Tuesday, August 04, 2009

Caen (カーン)

                          
Caen(カーン)では、トイレと食事を済ませた後、ゆっくり観光する時間はなかったけれど、せっかく立ち寄ったので、サンピエール教会の鐘楼とお城を見に行くことに。

ここCaen(カーン)は、第二次世界大戦のときに、あのノルマンディ上陸作戦ののちに激戦地となった街。ノルマン公・征服王のウィリアム一世によって1060年頃建てたこのカーン城...残念ながらこんなふうに城壁しか残っていない。それにしてもお城はお城でも、ここはいかにも砦。

こんな敵の動きを視察し矢を射るための細長い隙間はよいとして、壊されて石が崩れ落ちたような壁から下を見ると、思わず足がすくんだよ。手すりがついているわけでないしね。(^^;)

マリは、どこに行ってもタンポポ摘みに夢中。そして綿毛を吹きまくる...これはタンポポの思うつぼだわね。

こういう城内は子供達には、広くて走り回れるもってこいの遊び場。ダニエルと私はベンチに座って子供達を見ていた。で、ふと気が着いた。今回ダニエルは旅先で一度も仕事をしていない。ミーティングにも借り出されていない。こんなことって珍しい。インターネットがないところでも常時携帯で呼び出される。海外にいたって時差など関係なくかけてくる。アメリカ国内やイギリス(海外とは思われてない)では、すぐにつかまってしまうけど...そっか、フランスならかけてこないのかぁ。

そういう理由だけではないけれど、フランスはいい。アメリカでなく、日本でない...ダニエルと私の二人ともが外国人となれる場所(ある意味どちらにとってもハンディを感じる場所?)が心地よかったりするのだ。慣れた日常を飛び出して、異文化の中でお互いしか頼れる人がいないという状況に置かれると、相手の存在がさらに愛しく、ありがたく感じられる。相手のことがよく見えてくるのも旅のよいところよね。

      

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