Saturday, June 13, 2009

小さな田舎のレストランAuberge

                                                   
とりあえず腹ごしらえに、とやってきたレストランAuberge de la mére duvalは、Val-de-Saâneという小さな街にある。

この街、道路の真中に孤島のように 教会があり、一本の道路を挟んで、パン屋、肉屋、花屋、金物屋、食料品店、薬局、美容室が建ち並んでいる。ここに来れば生活するのに必要最低限のものは揃うということだ。

ところで、フランスのほとんどのレストランは、ランチは12時~2時、ディナーは19時~と決まっていて、その時間帯を逃すと食事ができない。しかも、ふつうの商店も12時になると閉まってしまうので、その間は買い物ができない。6年前、1歳半のサムを連れて南仏に行ったとき、アメリカにいる感覚で行動していて、何度か食事をし損ねてしまったことがある。またお昼どきに、レストランで食べるほどお腹が空いていなかったので、果物でも買おうとお店に入ろうとしたら、閉まっていて困ったこともある。パン屋もお惣菜が買えそうな肉屋もお土産屋もだ。

さて、19時までには時間がたっぷりあったので、セーヌ川のほとりをしばらくドライブした。そして、この↑ 教会の横に駐車したところで、19時を回り、教会の鐘がけたたましく鳴り始めた。ホントにけたたましく。(^^;)

Aubergeは、こじんまりとしたかわいいお店。


そこでまたもやエスカルゴ!マリが食べてみたいっていうので。(^^)

← 今回は、こんなたこやき器みたいなのが出てきたよ。エスカルゴってこういうのに入れて焼くんだね。




実は、マリはエスカルゴを食べるのをこわがっていた。

口の中に入れた途端に、ニョロ~ッて動き出したら困るので、早く噛んで飲み込まないといけないとか、夜寝た後に、口から出てきたらどうしようってね。

そうそう、サムはね。私の大失敗のせいで、ここで豚の内臓を食べるはめに...。

Anguilleは、フランス語で「うなぎ」っていうのをうろ覚えしていた私は、メニューにあったAndouilleのGalette(そば粉のクレープ)をうなぎのクレープだと思ってしまったんだ。うなぎ+クレープ...美味しいかもって。


この写真の右に写っているのが、そのAndouille。クレープを開けると、ほうれん草と白っぽいヒラヒラしたものが入っていた。

明らかに、うなぎではないのだけど、サムは疑うことなく食べ始め、ほうれん草が食べにくいと言っては、そのヒラヒラをほうれん草にまきつけて頬張っていた。

マリは一口味見をして「ママ、これ、なんか牛くさい...」と言っていた。うなぎでないことがバレた。(^^;)

それを聞いた私は、とても味見をする勇気がでなかったけれど、ダニエルはね、「これ、そんなに悪くないよ」と言って食べていたよ。ここで何か言って、サムが食べなくなってはいけないので、とりあえず冷静に、何事もなかったように...デザートまでこぎつけたよ。(笑)*後で聞いた話...Andouilleって豚の腸なのだそう。

今夜のデザートは、ピーチメルバ → 

これだけ毎日、どうかすると2食にデザートがついてくる食事をしていても胃腸を壊すことがないのは、食事の時間がきっちり決まっていて、間食をほとんどしないせいではないかと思う。それに1食を2時間くらいかけてゆっくり食べているので、胃腸に負担がかからないのかもしれないね。

食事の後は、今夜の宿にチェックイン。予約が入っていなかったというハプニングはあったけれど、ここの宿のファミリーとは、後々とても親しくなってね。今もメールの交換が続いている。いつ、どこで、どんな出会いがあるかわらないのも旅のおもしろいところよね。



                                             

2 comments:

fkm said...

「何もなかったように、デザートまでこぎつけた」^^
よかったよかった。

豚の腸だったのね、白い、ヒラヒラしたものって。

別の日記もそうだけれど、どれもこれもデザートがおいしそうだね~~~~~~~。

それから、写真がとってもすてきだよ、きこさん!

きこ said...

fkmさん

そうそう、豚の腸...って書くとなんかグロテスクだけど、ホワイトソースだったから、見かけはきれいだし、独特の臭いもあまり感じなかったんだよね。

写真ほめてくれてありがとう!最近、ちょっとはまっちゃって、ますます撮るのが楽しくなってきたところ。