Sunday, July 11, 2010

洗濯物を干す権利

早朝洗濯をして外に洗濯物を干すと...シーツなどは、全てを干し終える頃には乾いてしまうほどの陽ざしです。木から木につないだだけのシンプルな洗濯物干しの紐ですが、とても重宝しています。これに洗濯バサミがあってタコ足があれば完璧!

アメリカでは、ほとんどの家庭で洗濯物の外干しはせず、乾燥機で全ての洗濯物を乾かします。下着から布団まで、天候や時間に左右されることなく、いつでも乾燥できるのですからこんなすばらしいことはありません。

で も...お天気のよい日は、外に干せば15分で乾くものを乾燥機に1時間入れ、わざわざ乾燥機を使って部屋の温度を上げ、またそれを下げるためにエアコンを使わなけばならないのは、普段家にいる私には、とってももったいなく感じます。

「ソーラー、ソーラー(太陽光発電)」とうたっていてもこのアメリカの都会の住宅地では、洗濯物を外に干すことが許可されていないところが多いのです。以前住んでいたところも、やはりご法度でした。

景観を損ねるというのが大きな要因ですが、乾燥機を買う余裕がない生活をしていると見なされ、そういう隣人がいると、周辺の家の価値が下がると懸念する声もあるのだそうです。

そうはいっても、 省エネ効果は抜群!家庭の消費電力の10%が乾燥機だと聞けば、ジーンズや掛け布団だけでも外に干せればなぁ...と、洗濯物を外に干す権利(?)が認め てもらえるようにHOA=Home Owners Association(住宅所有者組合)にかけあってみようかと考えた事がありましたが...

「きこがそうしたいならサポートするけど、アメリカにはいろ〜〜〜んな人がいるんだからね。みんながみんな、干したいものが衣類や寝具とは限らないんだよ。アイテムの制限も考慮してかけあうくらいの準備は必要だよ」とダニエルに言われ、躊躇していました。

衣類以外に干したいもの???日本人の私が思いもよらないものが物干しにはためき、そこからトラブルが発生することを想像しているうちに、田舎への引っ越しが決まったのでした。

しかしながら、いるのですよ...The Clothesline Right とかThe Right to Dryという「洗濯物を干す権利」を主張している人たちが!なんと20年近くこの運動に携わって、ようやく2009年にバーモント州でこの権利を手に 入れた人たちが! Bravo!

5 comments:

Unknown said...

自然はみんなのものですよね。4本並んだジーンズがイイ感じです。英語で入力出来たらいいんだけど・・・。

             靖

きこ said...

英語、仏語、スペイン語、ラテン語入力歓迎します。(^^)

雅俗山荘についてのコメントをコロッケのブログに残しましたが、日本で、アルガンオイルが食材として使われるようになったのは最近のことですか?

Unknown said...

アルファベットは凄いね。26文字で何でも通じちゃう。ハングル文字も○△□―などで出来てて、進化した文字だと聞いたことがあります。

アルガンオイルを知ったのは10年位前のことでしょうか。もとは美容の為のものだったとか、モロッコの生活必需品だったとか聞きました。今では200ml入りが手に入らず、100mlの物しかなく割高感があります。ほんのり温めて香を楽しみたいですね。

           Sushi

きこ said...

アルガンオイル...オリーブオイルのような感覚で使えるんでしょうね。

Unknown said...

日本での購入価格は100mlで¥2800です。大事に使用しています。

          Sushi