Tuesday, February 20, 2007

パンツがない!!

                                    
郵便局に行くときには、必ず3~4つ小包を抱えて出かけることになる。昨日も例外ではなく、大きな箱をひとつと比較的大きめの封書を4つ抱えて、郵便局へ向った。もちろん、子供達も一緒。

と ころが、郵 便局のカウンターのあるドアまで来て、閉まっていることに気がついた。実は、これもよくあること...祭日だった。今まで何度となく祭日に郵便局に行っ て、「一体、何の日じゃぁ~?!」と叫んで帰って来た経験がある。そう、昨日はPresidents' Day(二月の第三月曜日で、もとは、ジョージ・ワシントンの誕生日を祝うため?のものだとか)だったのだ。

祭日なら前もってわかりそう な ものだが、学校や政府の機関が休みというFederal Holidayは、ダニエルは仕事に出ているので、私達にとっては、なんら普通の日と変わりがない。ただ、こういう日は、妙に図書館や公園が混んでいる し、そう、郵便局がお休みだとわかって、気がつくことがよくある。      

もっとも、子供達を公立の学校に入れていれば、学校がお休みなので、もっと早く気がつくんだろうね。いや、アメリカでホームスクールをしているなら、Presidents' Dayくらい知っていなくてはね。反省...。

そ れにしても、この重たい投函物の数々のために、実は先週、郵便局に一度出むいた。しかし、投函するまでに至らなかった。人の多さに負けてしまったのだ。な ん と、バレンタインデーの2日前だったので、郵便局は長蛇の列で、20人近く並んでいるのに、窓口が2つしか開いていなかった。3分ほど並んで待っていたけ れど、しびれを切らして、結局退散す ることにした。

せっかく子供達を引っさげて、重い箱を抱えてきたのだから、がんばって待とう!とも思ったのだが、私の後ろに並んだ誰かが、「うわっ、クリスマスよりひどいね!」と言ったのを聞いて、気力が失せてしまったのだ。

おっ と本題は、パンツだった。で、とにかく 昨日が二度目の郵便局で、祭日だったわけなんだけど、郵便局が閉まっていることに気がついて、ドアを出ようとしたら、背の高い紳士から「あのぅ、こ れ、あなたのじゃないですか?」と何やら水色の下着らしいものを私に突きつけられた。一見して、それが下着ということがわかったので、咄嗟に、うわっ、 何?と 思い、「違います!」と言った。しかし...あの水色...どこかで見たことがある...いや、こんな道端にパンツが落ちているはずがない...と一瞬に して、色々なことが頭を駆け巡った。そして、ふと、マリを見ると、なんだか申し訳無さそうに、下を向いているではないか。

マ リ...?? マリを見た瞬間 に気がついた!あの水色...マリのパンツだ!!しかし、それにしても、なんで道端に?...マリ、ズボン穿いてるんだから、脱げるわけ ないし...たたみ忘れた洗濯物が私の服にくっついて来たとか??と色々な設定を考えながら、とりあえず、マリのズボンの下をチェックしてみたら...な い!!パンツがない!!

おそらく、マリのズボンからするりと落ちるパンツを見たであろう紳士は、仕方なく、パンツを投函用のポストの上に置いて立ち去った。そこで、それを掴んで、そのパンツのブランドをチェックしてみたら...やっぱりマリのだった。

顔から火が出そうになりながら、「ちょっと、マリ!なんでパンツが脱げてるの?」とマリを責めてしまった私。マリは、完全に固まって何も答えない。

と りあえず、車に乗って、パンツを穿かせた。そして、思い出した、外出する20分ほど前に、マリがトイレに行ったことを。トイレでパンツと紐付きのカプリ パンツ(ジーンズ)を穿くのに、えらく時間がかかっていた。あぁ、あの時...マリは、ジーンズの中に丸くおさまっていたパンツに足を通し損ねたんだ。 ま、でもお尻のあたりにパンツが入っているから、まっいいかぁということにしたに違いない。それが、時間をかけて、ずるずると下に落ちてきて、郵便局の前 でズボンの裾からハラリと落ちたのだろう。

それにしても、見つかってよかった!でなかったら、お風呂に入るときに、マリがパンツを穿いていないのに気がついて、家中を探したに違いない。まさか、道端に落としてきたなんて思いもしないもんねぇ。

なんと言っても、マリのパンツを拾ってくれたあの紳士にお礼を言わなかったのが、心残り。

4 comments:

kaokiki said...

何だか、まりちゃん、きっと急いでいたんだなぁという感じが伝わり、楽しく読ませていただきました。と、言うか、ちょっとハラハラしてしまったきこさんを思い浮かべてしまい、一人でニヤニヤしてしまいました。
私も、プレジデントデーのことを、たかひとが学校に行っているにもかかわらず忘れて、サッカーの練習に行ってしまい、パーキングに誰もいないのを見て、あっと気がつきました・・・。

きこ said...

Kaokikiさん、

習い事もお休みになるんですのですね。サムのバイオリンは、プライベートの先生なのでお休みにしなかったのかなぁ。

そう、パーキングに来て誰もいないと気がつくっていうの、私にも経験があります。つい先週のこと...私達が入っているホームスクールの集りって6週間おきに1週休みになるんだけど、それをうっかり忘れていて、お弁当つめて、プレゼンテーションも準備して勇んで行ったら、誰も来てなかったぁ。(^^;)

Anonymous said...

マリちゃんのもじもじ、どうしようという気持ちが伝わってきました。
そりゃあ、責められてもかたまっっちゃうよね。
私も、自分が用事があると子ども達をせかしてさっさと出かけようとするので、パンツが脱げちゃったことはないけれど、私がせかしたせいで忘れちゃったとかいうことはしょっちゅうあります。

それにしてもパンツ無事に帰ってきてよかったですね。
キコさんの汗汗ぶりが目に浮かぶようでした。

きこ said...

mikaさん、

あれから数日後、マリに「あの水色のパンツ...ちょっとはずかしかったよねぇ」と言ったら、「マリちゃんは、いっぱいはずかしかった!!」と言っていた。よかった~、一応恥ずかしいという気持が芽生えていてくれて。(^^;)