今週のお気に入りはStone Soup。できれば下の写真の2冊を読み比べるとおもしろい。
ダニエルが小さい時に読んでもらったのは、右のMarcia BrownのStone Soupだったらしい。もともとヨーロッパの民話なので、こちら(右)がオリジナルのストーリーに違いない。しかしながら、左のJon J Muthのチャイニーズバージョンはイラストが美しく、スープの具が中華なので、なんとなく日本人にはこっちのほうが馴染みやすい気がする。(^^)
オリジナルのあらすじは...お腹を空かせた3人の兵士が食べ物と宿を探しに、見知らぬ村に立ち寄るが、村人は皆口をそろえて食料が不足しているといい、何も分け与えようとしない。そこで兵士たちは大きな鍋に水と石ころを入れてStone Soupを作り始める。最初はそれを不思議そうに見ていた村人たちが、「塩コショウがあれば...にんじんがあれば...もっと美味しいスープになるのに」という兵士の言葉に、家にあるもの(調味料や野菜や肉)を少しずつ持ち寄りはじめる。そして最後にはみんなで美味しいスープを作り、村総出で宴が開かれ、兵士達はすばらしいもてなしを受けるというもの。
どうせこれっぽちじゃ、何もできないと思っている村人たちのモチベーションを兵士たちが見事に上げ、てゆくところ、私も学びたい。「あれをしなさい、これをしなさい」と子供たちに指示を出すのはやめて、鍋に湯を沸かしながら、子供たち自ら考え行動に出るのを待ってやらなければなぁ。(^^)
それにこのストーリー、聖書のマルコ6:34~36(イエスが2匹の魚と5つのパンだけで5000人に食事を分け与え、満腹させる箇所)を思い出す。今のこのこれっぽっちしか持っていないと思う自分(もっと何かしなければと焦ってしまう自分)を、そのまま、ありのまま神様は用いてくださるんだなって、いつもとはちょっと違う観点からこの箇所をみることができた。
2 comments:
きこさん
初めてコメントさせていただきます!
私も「2匹の魚と5つのパン」の話を思い出しました。
小さい頃は素直に理解できていたのに、「え~!? 魚とパン? 合わんやろう!?」とリアルに想像してしまうのは何故でしょう・・・。ええ、恐らく私の心が汚くなったからです。(笑)
Stone Soupのお話、素敵ですね。
是非、本屋さんで探してみます。
あいさん
わ~い、初コメントありがとうございます!
魚とパン...確かに合わんね。ムニエルにフランスパンってわけじゃなかろうけん。(^^;)
Stone soup、図書館で色々なバージョンを借りてみるのも面白いですよ。
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