Sunday, September 30, 2007

お兄ちゃんっていいな

                                      

なかよし

                     
ときには、けんかもするけれど、とってもなかよしのサムとマリ。私が「お兄ちゃんなんか、くら~い森に捨ててきてしまおうか(グリム童話じゃないって)」とマリに言うと、「だめ、そうしたらマリちゃんかいちゅうでんとうもってさがしにいくぅ!」と言う。

よくサムがトイレの前に座りこんでレゴを作っている。なにをしているのかと聞くと、マリが1人でトイレに行くのを怖がるからと、ドアを半開きにして、マリが終わるまで待っているんだとか。自分はクルリと反対を向いて(一応、見ないように配慮しながら)、「マリちゃん早くしてよ~!」って、ちょっと不機嫌そう。ありがとうよー、サム!

NCに引っ越してきたばかりの頃、子供達に「裏の通りは、時々車が来るから出ないように!」と厳しく言っていた。あれから2年...子供達も成長してるし、今ではサムが自転車に乗ったりすることもあるので、私自身、裏通りのルールをすっかり忘れてしまっていた。そんなある日、モモの散歩に二人を連れて出たところ、マリはアスファルトの上を歩こうとせず、フェンスの真横のウッドチップの上を歩いている。なぜそんなところを歩いているかと聞くと、サムが、マリは道路に出ると危ないからと、フェンスの外では、芝とウッドチップの上だけしか歩いてはいけないと言い聞かせていたという...かれこれ2年も...知らなかった。(^^;)
                

Thursday, September 27, 2007

Martinと澄江さんの3人目


Elijah君

お兄ちゃんとお姉ちゃん、サムとマリ、そして澄江さんと私がわいわいやっている横で天使のように眠っていたElijah君。よく食べて、よく寝て、しかもあまり泣かないおりこうちゃんなのだそう。見てのとおり、目鼻立ちがくっきりしていてなかなかのハンサム。かわいいでしょう~。

おめでと~う!

Wednesday, September 26, 2007

ラジオたいそうだいいちーっ!

                              

Tuesday, September 25, 2007

一緒にまなぶ

                          
今朝「ママもこれ読んだらいいよ」と、ダイニングテーブルの上にブックマークを入れた本をサムが置いていった。Magic Tree House でおなじみのJack とAnnieが、火山の噴火に巻き込まれるというストーリーで、ヴェスヴィオ火山の噴火で壊滅してしまったといわれるポンペイのことが書かれてあり、最後のページに、ポンペイについてのちょっとした豆知識のようなものが載っていたのだ。私がきっと興味があるに違いないと思ったから...と。

そういえば、以前ポンペイのことを別の本で読んだことがあった。「火山が噴火して都市が一気に飲み込まれるなんて、こっわーい!こんなのマリに読んだらこわがって夜眠れなくなるよね」なんて、サムと言ったのを思い出す。79ADに起こったこの噴火で19時間にして消え去ったこの都市の遺跡...いつか見に行ってみたいな。

それにしても、サムはわかっているようだ。私が彼とおなじ学び舎でおなじように学んでいることを。だとしたら、この調子でこれからもやってけばいいんだね。

ふと思った...まなびや(学び舎)っていうの、うちのホームスクールの名前にして登録しようかと。NCの州の法律でホームスクールをしているファミリーは、そのスクールの名前を登録しないといけないらしくて、ここ半年ほどその名前をあれこれ考えていたのだ。あ、でもこれ、日本の塾の名前としては結構ありそうなよね。寺子屋とかも..古いか。(^^;)

ファミリーによっては、個人が登録した名前のロゴが胸に刺繍されたポロシャツとチノパンというようなユニフォームまで作っていたりするからびっくり!なんていいながら、動物のキャラをマスコットにして、ロゴと一緒に入れたらかわいいなとか思ったりして...カブスカウトじゃないか。(^^;)

ダニエルはKiko Academyにすればいいなんて言っているけれど、それじゃぁあんまりにもディレクトすぎるし、そもそも私が築き上げたというような印象を名前から与えたくない。それにもっとやわらかい音のほうがいい感じ。
             

Friday, September 21, 2007

サラちゃん

                          
サラちゃん(6歳)

この写真は、小、中と同級生だったもこの娘さんサラちゃん。かわいいね~。サムとお誕生日が近いのだけど、なんだかずっとお姉さんに見えるよ。目鼻立ちがもこにそっくりだね。(^^)
                

Thursday, September 20, 2007

おもしろくありたいマリ


みて~っ、おもしろいよ!

いつでも「おもしろい!」と言われたいマリ。上にお兄ちゃんがいると、こんなになるのかな...それとも、これがマリなのか(?)

あの頭の中で想像した生き物を当てるというゲーム(レストランなんかで、子供が退屈したときによくやるやつ)で、サムは、「足は6本ありますか?」とか、「草食ですか?」とか、まともな質問をするのに対してマリは突拍子もないことを言って笑わせる。

サム 「その口の形はストローみたいですか?」

私 「いいえ」

マリ 「えっとぉ~、それはバクハツするですか?」。

私 「...」

サム 苦笑いしながらため息をつく。

もはや、ゲームのスコアなんてどうでもいいマリ。(^^;)
                                

アサガオの種


アサガオの種

去年植えた朝顔が、今年は異常なほどに増えて、これまた異常なほどに種がついている。サムに「マリちゃん、皮が茶色になったのだけだよ」と言われながら、マリが一生懸命に種の収穫をしていた。

ピトシャンピトショのいちぢく

                                  
ピトシャンピトショのいちぢく

スナックの時間に「ふくろにはいったおとこのこ」というフランス民話を子供達と読んだ。主人公の男の子ピトシャンピトショが庭にいちぢくを落としたところ、いちぢくの木がみるみるうちに大きくなってたくさんの実がなった。そこへ鬼がやってきて...というふうに物語は展開してゆく。

鬼が出てくる外国の民話というのは、聞いたことがなかったけれど、あるんだねぇ。しかもこの絵本の風景は、マルセイユあたりの海辺だそうで、なんだかとっても爽やか。青がとってもきれい。

しかし、やっぱりヨーロッパのお話しだけあって、最後は残酷。鬼は焼けた尖った鉄の棒に突き刺さって死んでしまったとさ...。

で、今日のおやつはピトシャンピトショのいちぢく。「マリちゃん、これお庭に落としてくる!」と、いちぢくを持って庭に出ようとするマリを「もったいない!」と言って止めた。
                            

Wednesday, September 19, 2007

なつかしい制服

                      
これ、私が通った小学校の制服。卒業して30年近くなるのに、靴下が黒に統一された以外は変わっていない。

ここに写っているかわいいKidsは、かつ(私の小、中、高の同級生)の子供達。左が6年生のお姉ちゃんと、右が4年生の弟くん。特にお姉ちゃんのほうは、驚くほどかつそっくり!!まるで、かつの遺伝子しか入っていないみたい...。

そういえば、かつから小学校の修学旅行は沖縄だと聞いた。私たちのときは、どこだったか忘れてしまったけど、飛行機で修学旅行なんて考えられなかったよあの時代は。      

Tuesday, September 18, 2007

PMSの朝


掃除機をかけるマリ

頭痛がするし、からだがだるい...といっても、ダニエルは出勤し、子供達はすでに走り回っていたので、そのままベッドに舞い戻るわけにもいかず、やはりいつものような一日をはじめることにした。

これはPMS(月経前症候群)...小さなことが目に付いて、それが気になってイライラしてくる。

8年前に子宮内膜症の手術をして以来、私のPMSは、眠くなるのとチョコが無償に食べたくなる以外には、なかった。なのに、今年に入ってイライラが加わった。友達は口をそろえて「へー、今までイライラなかったなんてラッキーよ」と言う。みんなあるってことかぁ。

今年に入ってからだ。庭のフェンスの木の曲がり具合が気になるようになった。それも決まって生理前3日くらいにダニエルに「あのフェンスの曲がりが...」とはじめて、家中の気になる箇所について不満をぶつけている。で、生理がはじまると、それがあまり気にならなくなるから不思議。ホルモンのいたずらか~。

さて、このPMSを何とか対処しなくてはと、今朝は子供達に掃除機をかけさせた。私は床に転がって子供達の写真を撮りながら、どうやって掃除機をかけるか指示を送るだけ。なかなかいいぞ。

それにしてもマリ、かなり腰が入っているなぁ。そんなにふんばらなくてもいいんだけど。(古武道でもやらせるかな...槍とか?)ちなみに、このたすきのように見えるのは、キティーちゃんのバックパック。最近よくこれに自分の持ち物(正確には何が入っているか私は知らない)を背負って一日を過ごしている。「これはマリちゃんの荷物」なのだそうだ。

荷物...なるべくなら背負いたくないものだけど、彼女にはお姉さんになった気分でいられるようで嬉しいらしい。だけどね、お姉さんになったら、PMSが待ってるよ。あぁ、今日はかなりネガティヴ。
                 

真実を追究したいインド人


ハイデラバードの街中
                    
宗教と政治の話題はタブー...というのを大抵のビジネスマンは心得ている。ダニエルの場合、それを心得ているというより、仕事そのものしか頭にないので、仕事以外の話をすることは、まずないと言っていた。そういう人なのだ。

と ころが今回のインド出張中、むこうのチームの人たちの中に、熱心なヒンドゥー教徒とジャイナ教徒という人たちがいて、食事のときに、宗教についての話題で 盛り上がったという。ヒンドゥー教やジャイナ教といえば、菜食主義でなければならないとか、人(もしくは、教派?)によっては、バクテリアを殺してはいけ ないのでヨーグルトも食べないという人もいる。こういうことが、外国人(ダニエルや他のアメリカン)を交えた食事のときに話題になるのは、ごく自然なこと だったのだろう。

しかし、途中から一緒にビジネストリップに加わったアメリカ人の同僚(ユダヤ教徒)は、この話題に全くのってこなかった らしく(気持はわかる)、この宗教ディベートで、ヒンドゥー教VS他の宗教となったとき、ターゲット(他の宗教側)はダニエル1人に絞られてしまった。 うゎぁ~ラッキー!(^^;)

そこでダニエルは「宗教はともかく、真実を追究したい!」というインド人のピュ-シとプルゥを相手に、神様についての話(自分と神様との関係)をインドにいるあいだ中することになった。

滞在中、ダニエルは、ピュ-シがプレゼントしてくれたというヒンドゥー教の教典をホテルで一生懸命読んでいた。私にも一生懸命だというのがよくわかった。(Skypeで毎日のようにヒンドゥー教について彼からあれこれ聞かされていたからね。)(^^;)

しばらくして、ピュ-シとプルゥも、聖書を読んでみたいと言ったそうで、ダニエルは書店(インドの普通の書店にあるかなぁ?)に行って聖書を買おうと思っている と言っていた。ダニエルは聖書を自分のPDAにダウンロードしているため、普段聖書そのものを持ち歩いていないんだよね。

ところが... 翌日その必要がなくなったというではないか。なんと、食事の後、ピュ-シと一緒に乗り込んだタクシーの運転手さんが、「昨日乗せたお客が、これを置き忘れ て行ったからどうぞ」と新約聖書を手渡してくれたのだとか。うっそー、インドで?聖書が置き忘れ?神様に遣わされたどなたかが、意図的、もしくはすっかり 忘れて置いてってくれたんだね。神様ありがとう!

さて、インドから持ち帰ったヒンドゥーの教典だが、「これは神聖なものだから、君の聖書 の隣にいつも置いて欲しい」と言われたという。ダニエルが自分の聖書をどんなところに放置しているか、ピュ-シが見たら、驚くかもしれないなぁ。 (^^;)粗末にしているわけではないんだけど、聖書そのものを奉っているわけでないし、これはマイバイブル!というような固執もない。誰かが「君の聖書 をくれないか」と言えば、二つ返事であげてしまうだろうし。でも、とりあえずダニエルはちゃんとその教典を言われたとおりに自分の聖書の横に並べて置いて いた。これは、その教典が神聖であるからではなく、その友人に対してのRespect(敬意)を表した行為なのだ。ダニエルのそういう誠実さが、なんだか 嬉しい。

そしてイギリスに経つ前日、新約旧約の両方が入った聖書とキリスト教(というより神様と人間の関係)を理解 するのに少しでも役に立てたらと、C.S. Lewis(ルイス)のMere Christianityをそれぞれ一冊ずつ、ピュ-シとプルゥに送った。
        

Sunday, September 16, 2007

まだいるよ


クロアゲハの幼虫(卵から孵って15日目)


Thursday, September 13, 2007

The Hundred Dresses

                
これは、今夏からはじめたSonlightというLiterature baseのカリキュラムの中に入っていた本の中の1冊The Hundred Dresses by Eleanor Estes。

毎日、擦り切れたような同じ服を着ているポーランド移民のWandaという女の子が、ある日、自分が家に百枚のドレスを持っていると言ったことで、クラスでも目立つ存在のPeggyからいじめを受けはじめる。いつもPeggyと一緒にいるMadelineは、そのいじめを黙って見ているが、心の中で葛藤し続ける。そんな時、Wandaが突然転校してしまう。

この物語を通して、人間は誰でも差別をしてしまう心を持ちえていること、しかしそれを間違ったことだと判別し、いじめる側もいじめられる側もそのことに立ち向かうことができること(いじめを目の前にして自分はどうあるべきなのか)などをサムと話しあうことができた。

Wanda Petronskiというポーリッシュ系の名前の響きが、ちょっと変わっていると書いてあったところで、サムが「そうかなぁ、ぼくはそうは思わない」と言っていたけど、最近は移民の数もさらに増加して、どんな苗字が馴染みのある響きなのかなんてことは、わからなくなっているのは確か。しかしながら、あのフランチャイズのファーストフードの店と同じうちの苗字...日本の学校に行けば、からかわれることうけあいよね。(^^;)

そういえば先週、サムが「サムは日本人だから背が低いんだよ...」と友達から言われていた。それに関してサムは、どう思ったかと聞いてみたら、「うん、背が低いっていいよー、高い人よりちょこまか動けるから、こんなふうに...」と敏捷に走り回ってみせた。そっか。(^^)

青じそとイカのパスタ


青じそとイカのパスタ

スライスしたにんにくをオリーブオイルで炒めて、イカと青じそを加え、茹でたパスタをからめ、塩と胡椒をふるだけ。それに梅肉をのっけて、海苔をふりかけたら出来上がり!

青じそをたっぷり入れたのだけど、子供達はふだんよりたくさん食べてくれた。梅肉の酸味がよかったのかな。
             

一夜にして


クロアゲハの幼虫

昨日見たときは、まだ黒くてイガイガしていたのに、今日は脱皮してこんなにカラフルになっていたよ。

Wednesday, September 12, 2007

パパに見せたいんだって


パパ見て~! 

Tuesday, September 11, 2007

寝てくれた!



           マリはこんな風に








サムはこんな風に





午後7時30分就寝!




だけどモモはこのとおり。わかった、わかった、散歩に連れて行くから待ちなー!







        

青じそカルボ

                           
青じそカルボ

庭の青じそが雑草のごとく大量にできてしまってるので、青じそカルボナーラを作ってみた。ベーコン(又はハム)をせん切りにして、マッシュルームと一緒に炒め、そこに茹でて水で洗ったスパゲティーを入れて炒め、卵黄と生クリームを混ぜた液をスパゲティー全体にからめて火を止める。そして、塩と胡椒で味付けするだけ。かーんたん!

私のは、青じそをスパゲティーの上にこれでもかと大量にのせたけれど、子供達には、マッシュルームと一緒に青じそを炒めて入れた。ざらついた葉っぱを食べている感覚を消すためにね。実際にそっちのほうがずい分と食べやすい気がするよ。(^^;)
                

Saturday, September 08, 2007

一匹だけ?

                    なぜか1匹しか見当たらない...他のは食べられちゃったのかなぁ。ま、私のパセリが減らなくてすむからよしとしよう。
 

ダニエルとインドのおもてなし

            
先週の土曜日、元気に帰宅したダニエルが翌日から体調を崩してしまった。あれから1週間が経つけれど、まだ完全に回復していない。週の後半は、動けなくなって自宅から仕事をしていたほど。(それでも仕事をしてるっていうのがすごいよね。)それなのに、明日からイギリスに出張。だいじょうぶなのだろうか。

そんな元気のないダニエルに、少しでも元気になってもらおうと、インド料理のレストランにランチを食べに行った。インドから帰ったばかりだから、NCのインド料理なんてうんざりかと思ったけれど、まんざらでもないらしい。すっかりインド料理に詳しくなったダニエルは、メニューからすばやく美味しいものをあれこれと探しあててくれた。左の写真でダニエルが持っているのは、おなじみサモサ。本場インドでは、これがもっと小さくて、6個くらいお皿に盛られて出てくるのだとか。

右下の写真は、むこうでよく朝食にあったというドサ(クレープを揚げたようなものに、カレーやココナッツチャツネなどをディップしていただく)。これは私も子供達もたいそう気に入った。

それにしても、インド出張の間、またもやダニエルは、むこうの人たちの手厚いもてなしを受けたという。ダニエルが来ていたことで、むこうのチームに残業を強いていたにも関わらず、毎晩の食事はともかく、休日は家に呼んでもらって本場インドの家庭料理をたくさんごちそうになったそうだ。その上に、ダニエルのために、わざわざ1度沸かした水で氷を作ってくれていたりと、あちらこちらに気配りが感じられ、嬉しいような申し訳ないような、謙虚な気持にさせられたという。又、インドの人たちのそういう気配りを自分たちのような冷たいアメリカンは見習うべきだと思ったともいっている。

確かにインドの会社から出張してきた人たちのために、ダニエルを含めたアメリカ人は、特にもてなすことなどしていない。5時に仕事が終れば、出張してきている人たちを残してさっさと帰路につく。もちろんこの提携しているインドの会社はビジネス上、顧客というわけではないので、特別なことをしてもてなす必要はないということなのだろうけど、もっと人間同士の交わりを大切にしなくてはと気づかされたという。
            

Friday, September 07, 2007

「アルプスの少女ハイジ」の原作

このところ「アルプスの少女ハイジ」の原作を子供達に読み聞かせている。今夏からはじめたSonlight(ホームスクールカリキュラム)で、「ウィリアム・テル」の物語を通してスイスについて学び、今年はClassical Conversationsでもヨーロッパの歴史や地理を学んでいるので、ヨハンナ・スピリ著「アルプスの少女ハイジ」の原作(30年前に出版された小学館の少年少女世界の名作~ドイツ篇)が丁度よいサプリメントになっている。

「アルプスの少女ハイジ」といえば、あの日曜の夜にやっていた子供劇場を思い出す。しかし、残念ながら日本のアニメということでか、テレビではこの物語のとっても大切な箇所や登場人物のバックグラウンドなどを削除してしまっている。キリスト教色が強すぎると判断されたためだろうか。

原作を読んでみて、はじめてこの物語が信仰について書かれてあることに気がつく。ペーターのお祖母さん、そしてクララのお祖母さんという全く対照的な環境にいる二人の女性の(接点にもなっている)信仰、幼いハイジの中で豊かに育ってゆ く信仰、神様から離れてしまっていたけれど、再び神様と共に歩み始めたおじいさんの信仰...ヨハンナ・スピリが一番表現したかったこと(主題)は、ゆるがない信仰である。これは、アニメからは、とて読み取れないので、原作を読まなければならない。(しかしながら、この原作はすでに絶版になっているらしい...トホホ)

たとえば、原作では、ハイジが神様に毎日お祈りしたけれど、何週間たってもお願いを聞いてくれないと言った箇所で、クララのお祖母さんは、このように答えている。「神様は、どういうふうにしてやれば、私たちがよくなるか、私たち人間より、よく知っておいでになります。だから、私たちが悪くなるようなことは、お願いしても、かなえてはくださらないのですよ。...どうしてやるのが、あなたに一番いいことが、よくわかっておいでなのです。」と。

この言葉が、子供だまし(もしくは気休め)ではないことが、今の私には(ヨハンナ・スピリと同じ信仰をもつ者として)身にしみてよくわかる。そして、私もこれと似たようなことを子供達に言ったことがある。

昨夜もサムとマリにこの物語を読んでいて、熱いものがこみ上げてきて読めなくなってしまいそうだった。いつの時代でも、どこの国にいても、神様を愛する者が次の世代に伝えたいと思うことは同じなんだね。

主を恐れる人は、だれか。
Who, then, is the man that fears the Lord?
主はその人に選ぶべき道を教えられる。

He will instruct him in the way chosen for him.
その人のたましいは、しあわせの中に住み、
He will spend his days in prosperity,
その子孫は地を受け継ごう。
and his descendants will inherit the land.
主はご自身を恐れる者と親しくされ、
The Lord confides in those who fear him;
ご自身の契約を彼らにお知らせになる。
he makes his covenant known to them.

(詩篇 Psalm 25:12)

 
                     

Thursday, September 06, 2007

マリのパン作り

       
           

     
やっぱりサムよりマリのほうが夢中になるパン作り。パンの生地で武器や戦闘機を作るのは、ちょっと...ね。で、この日マリが作ったものは、ビー玉サイズのパン。長時間こねた(遊んだ)ので、焼きあがったものはちょっと硬め。オーブンから出てきた自分の作品を見たマリが一言「これ、しかのふんじゃないんだよ」って。写真がなくて残念。(^^;)
              

2日目のクロアゲハの幼虫


卵から孵って2日目のクロアゲハの幼虫

黒いボディにミントグリーンの帯をしているんだね。それにこんなに陽射しが強いのに、葉の裏でなくて表にひっついているってのもすごいなぁ。暑くないんだろうかねぇ。

Wednesday, September 05, 2007

カエルちゃんたち

                          
この写真、カモフラージュが効いていて見えにくいんだけど、近くの小川にカエルを5匹放ったところ。そう、あのおたまじゃくしがこんなに大きくなったんだよ~。卵からここまで成長するのに6週間くらいかかっただろうか。

さて、水槽が空っぽになって、実はちょっとスッキリしたけれど、すでに先約がある。トマトホーンウォーム(蛾の幼虫)が2匹、サナギを作る寸前まで育っている。いや、育てているわけではないけれど、あのグロテスクな幼虫の食べ方がおもしろいと子供達がキープしてしまったのだ。害虫だからなぁと言いながらも、自分の畑からトマトの茎や葉を切ってあたえている私も私だ。う~ん、でもやっぱり次のテナントにはしたくないなぁ。
                                   

Tuesday, September 04, 2007

Tea Party Game

ホームスクールの一環というほどのものでもないのだけど、最近、マリとアフタヌーンティーゲームをして遊んでいる。とにかく競うことが大好きなサムに比べて、マリは競うことをことさら嫌う。なので、勝敗がどうのというゲームではなく、マリのような3歳児とたくさんお喋りができるタイプのこのゲームTea Party Gameを選んでみた。

まずクロスを広げて、ティーポット型のルーレットを真中に置く。ルーレットが示す品目をひとつずつ箱から選んで、最初にアフタヌーンティーのための全品目が揃った人 が勝ちになる。シンプルだけど、言葉遣いをちょっと変えてみたり、ティーカップのデザインについて話しをしてみたり、ティーサンドやデザートについてのレ シピをシェアしたり...と、3歳児とでも、内容の濃い(?)アフタヌーンティーごっこが楽しめる。

ところがある日、このゲームをサムとマリがやっていて口論になった。サムの言い分は「マリちゃんは、勝った人は譲らないといけないとか、ルール違反をするよ!」というもので、マリは、「おにいちゃんは、しんせつができなぁ~い!」とベソをかいた。

それもそのはず。マリと私がプレイする場合、最初のじゃんけんで勝った人は、負けてがっかりした人に「お先にどうぞ」と言って順番を譲ることになっている。又、ゲームの途中で相手から「あら、そのデザート美味しそうね」と言われれば、「あなたのと交換しましょうか」と言って交換してあげる。極め付けには、ゲームを最初にあがった人は、「あら、あなたは〇〇が揃っていないのね。では、どうぞ」と言って、負けた人のために、箱から必要なものを取り出し、お皿にのせてあげたりする。ルールブックに書かれていないことをしてしまうマリとルールブック通りにプレイをしないと気がすまないサムが、衝突するのも無理はない。(^^;)

というわけで、このゲームは、サムがダニエルとバイオリンのレッスンに行っているあいだに、マリと私が二人だけで楽しんでいる。

しかしながら、このゲーム実にシンプルなのだけど、シンプルがゆえに、最近はマリがお菓子類を紙に描いて切り抜き、それをゲームに加えてみたり、配役(自分がクララで私がハイジとか...)を決めたりするまでに発展している。

2歳~の女の子のギフトに是非お薦め!ちなみに、ピクニックバージョンもあるみたい。
              

Monday, September 03, 2007

ダニエル帰宅

                          
「あ~、シカゴの空港が輝いて見える...、ここ(シカゴのオヘラ空港)に着いてホッとしたよ...」というダニエルの声を聞いて、彼の疲労も極地にあるなぁと思った。シカゴのオヘラ空港といえばOne of the busiest airports! 私だったら避けて通りたいと思う。もちろんダニエルも普通の精神状態なら同じはず。でも、ハイデラバード(インド)からフランクフルト(ドイツ)を経由して18時間のフライトの後、シカゴの空港でシャワーを浴びて一息つけば、そこが砂漠の中のオアシスに感じても不思議ではないよね。

しかしながら、やっぱりスーツケースはシカゴに到着せず、またもや2日遅れで自宅配達された。なんといってもハイデラバード。紛失しても納得がいくと言うダニエル。税関を通るのに手ぶらなんて、気楽でいいじゃないと笑うしかない。

とにかくハイデラバードの空港はすごかったらしい。何より大変だったのは、セキュリティー。ただでさえ割り込みが当たり前になっているような場所で、ダニエルは飛行機に乗り遅れそうになりながら、先日の爆弾テロの影響で、さらに厳重になったセキュリティーを通らなければならなかった。

その中でもPCは、ケースから出されて、チェックが終ると、どんどん積み重ねられ、人間のほうのチェックが1人につき5分はかかるので、そのPCの山はみるみる大きくなっていったという。想像しただけでも恐ろしい光景...同じメーカー、同じ機種のコンピューターの山の中から自分のPCを見分けるのは、かなり困難。「誰か、私の夫のコンピューターを間違えて持っていったわ!」と叫んでパニックになっていた人もいたとか。お気の毒に...。しかし、ダニエルは、そこをスムーズに通り抜けることができた。さすが、ハイデラバード2度目...自分のPCのシリアル番号を控えたメモを常に持ち歩いているのだ。えらい!

写真はダニエルからもらった結婚15周年のカードとチョコのギフト。チョコはフランクフルトの空港で買ってきてくれたものだけど、モーツァルトの包みに入ったこのチョコレートは、オーストリアのお土産らしい。チョコの真中が黄緑色に見えたので、もしかして抹茶?なんて思ったけれど、んなわけないよね。食べてみたら、マジパンだった。(^^;)