Sunday, January 16, 2011

こわいママのままで

「水曜日のママはこわい」とマリは言います。なぜかというと、水曜日はバレエの日だから。

バレエの日は、家を出る1時間前から準備にかかります。マリをレオタードとタイツに着替えさせ、バレエシューズの確認をして、髪の毛をおだんごにまとめてやらなければなりません。往復に2時間近くかかるのでおやつもパックさせます。

たったこれだけのことなのだけど...これがなかなかはかどらず、気がつくと「早くしなさい!」を連発しています。また、なかなかブラシが通らないマリのもつれた髪と格闘しながらおだんごを作るのも容易でなくて、首をすくめたり頭を左右に振ったりするマリに「じっとしときなさい!」とカリカリしてしまいます。

バレエスクールというのは、本来そういうものなのでしょうが、マリが通っているスクールでは、服装や髪型の乱れ、遅刻、また授業態度(注意されたことを意欲的に改善しようとするかどうか)について厳しくチェックが入ります。学年末には、先生からこれらの項目が評価された成績表のようなものが届きます。おまけに低学年のうちは、親がきちんと管理してやって欲しいというような内容のメールがしばしば送られてくるので、せめてこれが習慣づくまでは、とつい力が入ってしまうのです。

で、考えます。たとえば水曜日はもっと時間に余裕をもって準備にかかればこわいママに変身しなくてすむわけですが、スクールの時間を削ってそこまでする必要があるのかどうか。普段のホームスクール生活の中では、時間までに何かを達成するということがあまりないので、週に一度くらいこういうプレッシャーがあってもよいかと...親子共々ね。

そこで、いつも髪の毛一本の乱れも無い見事なバレエバン(おだんご)をしている上級クラスの姉妹のママにどうしたらそんなにきれいなバンをつくれるのかと聞いてみたら...なんとそれぞれが自分で後ろのまとめた髪を壁に押し付けながら整えているというのです。「そのうちおだんごも自分でできるようになるから、楽になるわよ〜」と余裕の彼女。なるほどなぁ...。一方バレエスクールのトイレでは、クラスが始まる前におだんごを作るのに格闘している母子のやりとりが聞こえてくることがあります。「痛いからやめて!」「あなたが動くからでしょ!じっとしてなさい!」ははぁ〜ん、うちだけじゃないんだ。(^^)

しばし、水曜日はこわいママのままでいることにしました。

3 comments:

fkm said...

おだんご・・・
これが一苦労だよね?

mnmhとにかく髪の量がはんぱなく多いので、(しかもスーパーロングでレイヤーなし)ポニーテールにした髪を、網に入れるのがたいへんだったよ(笑)。


今じゃ、それこそ自分でやるし、髪型もかわって、レイヤー入りで、幾分短くもなり、
わたしはおだんご作りから解放されています^^

それでも、バレエの日は、カリカリしていますが・・・・・・・・・・

きこ said...

fkmさん

そうそうレイヤーなしのスーパーロングは、重たくてかえって難しいよね。逆にレイヤーが入りすぎても大変になるけれど。微妙なところ。

fkmさんちは週に3回だっけ?そりゃ大変だぁ。おだんご自分でできるようになってよかったねぇ。

そっか、カリカリは続くのかぁ。バレエママたちって待合室では編み物したりおしゃべりしたりしてリラックスしているけれど、子どもをクラスに送り出す瞬間まで、みんなカリカリなんだと思う。(^^)

kaokiki said...

水曜日だけ怖いママなんて、大丈夫ですよ~。我が家は毎朝怖いママです!9月からはなおくんもキンダーなのでダブルで怖いママになる予定です。
しかし、時間までに出かけるって、赤ちゃんのときと比べたら大分楽になりましたけれど、まだまだスムーズに行きませんね。出かける直前にシャツに歯磨き粉のシミを見つけてしまったりね。
でも、お互い後10年ちょっとで子供達は出て行ってしまうのですから、怖いママもエンジョイしてもらいましょう。