Saturday, November 27, 2010

赤いオーブン


Bertazzoniのオーブンがやってきました!赤いトラックに続いて赤いオーブンです。(本当は、キッチンの壁にマッチするようにとバター色を選んだのですが...)在庫にバター色がないということで、イタリアに注文すると3ヶ月かかると言われました。オーブン&コンロなしで半年過ごしましたが、これからまた3ヶ月なんて...正直、もう限界!あっさり、バター色をあきらめることにしました。この際、色なんかどうでもいい!でもさすがにイタリアのオーブンですね。赤以外にも、ステンレスや白や黒はもちろん、青や緑や濃い黄色などがありまして...赤(チェリーレッドというらしく実物はもっと濃い赤)がとても暖かく感じました。でも夏は暑苦しいかなぁ?それにしてもキッチンのイメージとのミスマッチがおもしろいではないですか。

さて、このBertazzoniのオーブン、優れものです!これまでの30インチから6インチ大きい36インチになったからなのか、Bertazzoniだからなのか、オーブンは、焼きむらをつくりませんし、調理時間も随分と短縮できます。コンベクション機能はまだ使ったことがありませんが、これでさらに調理時間が短縮できるようです。温度調節はノブになっていて、デジタルではありませんし、調理中はずっとライトがついていて中がよく見える(こげ具合がよくわかる)ところが直感的な調理に向いている気がします。コンロは火力が強く、バーナーが6個あるので、大助かりです。大きな寸胴鍋(うちのはそれほど寸胴ではありませんが)でチキンのストックをコトコト煮ながら、それぞれに大きな鍋でパスタとソースを同時に作ることが可能なのです。ただ...電気代とガス代(うちはプロパン)はどんなもんでしょう?オーブンは電気ですが、コンロはガスのデュアルフュエルです。このペースで料理をしていたら、どう考えても省エネ効果は期待できそうにありません。

ところで電子レンジがなくなって6ヶ月になりますが、なくて困ったことがありません。以前は、電子レンジでチョコを溶かしたり、野菜に火を通したりしていましたが、それもコンロがあれば十分です。電子レンジといえば、遺伝子の損傷説や栄養素の破壊説が以前から気になっていたので、これでよかったのかもしれません。

田舎暮らしのルール...その4 

近所はお互いに助け合い、Sweetな関係を保ちましょう。



セールスの電話がよく入るこのごろ、電話は番号と共に表示される名前を確認してから出るようにしています。元オーナーの行方の問い合わせの電話は、やっとなくなりましたが。

つい先週、見覚えのある...でも知り合いではない(?)名前が表示されて、取るのを躊躇してしまいました。その数分後、ふと思い出したのです。あの表示、お隣のマクレガーさん(マリがつけたあだ名)だと。マクレガーさんちの電話番号を手元に置いていないのに気づき慌てました。もしかしたらお隣さんに何かあって、私の助けを必要としていたなんてことだったらどうしようと気にしながら、外に出て林の向こうのお隣さんの方角を眺めていました。

すると、トランクを開けたままで走って来る一台の車が見えてきました。やっぱり何かあったのだと思い、ドライブウェイまで行きますと...マクレガーさん、トランクには大きな荷物を抱えておりました。「腰の手術をして、重い荷物を抱えることができないから、手伝ってもらおうと思って」と言います。どうやらうちに届くはずの荷物が彼の家に間違って届けられてしまったようなのです。あぁ申し訳ない!しかも、そういうことがとても頻繁にあるらしくて、これまでもそのたびにマクレガーさんが持って来てくれていたようなのです。「あそこの二股(林の中のマクレガーさんちとうちの分かれ道)は、誰もがうちの方向に来たくなるから仕方ないんだよ」と言います。確かにマクレガーさんちのある左側は、明るく道幅がやや広くなっているのに比べてうちにつづく右側は、なんとなく暗い森に入っていくような感じがするのです。私自身もはじめて来たときは、迷わず左側を選びマクレガーさんちに行ってしまいましたから。

それにしても、この日届いた荷物がよりによって50ポンドのにわとりの餌だったとは...恐縮でした。

帰り際に、紅葉がきれいになったねぇといいながら、森を見渡すマクレガーさん。「変な人を見かけたら、すぐ知らせなさい、いつでも撃ちにくるから...いや、守ってあげるという意味だからね」といって、銃を構える真似をしておりました。(^^;)ハハハ...マクレガーさんの趣味は狩り。銃の扱いにはとても慣れていらっしゃるようで。とってもありがたいお言葉ですが...なんと返したらよいか...。You are so sweet!(なんてやさしいの!)と私の中ではそういう響きのあるこの表現しか思いつきませんでした。どんなことであれ、ご近所さんのご好意はありがたく受けとりたいですもんね。


Tuesday, November 23, 2010

まなびや通信 Fall 2010

 このごろの子ども達...相変わらずにわとりの世話が日課です。鷹にひよこをとられ、お隣の犬にルースター2羽(中央の白黒と右上の茶)が襲われ、そんなこんなでにわとりは現在7羽になりました。ファームライフは、一難去ったらまた一難。(^^)


 ビーバーダムは、何度壊しても翌日はきちんとメンテナンスがほどこされています。子ども達はダムのおかげで流れがゆるやかになった小川で、小魚やザリガニやヤゴをとって遊んでいます。秋でも結構いるのですね。

 
裏の小屋の横の大きなメープルの木にロープと木の板で、ブランコを作りました。





にわとり小屋第2号ができました。第1号よりも軽量にし補強をよくして、大きめのタイヤをつけてみました。


 裏のポーチのドアの隙間からしばしば忍び込むCarolina Wren(茶腹ミソサザイ?)。今日は子ども達に捕まってしまいました。一度でいいから触ってみたいというので、手に取って観察した後、外に放してやりました。



引っ越してから半年が過ぎ、ようやくクラスルームが完成しつつあります。これまで大きなテーブルで二人一緒に学習していましたが、サムが気が散るというので、この冬からはそれぞれにデスクを与えることにしました。

Sunday, November 21, 2010

ロッキングチェアー


近所の小さな街の家具屋さんの店先に並べてあったロッキングチェアー...半年間、そこの交差点で信号待ちをするたびに気になっていました。フロントポーチに置くのに色も形も最適。家が売れたら、クロージングの日に買いに行こうと決めました。

クロージングの日の弁護士事務所の帰り道、早速このロッキングチェアーを求めて、その交差点にある家具屋に入ってみました。見るからにファミリーがやっているような小さな田舎の家具屋です。早速この椅子二つを買いにきたことをオーナーらしき人に伝えたら...なんと、すでに買い手がついているというではないですか。確かに椅子にはSOLDという札がついています。が〜〜〜ん!半年も目をつけていたのに...。「残念だけど、うちは安く仕入れるために、注文はとらないことにしているから、またいつか似たようなのが入ったら知らせるよ」と言われ、がっかりして店を出ようとしたとき。オーナーの息子さんらしき人が「あ、もしかして、あのロッキングチェアーのことだったら、買い手がついていたんだけど、今しがたキャンセルの電話があったから、札を除けようと思っていたんだよ」とひきとめてくれました。しかも、あの椅子はお隣のテネシー州でつくられた本物(本物の木でつくられたという意味)で、他の椅子よりちょっと高めなので、まけてくれると言うのです。またまた私たちの新しい家と同じようないきさつ(すでに誰かに買われてしまった後だったけれど、なぜだか最終的に手に入れることができた)で、椅子も手に入れることができました。私たちが買いに来るまで売れないように、神様はSOLDの札をつけてくださってたのかなぁ。(^^)と勝手な解釈をしております。

ところで、このロッキングチェアーをダニエルは「にわとりの揺れる止まり木」と呼んでいます。にわとりがね、くつろぐのですよ...この椅子に座って。まだ落とし物はされたことはありませんが。(^^;)

クロージングの日


待ちに待った前の家(売りに出していた家)のクロージングの日がやってきました。低迷が続く不動産マーケットは、今まさに買い手市場(バイヤーズマーケット)です。家の価格が下落しているので、今がお買い得らしいのですが、売る側の立場になりますと、損を承知で売りに出してもなかなか売れません。結局うちも半年以上かかってやっと売れた次第です。

クロージングの日(物件引き渡しの日)は、家族で指定された弁護士事務所に出向きました。事務所では、家の権利書と鍵を新しいオーナーに渡し、銀行に入金されたことを確認します。入金といっても、ほぼ全額が即座に新しい家の支払いに回されるわけですから、そのお金は見ることも手にすることもありませんが。「パパ、ポケットに入 らないくらいお金もらったらどうするの?」という当初のマリの心配も無用でした。家を売ってくれてありがとう...いやいや、買ってくれてありがとう、気に入ってもらえてよかった...と、新しいオーナーと和やかに言葉を交わした後、事務所を出ました。

事務所を出たところで、今回家を売るのにお世話になった不動屋さんSethから思わぬプレゼントをいただきました。それがこの写真↑。うちの新しい家の水彩画です。じ〜〜んとくるものがありました。(^^)

今回の引っ越し...わたしたちが自分たちなりに模索して理想としたシナリオを神様は、一転二転させ、その全行程を(最初からそうあるべきだったように)ととのえてくださいました。「...すべてのことを働かせて益としてくださる...」(ローマ8:28)神様におまかせするのが一番です。