (8 oz) cream cheese, softened
1 tsp. vanilla
1/4 ~ 1/2 tsp. almond extract

Stir together flour and baking powder. Set aside.
In a large bowl beat butter and cream cheese with electric mixer.
Add sugar and beat until fluffy.
Add egg, vanilla and almond extract well.
Add flour mixture to cream mixture.
Divide dough into thirds, cover and chill overnight or several hours, or put in freezer in Ziploc bags up to 3 months.
On lightly floured surface, roll dough 1/8 inch thick.
Cut into desired shapes and place on parchment paper/non stick foil placed on the cookie sheets.
Bake at 375 degree for 10 minutes, or until
lightly brown around edges.

By Holly

Saturday, December 16, 2006

ブディダでひょうげる

友達のHollyから「サムとマリって時々わけのわからない変なことする?」と聞かれた。即答で...「するよー、もちろん、しょっちゅうよ!」

たとえば、これ、ブディダというサムとマリの創作ダンス。ブディダというわけのわからないフレーズ(シャバダバダーというようなのりで...)を繰り返して、どこかのネイティブダンスのようなものを二人で調子を合わせて踊りだす。

Holly は、Ethanが時々どうしようもなくばからしくて(Hollyには)意味不明のことをやるのが気になって仕方が無いという。彼女があまりに真剣なので、 うちの子供がやるなんともばからしい(?)意味不明のこと(公共でされると私が恥ずかしいと感じること)をHollyに話した。

サムとマリの奇異な行動をいくつか挙げると、「うちの子だけじゃない(いや、うちの子のほうがましだ...?)」とHollyは安心したようだったけれど...子供ってそういうもんだよと言いながら、こういうことが気にならない私って一体...。

ひょうげると いう言葉がある。きっとどこかの方言だと思うが、ふざけ るとかおどけるという意味で、私は小さいときに「ひょうげなさんな!」とよく叱られていた。そういう子供だったからか、今もほとんど変わっていないから か、子供達が私の前でこんなふうにひょうげているのを見るのが好きだ。私自信も彼らほどクリエイティブでないにしても、時々似たようなことを やってダニエルや子供達とひょうげているので、ひょうげられることにも抵抗がないわけだ。

あ、Hollyに、「今のこの時期だけだよ、そんなことやるの...そのうち恥ずかしいと思うようになってきたら、やめるよ」と言ったけれど、なんだか自信がなくなってきた。

足元

日 本に住む友人が、これまたタイムリーに、子供達になわとびをプレゼントしてくれた。ホームスクールのグループでやっていたPE(Physical Education= 体育)の時間がキャンセルになったところで、何か運動をさせなければと思っていたところだ。なんでも、今年はグループが大きくなりすぎて、体育館がひとつ では足りなくなってしまったのだとか。自宅で簡単にできそうな運動といえば、なわとび!

この写真のとおり、初日、サムはなわとびを持つと、跳ぶということに一生懸命で、手の動きがついていかなかった。「そんなに一生懸命高くジャンプしてたら、2回と続かないよ」と言っても、やはり高くジャンプして2回ほどで座りこんでしまっていた。

しかし、こういうのは回数をこなしていくうちに感覚をつかんでゆくようで、3日目になると、ぎこちないなりにも、7回連続して跳べるようになった。

そ れにしても、足元がひっかかるのを気にして下ばかり見て跳んでいるサム。「ほら、空を見てごらん、お隣の屋根を見てごらん、雲が動いているよ...」と、 ちょっと視点を変えるように指示をしてみると、自然と姿勢がよくなって、手がきちんと回るようになってきた。なんだかとっても楽しそう。

あたりまえのことだけど、足元の心配がなくなると、人間の動きってこんなにも安定するんだね。視界が広がって色々なものが見えてくるんだね。

その足元をしっかりと照らしてくださっている神様、ありがとう!

あなたのみことばは、私の足のともしび、
Thy word is the lamp unto my feet
私の道の光です。
and the light unto my path.
(詩篇Psalm 119-105)

Thursday, December 14, 2006

炒めるのに挑戦!


ちゃんぽんの具を炒めているところなんだけど、ちょっと炒めすぎちゃったみたい。それに麺も茹ですぎちゃってね。子供と一緒にやっていると、つい私の気が散ってしまうんだよね。今度からタイマーをかけておこうかな。

お気に入りの美容師Glenn

ノー スカロライナに引っ越してきて、1年以上髪を切っていなかったとブログに書いたことがあった。サンディエゴで、それはそれは親切でセンスの良いスタイリス ト(さゆりさん)と知り合ったのだが、もう彼女のようなスタイリストに出会うことはないだろうと思ったので(今もそう思っている)、新しいサロンを捜す気 力が失せていた。

しかし、そうは言っても髪は伸びる。放っておくわけにも行かず、数ヶ 月前、美容師をしていたという友達Dianeに彼女のお気に入りのスタイリストを紹介してもらった。この写真がそのスタイリストのGlenn。

今 日はサムのヘ アカットをやってもらったのだが、見てのとおり、この体格(ボディーガードにでも向いていそう)のせいか、サムは、最初はかなりビビっていた。しかし、見 かけとは裏腹で、Glennは、ものすご~く静かでおっとりしていて、それはもうテディベアのような人。Gentleという言葉は、彼のためにあるんじゃ ないかと思うほど だ よ。だんだんサムの顔のこわばりもほどけていったけれど、やっぱりちょっと怖かったと言っていた。(笑)

Glenn には、お姉さんが二人だか三人だか(忘れちゃった)いて、小さいときから、自宅でこのお姉さん達の髪をロッドに巻いたり、カットしたりを手伝わされていた のだそうだ。そのうちに、すぐ上のお姉さんが美容学校に通いはじめ、Glennはお姉さんの練習台となり、アシスタントとなり、自らも勉強をしていた。と こ ろが、お姉さんは、途中で美容学校が嫌になり、退学してしまった。それなら...とその後、彼が美容学校に入り、美容師になったのだそうだ。お姉さま方に 鍛えられたせいか、Glennは、あれこれと細かい注文を快く忠実に聞いてくれる。

ちなみにこの美容室の店長は韓国人女性でSusanという。日本でも美容学校に通ったことがあるらしい。ダニエルは彼女にカットしてもらっているのだが、韓国ドラマの話で盛り上がると言っていた。(^^)

Hair Pro+
Six Forks Office Center
8378 Six Forks Rd. Suite 101
Raleigh, NC 27615

Tuesday, December 12, 2006

Panini


Paniniっ て、ホットサンドのことなんだよね。最近これを作る器具Panini Makerというのを手に入れた。ホットサンドなんて、そんなにしょっちゅう食べるものではないし、Panini Makerなんてあっても場所をとるだけかなぁなんて思っていた。

と ころが...いざ使ってみるとこれが便利!!ホットサンドはもちろんのこと、鉄板の両 面を使うので、肉、魚介、野菜を簡単に短時間でグリルできる。しかも、余分なオイルは全て落ちてしまうので、かなりヘルシーだ。

最 近では、子 供達のランチに、決まってPaniniを作っている。前もって焼いておいた全粒粉のパンを薄切りにし、マヨネーズ、ハム、チーズ、ほうれん草などの野菜を 挟んで、焼けば1分ほどで出来上がる。この温かいサンドウィッチに子供達は大喜びだ。やはり寒い冬は冷たいサンドウィッチよりホットがいい よね。とろけるチーズに包まれていれば、ふだん嫌がる野菜もあっという間に食べてしまうんだよ。

以 前、ホームスクールの先輩ママに、ランチは、母親が料理をする時間がないので、簡単なメニュー(ピーナッツバターとジャムのサンドウィッチとか)にして、 子供達が自分で準備できるようにしたほうがよいというアドバイスをもらったことがあった。子供達にPanini Makerを使わせるのは、まだちょっとこわいけれど、具を挟むくらいであれば、彼らにもできるので、ランチタイムがちょっぴり楽になった。

Holly, you'd better get one for yourself! It will save your time tremendously.

Saturday, December 09, 2006

蝶々館のきらきら

ちょっ ともやがかかったこの場所...DurhamのLife and Science Museumにある蝶々のパビリオン。蝶々のいる館内は、トロピカルな環境が保たれているため、カメラのレンズが曇ってしまう。子供達は飛んでいる蝶の写 真と名前が載ったカードを見ながら、蝶をIdentify(この場合は同定っていうのかな)するのに夢中になってくれて、私はベンチに座って暫し休憩。子 供達を目で追いながらぼ~っとしていたら、冬の乾燥した外気でピキピキになってしまったお肌が一気に潤ってきたよ。ほら、館内はものすごく湿度が高いで しょ。

それにね、蝶々はもちろん色とりどりで美しいけれど、それより何より、蝶々を追う子供達の瞳がきらきらしていて、本当に美しかっ た。これは自分の子供に限ったことではないけれど、今日、子供達が明 日の食事の心配をしなくていいこと、置き去りにされる心配をしなくていいこと、常に愛されているという確信があるということは、なんと幸せなことだろう...そしていつまでもそれが続きますようにと、そんなことを考えながらそのきらきらを見ていた。

草は枯れ、花はしぼむ。
The grass withers and the flowers fall,
だが、私たちの神のことばは
but the word of
永遠に立つ。
our God stands forever.
(イザヤ Isaiah 40:8)

Wednesday, December 06, 2006

ダニエルの羊

「羊 の世話って大変...動物の本能で危険なところは避けるとかそういうことがあってもいいのに、羊は群れからはずれてすぐに危険なところに行ってしま う...全く世話が焼ける動物だよ」とダニエルは言う。そ の昔、ダニエルは3つ上のお兄さんと羊の群れの世話をしていたことがあった。まだ小学生だった二人は羊のことなどすっかり忘れて遊びに夢中になり、夕刻 にふと気が着くと、群れがどこにも見当たらないとか、一頭二頭が迷い子になることがあって、よく叱られたそう。そこでしぶしぶ最後の一頭が見つかるまで捜 してまわったらしい。そう、しぶしぶ...ね。(^^;)

羊は羊飼い(牧者)無しでは自分で身を守ることができない。でも、羊は自分の牧者の声を聞き分けると言うよ。う~ん、ダニエルの羊達、ずい分といい加減な牧者に導かれていたね。

ク リスチャンになったばかりの頃、聖書にある羊(私)と羊飼い(キリスト)の比喩になんとなく抵抗があったのを思い出す。自分は、ただ大勢いる群れの中の一 人で、皆と 足並みを揃えて生きていくのが一番よいと言われているような...と、そんなとんでもない取り違えをしていたからだった。

まさに、の生き方...をそこから見出そうとしていた。はどうあるべきかというのを常に模索しては、ため息をついていた気がする。でもある日気がついた。私は...私は...ではなく、神様がどれほど一方的にこの私(または、あなた)を愛してくださっているかなんだよね。今の私は、ただただその愛を受けて感謝しているだけ...ありがとうございます!って。

わたしは良い牧者です。
I am the good shepherd;
わたしはわたしのものを知っています。
and I know My sheep,
また、わたしのものは、わたしを知っています。
and am known by My own.
それは、父がわたしを知っておられ、
"As the Father knows Me, e
わたしが父を知っているのと同様です。
ven so I know the Father;
また、わたしは羊のためにわたしのいのちを捨てます。
and I lay down My life for the sheep.

(ヨハネ John 10:14-15)

Saturday, December 02, 2006

クリスマスブレックファストの試食会

土 曜日のWilliams-Sonomaはクリスマスに向けての買い物客でごった返していた。普段ならこういう場所には決して足を運ぶことはないけれど、 この日は例外。店内でクリスマスブレックファストのデモンストレーションがあるというので、Hollyと行ってみる事にしたのだ。それも子供抜きで。(^^)

メ ニューは、パネトーネフレンチトーストにジンジャーブレッドワッフル、ズッキーニフリタタにカリカリベーコン。どれもとっても美味しくて、今年のクリスマ スブレックファストは、これに決まり!と、25日の朝、この朝食メニューを再現したくなった。そして再現するために...そのメニューで使われた便利そう な調理器具をいくつか購入したいと思った。試食の後は店内をぐるぐる回りながら、Hollyも私も欲しいものリストを頭に浮かべて、お互いのそれ をチェックしながら電卓をはじいていた。でもこのお店に並ぶ調理器具となると2桁から3桁になるのは、あっという間。やっぱりクリスマス後日にあるアフ タークリスマス セールをねらうべきかな...ということで、来年のクリスマスまでこの朝食はおあずけ...?

写真はズッキーニフリタタ。野菜入りのオムレツを作る要領で、途中からフライパンごとオーブンで焼くんだって。

結 局この日、Williams- sonomaには2時間半近くいて、ランチタイムになってようやく店を出たけれど、それでもまだ見足りない気がした。その後は お気に入りの中華料理店でランチ。そこでまた2時間も話し込んでしまったのだけど、話し足りない。きりがないな。それにしても横でぐずる子供 がいないとこんなにもリラックスできるものか。なんだか学生時代にもどったようだったよ。ダニエル、ありがとう!26日もよろしく~!!(^^)

Wednesday, November 29, 2006

エンジニアのこだわり

数ヶ 月前、トースターが壊れた。パンを入れても手でノブを押さえていないと電気が入らなくなり、焼けたら自動的にパンが飛び出すという機能も作動しなくなっ た。仕方がないのでそのノブのところに紙を折ったものやナイフを挟んでノブを固定させて使っていた。もちろんこれだと焼き終わったことを知らせてもらえな いので、何度もトーストを真っ黒焦げにしてしまった。

それを見ていたダニエルが「危ないなぁ~、ちょっと貸して」とトースターをいじくり 始めた。 もしかして修理してくれるの?とちょっとばかり期待したのだ が、そんなはずはなかった。(その分野専門の人に修理は頼めばいいと言うに違いない。)それでも興味半分に分解してみたら中にトランジスターが入って いたとかで、どこのエンジニアがトースターにトランジスターなんぞ入れるんだと息巻い て、1分もしないうちに壊れたままのトースターを組み立ててしまった。サムがそのうち分解したがるだろうから取っておくといいと言うが、家を燃やされては 困るので今し ばらく隠しておくことにした。

さて、これで私の誕生日プレゼントはトースターに決まったようなもので、「何が欲しい?」と言われたらCostco(日本でもおなじみだよね)で見た値段がリーズナブルで何だか便利そうな機能がついたトースターをお願いしようと思っていた。

と ころが...誕生日2日前の朝食時に大きな包みを手渡された。しまった!包みを見たら電化製品は定価でしか売っていないあの 店のものではないか...と私は冷や汗。ま、でも返品することも可能かなどとそんなよからぬことを考えながら開けてみると、まぁ見るからにアンティー クな型のトースターが出てきた。

Dualitというメーカーのものらしいが、アンティークなのは見かけだけでなく、このトースターの構造 も昔のものらしく、現代でも職人がひとつひとつ手 作りしているという。「トースターはね、こういう造りが一番なんだよ」と嬉しそうなダニエル。仮に壊れてもパーツはすぐに手に入るらしく、修理も簡単なの だそう。 「でもさぁ、今のこの時代、こういうトースターのほうが値段が高いんじゃないの?」と心配する私に「そりゃぁ、そうだよ、でも僕は本当によい物を残そうと 頑固にがんばっているエンジニア達をサポートしたいからね、惜しいなんて思わないよ」と誇らしげにダニエルは言った。

ソ フトウエアエ ンジニア(ダニエルの職種)と聞けば、なんだかハイテクな感じの人たちをイメージしてしまうが、ダニエルには職人と いう言葉がぴったりだと思う。私自身、 ソフトウエアのことはよくわからないけれど、ダニエルは日頃、ユーザーのことを第一に考え、手間を省かず、妥協をせず、しつこいほどに丁寧にというのを モットーにしてプログラミングをしている。ふつうは、それはあくまでも理想論であって、現実にそんなことをしていたら採算が合わなくなるのだが...彼は たった一人でも惜しみなく残業をしてそれを可能にしようとする。そのため、以前は彼の帰りを待ちわびる私と衝突することが頻繁にあった。今は彼がゆるがな い信念を持って仕事をしているこ とを子供達にも説明できるようになり、だいぶ快くサポートできるようになった。私自身に余裕が出てきたか、はたまたあきらめの境地か?

し かし、残 念 なことに商品の質がかならずしも利益につながらないという世界では、彼のような職人は煙たがられることが多々ある。朝出勤するダニエルの後姿 が戦場に出てゆく兵士のようで、そういう日はやはり打ちのめされてボロボロになって帰ってくる。もちろんGood Dayといえる日もあって、自分の作ったもので誰かをギャフンと言わせたり、喜ばせることができた日にゃぁ、満面の笑顔と,スーパーマンのSの字を胸に掲 げて帰ってくる。

このちょっと古めかしいピカピカのトースター...なんだか見かけも頑固そう(こだわりの塊みたいな)で、ダニエルらしい贈り物だったよ。どうもありがとう!

Tuesday, November 28, 2006

サルを飼っているよう?

以前5~6歳の男の子を持つ友人達が口をそろえて「まるでサルを一匹飼っているようよ」と、彼女達の子育てについて言っていたことがあった。当時子供がいなかった私は「ふ~ん、そうなんだ」と何気に聞いていたのだが、今日ふとそのことを思い出した。

家 の中で退屈してくるとマリにちょっかいを出すサム。棒切れでマリの髪をひっかけてみたり、マリのドールハウスに飛行機を突っ込ませて人形をさらったりす るので、マリが嫌がって金切り声を出す。それがおもしろくてキャッキャッと走り回るサム。あぁこれ、...まさにあの懐かしい高崎山(大分県の名所)の光 景。 思わず「まるで高崎山のサルを一匹飼ってるみたいやわ!」と言ってしまった。

そ れを聞いていたダニエルは、「いや、それはサルに失礼だろう...サルのほうがちゃんと群れのルールを守って生活してるだろうからね」と言って、ストップ ウォッチを持ってきてサムがどれほど頻繁に高崎山のサル的行動をするかを計りはじめた。結果は...なんと3分に1度の割合でマリが悲鳴をあげていること がわかった。これがサルの群れの中でのことなら、今ごろボスにお尻を噛み付かれているんじゃなかろうか、このコザル。いくらサムを注意しても、3分もすれ ば、またどこからかコザルの手がでてきて余計なことをしている。(余計なこと=大きなトイストーリーのバズの玩具をマリのシルバニアのテーブルに着陸させ てテーブルの足を折るとか...)

ダ ニエルいわく、「サルとサムがよく似ていても不思議じゃない、クリエーター(創造主)が同じだからね」というわけで、とりあえず私は自身のSanity (正常な精神)を保つためにも、今日も高崎山にサル見物に来た気分(サルの喧嘩は見てみぬふり?)でいることにした。それにしても大分=高崎山観光=温泉 というわけにはいかないだろうか。あぁ別府の湯煙が瞼の裏に浮かんできたぞ。(温泉の禁断症状がでてきたか?)あ、またマリが悲鳴をあげている。(^^;)

Tuesday, November 21, 2006

アレッポ石鹸


以 前ブログで敏感肌のダニエルのためにオリーブの石鹸をあれこれ買いあさって試していると書いたことがあった。さて、今はどうなっているかというと... やはり、以前イエメンに住んでいた愛子さんに頂いたアレッポ石鹸が一番良かったということで、現在はアレッポ石鹸を個人輸入しているところから買ってい る。

個人輸入となると値段が気になるところだが、今回36個まとめ買いをしたので、45ドルとかなり安価になった。今までKissMeや Body Shop、Olivella...などの色々なオリーブ石鹸を買ったけれど、税金を含めて1個の値段が2ドル50セントを切ることはなかったので、これは かなり お得(?)。

それにアレッポ石鹸は長持ちする。うちでは家族で使っても3~4ヶ月はなくならないので、1年間で4個以上使うことはない。となると今回9年分くらいを買ったということになるのかな。クリスマスプレゼントにでもしようかな。(^^;)

気晴らし

Classical Conversationsで同じクラスのAidanと一歳違いのお姉ちゃんBriannaのバースデーパーティーが、湖畔の公園で開かれた。秋晴れのさ わやかな土曜日の午前中、子供達は湖でびしょぬれになって走り回った。下の写真はAidanとサムと Ethan。

こ の日EthanのママHollyは、よれよれになってパーティー会場にやって来た。 「5歳の子供(Ethan)の相手をするのに疲れたぁ~、2歳児(David)はまだまだかわいいのに...」と言う。日ごろの小さなことが積み重なって 爆発寸前のHolly。しかし、この日に限ってPhillip(ご主人)は体調を崩して家で休んでいる。

わ かる、わかる、その泣きそうに なる気持。うちもよくあるそういう事。誰のせいでもないんだけど、何もかもが嫌になるときがある。ドラえもんのどこでもドアがあったらいいのに...5分 でいいから どこかにワープして自分をとりもどしたいよね。私なら、あの映画、サウンドオブミュージックの舞台となったオーストリアの湖の横に広がる丘にワープした い...いや、長浜ラーメンの屋台でもいいぞ。でも現実はそうはいかない。

「Holly、思い浮かべて!Williams-Sonomaのフレンチ のあの美しい食器、あのテーブルセッティング、輸入物のソースやスパイスの数々...はい、深呼吸して!Holly、Williams-Sonomaよ Williams-Sonoma!」

私 はWilliams-Sonomaの回し者ではないけれど、家事や育児に疲れを感じるときにちょっ と寄ってみると気が晴れる。パーフェクトに揃った 食器、季節ごとに変わるテーブルセッティングに小物を見ているだけで楽しくなる。アスパラガスを立たせたまま茹でられるというアスパラガス専用の鍋...なん て感動しない?Hollyもどちらかというと私によく似たタイプだと思うので、そういったキッチン用品の店は大好きなはず。

先 週のケアグループ(教会の礼拝の前にあるスモールグループの集りでHollyも一緒)のときに、5歳児の子育てについてがトピックになった。その大変さや 興味深いところをシェアしたり、他の人たちの体験談を聞いていると、なんだか元気が出てきた。きっとHollyもそうだったにちがいない。現在 ティーンエイジャーを持つ友人たちからは、色々とタイムリーなアドバイスが得られるのもこのグループのよいところ。もちろん、祈ってもらえるのも嬉しいこ とだ。「とにかく夫婦二人の時間を大切にしなさいね、いつでも子供をうちに預けに来てー、DVD見せて、ばんばんジャンクフード食べさせて家に返してあげるから 遠慮しないでぇ~~」と言ってくれるのはCarolとJerry、ティーンエイジャーの3兄弟のママとパパ。心強いよ、ありがとう!!(^^)

マリのお手伝い

洗 濯物が山ほどたまったある日、夕食の準備をしていたらマリが洗濯物をたたんで仕分けをしてくれていた。たたむのは、まだまだ上手とは言えないけれど、仕分 けのスピードと正確さは大したものでびっくりした。彼女が、普段誰が何を着ているということを驚くほど細かく観察していることに気が着いた。この日は、日 本に帰ってしまったおじいちゃんとおばあちゃんの服が混じっていたが、「あ、これおじいちゃんのなのに...、おばあちゃん忘れていっちゃったのかなぁ」 などと言いながらもマリはそれらをも正確に仕分けをしていた。
兄弟姉妹が多くいると、この仕分けの作業にはことさら手間がかかるだろうなぁ。うちは二人だけど、マリがサムのお下がりを着ているのでややこしい。

こ の仕分けをダニエルがやると大変だ。サムとマリの服がごっちゃになり、終いには私の靴下がサムの引き出しに入り、サムの靴下が私の引き出しへ...どう かすると私のジーンズも足の長さが同じだからとかいう理由(?)で、サムのものと一緒にされてしまう。いくらなんでもこれは情けない。トホホ...。

でも文 句は言わない...家事を手伝ってもらえるだけでありがたいもんね。(^^)

今日はマリはゆで卵に塩を加えたり、火加減を見てくれた。たまにガスコンロの端っこを触ってしまって「あちち...」といいながらも嫌がらずにがんばった。たまごの殻むきも、ほら楽しそうでしょ。

Thursday, November 16, 2006

歩み寄る

先日、「うわー、なんだかすっかりアメリカ人になったね!」とダニエルに言われた。それが良いことか悪いことかは別として、私の言ったある一言が彼にそういう印象を与えたのだ。

そ れは、My contribution will be....(私が貢献できるのは...)という一言。どうしてそういう話になったのかは覚えていないのだけれど、税金、もしくは地域の活動のこと で、私自身がどのように貢献できるかを言っていたのではないかと思う。

「貢献するとか寄与するとか自分の時間を地域のために捧げるってい うのは、愛国主義のアメリカ人的発想だと思わない?」と言ってニンマリと笑っている。逆 に言ってみると、日本人はそういうことにかなり疎い、もしくは自分が一個人として地域のために何ができるかなんて考えている余裕は日本人にはないのではな いかという問いかけだ。少なくともダニエルから見た日本人の姿(これって私のこと)はそうだったのかな。

結 婚15年目に入ったダニエルと私。二人のあいだで結婚当初から心がけていることのひとつに、「歩み寄る」というのがある。これは、国際結婚をしてい る私達がお互いの文化に歩みより、学びあうという意味なのだが、これが15年経った今、歩み寄ったはいいけれど、接点を通り過ぎて、すれ違い、逆の方向に 行っている気がする。すれ違いというと、何かよからぬ方向にと思うかもしれないが、私たちの場合、決してそれが悪い結果を招いているわけでない...と思 う。

結 婚当初の目標は、まず言語から...私は英語をダニエルは日本語を極めるという目標を持ち、 お互いに相手の学習をヘルプするということにした。そしてそれは今も現在進行形で続いている。次 は食文化...ダニ エルはここ数年で納豆以外の日本食を何でも好んで食べるようになった。そう、好んで...だ。私はといえば、アメリカの食文化をササッと適当に通過して、 現在は行事のたびにダニエルの祖先がいたというスコットランド/イギリス/フランスの食文化を少しずつ取り入れるまでになった。

そ して今では、大晦日には蕎麦、元旦にはおせち料理がなくてはダメというのがダニエルで、行事ごとにスコットランドのタータンチェックの飾りを意識するのが 私 だ。子供たちへの読み聞かせも、ダニエルが日本語の絵本を読み、私が英語を読んでいる始末。テレビもTVジャパンだけで、アメリカの番組を一切入れないと 決めたのはダニエルだし、ここノースカロライナでわざわざ日本語の教会に行かなくてもいいと言ったのは私だった。「なんてこったい、そりゃ逆だ」と言われ そうだが、なぜかうちはこれで上手くバランスがとれているのだ。

サ ザンやユーミンを口ずさみ、昭和の時代のテレビのキャラクターに妙 に詳しいダニエル。日本に行くとたちまち変な外人に変身してしまうけれど、そんな彼の おかげかもしれない...サムが「僕は日本人でよかったぁ!」と言って、アメリカに住みながらも日本人であることを喜んでいるのは。

今夜のメニューはおでん。もちろんこれもダニエルのリクエスト。感謝だなぁと思う。

兄弟愛をもって心から互いに愛し合い、
Be kindly affectionate to one another with brotherly love,
尊敬をもって互いに人を自分よりまさっていると思いなさい。
in honor giving preference to one another;
(ローマ Romans 12:10)

Wednesday, November 15, 2006

科学博物館

ボタンを押すと、このクッキーロボットが動きだす仕組みになっていてなかなか面白い。思わず微笑んでしまうよ。

秋晴れの火曜日の朝、子供達とDurhamにある科学博物館に行ってみた。平日の午前中となれば、ふつう の子供達は学校へ行っているので、館内はガラーンとしていて、まるで私達のための貸切状態だった。あぁ理想的!と、調子にのって、今回は年間パスを買って しまった。週に一度は来ようと決めた...いや来なければもとが取れないのだ。

右の写真は竜巻をシュミレーションするマシン。このマシンもすばらしいけれど、これを見ている子供たちの表情を見るのが好き。


ただオープンスペースに白木の積み木で、黙々と作業ができるこの場所。照明の加減のせいか、なんだかものすごくリラックスしてしまった。子供たちもそれぞ れのプロジェクトに熱中してくれるので、し~~んとして私は眠りこけそうだった。こういう時間って好きだなぁ。


カブトガニの腹を見ているマリ。なんでもお兄ちゃんの真似をしなければ気がすまないんだよね。

ここの博物館、外が充実している。プレイグラウンドやちょっとした動物園(クマとか狼とかがいる)がまたいい。ふつうアメリカにいるような野生の動物や家畜を飼育しているというだけのスケールなのだが、無理がなくて私は好き。

ト レインが30分毎に出ていて、それもただ林の中を走るだけというシンプルなもの。特に何か珍しい風景が見えるとか、子供に受けそうなキャラクターがあるわ けでもない。だけどサムとマリの反応が面白い。木々のあいだからちらちらする陽の光に感動し、ときおり風とともに運ばれてくる動物の匂いに気がついて鼻の 頭に皺を寄せる。動物が生きていると、こんな匂いがするんだねと三人で納得。

さて、ランチはカフェで子供達の好きなホットドッグをオーダーした。これはサムとマリが唯一食べてくれるアメリカンフード。お天気がよかったので、外のテーブルで、あの動物の香りとともに...。(^^;)

Tuesday, November 14, 2006

かきくけこ

「かきくけこ」が上手く言えないマリ。どうしても「かちくちぇこ」になってしまう。その発音の違いが聞き取れていないのかと思い、試しに私が「かきくけ こ」と「かちくちぇこ」を交互に言うと、正しく発音したほう「かきくけこ」が正しいと言う。わかっているのに、発音できないってわけだ。(^^;)