Wednesday, May 21, 2008

デリバリー&ピックアップサービス

                                                             
今や図書館の本をオンラインでリクエストしたり、貸し出しの期間を延長してもらったりできる時代になった。便利になったよね~。木製のあの引出しからカードを探して...ということをしなくてよくなったんだもの。引出しの時代...なんだかずっと昔のことみたいね。

でも欲を言えば、この先、リクエストをした本が自宅に届けられ、本の返却も自宅まで取りに来てくれるようになったらさらに便利なのにな。そうなれば図書館サービスは、もはや税金だけではまかなってゆけなくなるか。(^^;)

そんなある日、ダニエルに図書館にリクエストしておいた本を取ってきてもらうことを思いついた。会社帰りに図書館に寄ってもらえれば、私にとってこんな楽なことはないわけで...。(^^)「15分のロスになるけど...」と言いながらも、ダニエルは,すんなりとこのデリバリー&ピックアップサービスをひき受けてくれたのだ。もう、感謝、感謝!!

これで大きなハードカバーの絵本や、内容をあまり知らない本を思い切ってリクエストできるようになった。っていうとダニエルに申し訳ないけど、本当に助かっている。
                

忘れられたデジカメ

                   
うっかりして、デジカメを裏庭のポーチの階段に置き忘れてしまった。  こんな日に限って午後から雷をともなった嵐になり、雹が降った。しかも横殴り。ちょうど午前中に雹がどうやってできるかを子供達に説明していたので、このもってこいの天気を神様に感謝したところだった。(^^;)

あの時だ。午前中、子供達と外に出たときにヒキガエルを見つけ、それを入れるための入れ物を探しにガレージに行く際、持っていたデジカメをひとまず置いた。そして、しばらくうちの住人になるであろうこのヒキガエルのために、虫(エサ)取りをした。この時点ですっかりデジカメのことは忘れてしまっていた。

夜、モモの散歩に出たダニエルが、キッチンの窓を叩いてデジカメが外にあることを知らせてくれた。ずぶ濡れ状態。とりあえず電池とメモリーチップを取り出して、しばらく乾かしておくことに...。果たしてこのデジカメ、機能してくれるだろうか。
                 
            

Sunday, May 18, 2008

計量カップとスプーン

                              
子供達と一緒におやつを作るようになって、計量カップとスプーンを買い揃えた。結婚したときに、ギフトでいただいたカップやスプーンは15年経った今、引き出しに入っているのは、1カップと1/3カップ、そして小さじ1個と大さじ1個だけ。なぜだか引越しの度になくなっていった。

どうせならと、お気に入りのキッチン雑貨の店で...と思ったのだけれど、子供にも見やすく、mlで表示がしてあるものを教材の店で見つけたので、購入してみた。↓


そういえば、カロリーカットや成人病予防のためにも、料理をするときは目分量でなく、きちんと計ったほうがいいっていうよね。

去年の健康診断で、コレステロール値が上がっていると言われた私。かれこれ一年。今年は何も言われなかったけれど、40歳過ぎると要注意よね。20代や30代と同じ食生活を続けていてはいけないってことかぁ。ちゃんとレシピどおりに計って、カットできるところは、カットしないとね。

↑のこの写真は、サムとマリがチーズケーキの台にするグラハムクラッカー生地を作っているところ。うどんを踏んでいるみたい。
                                    

Thursday, May 15, 2008

イエスさまと共に

                              
最近、ファミリーデボーション(家族で聖書を読んで祈る時間)に、子供達にその日の聖書の箇所のスキット(寸劇)をやってもらっている。二人しかいないので、一人で何役もこなさなければならいのが、見ていて面白い。(^^)

「僕も絶対Jesus(イエスさま)を起こすよ、だってそんな大変なときに寝ていられたら困るよ」とサムが言った。ファミリーデボーションで、マルコの福音書の4章をやっていたときだった。

さて、その日のこと、夕方になって、イエスは弟子たちに、「さあ、向こう岸へ渡ろう。」と言われた。そこで弟子達は、群集をあとに残し、舟に乗っておられるままで、イエスをお連れした。他の舟もイエスについて行った。すると、激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水でいっぱいになった。ところがイエスだけは、とものほうで、枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして言った。「先生。私たちがおぼれて死にそうでも、何とも思われないのですか。」イエスは起き上がって、風をしかりつけ、湖に「黙れ、静まれ。」と言われた。すると風はやみ、大なぎになった。イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」彼らは大きな恐怖に包まれて、互いに言った。「風や湖までが言うことをきくとは、いったいこの方はどういう方なのだろう。」(マルコ4:35-40)

だよね、こんな状況だったら何とかしてもらいたくて、遠慮がちにでも、イエスさまに「あのぅ、舟が沈みそうなんですけど...」くらいは言いたくなるよね。この弟子達の中には、漁師もいるわけで、その人たちが危機を感じていたくらいだから。

そこで「たとえ舟が沈没して溺れてしまったとしても、Jesus(イエスさま)と共にいるんだから何も恐れることなんかないさ」とダニエルが言った。

そうだね...嵐を止めてもらえると思い込んでいることこそ、まだまだ委ねきっていないってことだね。たとえ嵐が止まらなくても、なんら恐れることはないんだ。イエスさまと共に舟に乗っているのだから。

私自身は...やはり試練の中で嵐を止めてもらうことばかりを願うあまり、イエスさまが一緒に舟に乗っておられるということがどういうことかを忘れてし まっていることがある。思い通りにことが運ばれていなくても、イエスさまが共にいてくださるのだから、何も恐れることはない。私の思い通りになること=良 い結果ではないものね。

ふと、横にいるマリを思い、この子ならどうするだろうと考えた。こんな状況、この子なら、怖くて怖くて、きっとイエスさまが寝ておられる横に突っ伏して、しくしく泣いているんじゃないかな。絶対大丈夫だからという確信のもとでというより、自分の無力さのゆえに、こうする以外には考えられないからだ。って、これ私のことだな。

たとえ舟が転覆しそうな嵐に見舞われても、イエスさまと共にいるこのVoyageのすばらしさを今一度思い起こすことができた夜だった。
                         

Tuesday, May 13, 2008

白身魚のハーブ焼き

                                       
うわっ、すごーっ!とこれ→ を見て驚くダニエル。中西部育ちのアメリカンにはちょっと(いや、かなり)グロテスクに見えるかもしれないけれど、尾頭付きで、どか~んと出してみた。

ちなみにこれ、解剖した残りではないです。(^^;)
夕飯のためにちゃんとマーケットで買ってきたSnapper(タイ)だよ。

鱗を取って、塩をふって、所々に切り目をいれて、ローズマリーとニンニクの欠片をポケットに突っ込むように入れてみた。それをフライパン(オーブンにそのまま入れられるタイプ)でオリーブオイルと一緒にソテーした。両面にうっすら焦げ目が付くように。そこへアスパラガスとズッキーニを入れて、白ワインをふりかけて、オーブンに入れただけ。375°Fくらいだったかな。そのままテーブルに出して、野菜のところにバターの欠片をのっけたら出来上がり。簡単でしょ。

子供達は、「うわっ目玉だ!」と喜んでくれ、たくさん食べてくれた。ダニエルは、見かけに抵抗があったようだけど、ハーブの香りと魚の身がフワフワで美味しいと言ってくれた。丸ごと一匹の魚が手に入ると、決まって唐揚げ+ あんかけ風にしていたけれど、こっちのほうがあっさりして好評だった。

Tuesday, May 06, 2008

Agileなホームスクール


最近よく聞かれる...どんなホームスクールをしているのかと。そこでちょっと書いてみることにした。

先週からサマータームを始めた。ゆっくりとシラバスを作る時間もないまま、すでにカリキュラムが進んでいる状態。4月~5月の気候のよい時期には旅行に出たり、フィールドトリップと称して、アウトドアを楽しむホームスクールファミリーが多いけれど、うちは休暇無し。というか、今やホームスクールが私たちのライフスタイルになってしまっているので、やっていないとなんだか落ち着かない。

ところでうちのホームスクールのスタイルをダニエルはアジャイル(Agile)と呼んでいる。そもそも「Agile」というのは、敏捷とか、機敏に動き回っている印象を与える言葉だが、彼がここ数年押し通してきたソフトウェア開発の方法「Agile」と私のホームスクールに対してのアプローチがよく似ていると言うのだ。

ダニエルいわく、「Agile」というのは、ソフトウェアを開発する上で、そのソフトウェアの詳細な設計をコードを入れている最中に行う方法なのだそうだ。なので、実際のコーディングに入るまでは、設計に時間をかけない。そのためとりかかりが早く、顧客のフィードバックを常に取り入れながら、フレキシブルに対応してゆくことができる。コーディングに入る前に設計に時間をしてしまうのが「Waterfall」という方法で、工場のラインの流れ(この場合は水の流れという意味だけど)をソフト開発に見立てたものだ。この場合、たとえば早期に設計された工程のどこかで問題が生じれば、そこから先は足止めされるか、最終段階で不具合に気付き、修正に膨大な時間を費やすことになりかねないという。その上、顧客からのフィードバックにその都度対応してゆくための柔軟性がない。

ソフトウェア開発の専門知識がない私は「Agile」だの「Waterfall」だの言われても、ピンとこないけれど、確かに、早期に綿密な計画を立てて、それをそのまま実行することはまずないし、よいと思った教材は、手に入れたその日のうちに試してみる。うまくゆけばそのまま続け、うまくゆかなければその日のうちに返却する。先で使えるかもしれないと思いとっておくことはまずない。年度のはじめにClassical Conversationsの学習内容(たとえば、今年度は、アメリカ史や解剖学/からだのしくみ)から、大まかなゴールを決めて、子供達が興味を示すものを細かいUnit Studyにしてその都度掘り下げて学んでいる。最も大切にしているのは、子供達のフィードバック。これが、うちのAgileなホームスクール。

確かに数年前までは、私はWaterfall派(?)だったと思う。詳細なカリキュラムを早期に立てていれば、なんとなく安心し、計画どおりのスクーリングを試みた。ところが、実際にホームスクールをしてみると、早期に予見できなかったことが頻繁に起こって、気がつくと週末には帳尻が合わなくなっていたのだ。生きた人間相手だ。病気をすれば怪我もする。好き嫌いがあれば、ひとつのことに夢中になったりもする。段階を踏んでこのレベルに達したら、このトピックでこの教材を使って...というような綿密な計画は、あまりにも一方的で、、子供達の様子を観察していると、2ヶ月としないうちに、あれ?今さら(又は今)こんなのやっても仕方ないなと思えたりした。こんな場合、ソフトウェア開発のように、最終段階で、振り出しにもどるということはないにしても、子供達が一方的に与えられた学習課題を退屈に感じ、反応しなくなることがある。そうなると、なんとか子供達にやる気を起こさせようと、「これが終ったらおやつにするから」とか、「これをやったら次に進める」とか、教える側(うちの場合、一緒に学んでいる私)はなだめすかすことに膨大なエネルギーを費やし、ストレスを溜めることになる。なので、こういうWaterfall的な教え方(学び方)は、しないことにした。私のために...だ。

Agileなホームスクールをもっと具体的に例をあげてみると...

たとえば、ヤドカリの生態についてPagoo (by Holling)を読んでいるとき、生まれたばかりのヤドカリがDiatom(珪藻)と一緒にプカプカ浮いているというところで、サムはこのDiatomに興味を持ち、そこから珪藻についてのUnit Studyをすることになってしまった。こんな場合は、いさぎよくヤドカリを後回しにしてしまうのだ。また、今秋から学ぶであろうColumbusのことについて本を読んでいたら、なぜか彼の出身地であるイタリアの話しで盛り上がり、イタリアについてのUnit Studyが出来上がってしまった。地図や地名、火山、宗教や習慣、パネトーネ(パン)の由来などを調べ、来週にはパネトーネ(トニーさんのパンだそう)を作ることになってしまった。マリなんか、今は「新大陸発見」より、「パネトーネ」のほうが断然楽しいよう。(^^)なんだか道草をして遠回りばかりしているようだけれど、これがうちのスタイル。これが一番私にも子供達にも心地よい学び方になってきている。写真は、マリがパン(パネトーネじゃないけど)を切っているところと、サムがRed Sails To Capri by Ann Weil(イタリアの孤島でのストーリー)を読んで、赤いマストのボートを自分で塗ったところ。と、こんな感じだ。

こんな具合だから、ふつうの学校のスタンダードなシラバスをたどっている時間がない。なので先月のように、年に一度のスタンダードテスト目前に、「ひーっ、学校に行っているみんなはこんなことを勉強していたのかぁ」と、ひっくり返ることになる。(^^;)かといって、学年別のスタンダードなシラバスから最低限知っておくべきこと(?)をカリキュラムに前もって組み込んでおくことをするわけでもなく...12歳くらいになるまでには自然に身についているだろうと、かなり安易に考えている私は、Naive(ナイーヴ)なのかもしれない。まぁ、なにはともあれ、楽しくやっているので、今は深く考えずにこれでよしとしよう。(^^)

教材についていえば、主には本(ノンフィクションの物語など)を使っている。教科書は使っていない。あえて要点がハイライトされていないものを選んでいる。このことに関しては、また次回にでも。

いつだったかホームスクールママ友達から、うちのスクーリングは、Classical with Charlotte Mason influencesと言われたことがある。Classicalというのは、Classical Conversationsのグループに入っていて、特にこれといったカリキュラムはないけれど、大まかなアウトラインをそこから得ているからで、Charlotte Masonというのは、教科書的なテキストを使わずにふつうの本から学んでいるうちのスタルが1800年代の英国の教育者Charlotte Masonが推奨した教育法(ホームスクールの基本となったらしい)に沿っているからだという。ホントみんなよく勉強しているよね(私も見習わんとね)。で、せっかく周りが定義してくださったのならと、今そのCharlotte Masonの教育理念の本を読んでいるところ。1800年代の英語は、私にはちょっと難しい~。でも頷けることがたくさんあって、これがなかなかためになっている。余談だけれど、Charlotte Masonは、あの時代のダーウィニズム(ダーウィンが提唱した理論)の影響を受けているとはいえ、クリスチャンだ。イギリスの湖水地方に住んでいたそうで、なんとなくBeatrix Potterを思わせる。どうも私にはこの二人がダブってならない。

ところで上で紹介した本は、どちらも絶対にお薦め!特にCapriのほうは、ストーリーの展開がスローだけれど、この本に出てくるミステリアスなCoveにある洞窟(Blue Grotto)にいつかきっと行ってみたくなるはず。でも、マリにはこのストーリー、不評。男のばかりが出てくるからだとか。(^^;)そういえば昨日、近所にCapriというイタリアンレストランを見つけて、サムとマリが行きたがった。トマトソースが苦手な二人も、これでイタリア料理を克服してくれるかもしれないとちょっと期待している。(^^)

Monday, May 05, 2008

バイオリンリサイタル2008

                
今年のサムのリサイタル曲は、Gavotte (by Lully)。「上手に弾けてよかったね」と私は言ったけれど、ダニエルは「あのボウの下ろし方はよくないなぁ、あれは直さないと」と、満足しない。パパは厳しい~!

真正面から写真を撮りたいけれど、私の顔を見て気が散ってはいけないと思い、遠くからしかシャッターが切れない。緊張しているわけでないようだけど、人前にでると笑顔が消えるサム。集合写真ではいつもこんな顔になってしまうんだよね。
            

戦争の傷跡

          
Makaylaとサム

あるClassical Conversationsの金曜日、クラスが始まる前にサムと同じクラスにいる娘(Mckayla)を持つGwynに呼び止められた。「今日 Makaylaがプレゼンテーションでフィリピンで日本軍の捕虜収容所に3年間捕らわれていた私の叔父について話しをするの。子供たち(特にサム)はきっ と色々な疑問をぶつけてくると思うから、前もってあなたに伝えておきたかったの...」と言われた。

Gwynのお婆さまが大切に保管して おられたという黄ばんだスクラップブックを見せてもらった。そこには日本軍の捕虜となって収容されていたアメリカ人のキリスト教の伝道師のファ ミリーの写真と手記(新聞の記事)が丁寧に切り取られて貼ってあった。栄養失調で痩せ細った人々のこの眼差し...いつか見たナチスのアウシュビッツの収 容所の人々の記事を思い出させた。男女別々に収容されたので家族は一緒には居れず、草の根や爬虫類や犬などを食べて3年間飢えをしのいでいたという。まさ にこれがGwynの叔父さんのファミリーだった。そして彼女の叔父さんは、これから射殺されるというラインに立たされたときにアメリカ軍によって救出され た。間一髪のところだったそうだ。

学生時代、ある人から「祖父は真珠湾攻撃のことを今でも恨んでいるから、日本人である君を嫌がると思 う」と言われたことがある。そんなことを言われても なぁ...ヒロシマはどうなのよ、私は日本人だけど、そんな残虐なことをした人たちとは関係ないのにというのが当時の私の正直な気持だった。でも今は違 う。その時代に私もそこにいたら、同じことをしていたかもしれない...自分が大切にしているものが奪われるという恐怖から。そう思うと「日本人がひどい ことをして本当にごめんなさい」と一言謝まりたくなる。 Gwynの叔父さんに対しても同じ気持でいる。数年前、Gwynのお姉さんが伝道師として、日本に行くことを決めたときに、お婆さまに、「日本にだけは行 かないでお くれ」と反対されたそうだ。無理もない。しかし、お婆さまの反対を押し切って、お姉さんファミリーは2年間日本で伝道をされたのだとか。

こ の日はそんな戦争にまつわる話しをあれこれしながら、Gwynと泣いた。どこの国の人であれ、人間は、なんて罪深いんだろうと。戦争がなく なるよ うに、私たちに何ができるかと問われても答えがでない。私にできること...この小さな私にできることは、自分の子供たちを神様の御心にそって育てること。真の平和を思うとき、それしか思いつかない。

ところでこのプレゼンテーションの後、サムはこのことに関して私に質問をしてくるわけでなく、特に興味を持っていると いう様子ではなかった。しかし数日後にサムが古本屋で買って欲しいと手にとった本は"Japan At War: An Oral History"( by Haruko Taya Cook, Theodore F. Cook New Press)という日本人の戦争体験談を綴ったものだった。その場でサムにこの本"Japan At War"の最初の方を読み聞かせたところ、とても興味深かったので買って帰ることにした。それがとても現実だとは思えないような風景の描写は、読んでいて 苦しい。しかし、それから目を背けていてはいけないと思った。

それからしばらくして、Gwynが新聞の記事を切り抜いたものを見せてくれ た。それは、かつて広島に爆弾を落としたB-29のパイロットの一人のジャーナルの一部だった。一人のジャーナリストによって長い間保管されていたもの で、残念ながら、そのジャーナルには著作権の保有者のサインがしてあるため、博物館への寄贈ができないでいるのだとか。そこに綴られていたのは、広島に原 子爆弾を落としたときの様子、そして落とした直後の一言...God, what have we done?(私たちはなんということをしてしまったのだろう...)だった。

このブログをUpしようと思ったちょうど今日、月に一度の老 人ホームのミニストリー(教会に行けないホームのお年寄りの人たちのために、メッセージとミュージックを届けるプログラム)があった。そこで95歳の元軍 人のあるお年寄りに出会った。私が日本人だと言うと、「私はかつて日本人と南太平洋で戦った。君のおじいちゃんと戦ったんじゃないだろうか。」と言った。礼拝メッセージはそっちのけで、いかに日本の軍人がタフ(しぶとい敵)だったかを私に話してくれた。 横でAmazing Graceを歌っていた日本人の私(かつての敵国の人間)をどう思っていたのだろう。こちらからも聞いてみたいことは山ほどあったけれど、やっぱり聞けなかった。帰り際に、 マリが私の娘だと知って、彼女の頬に手をあててにっこりと微笑んでくれた。やさしいGrandpaの顔。そして「来月また来るからね」と言った私の手をしっかりと握ってくれた。親指がないゴツゴツした冷たい手が、なぜかとても温かく感じた。

今年の秋のClassical Conversationsの歴史は米国史。すでに神様は、私たちのマインドをそれに向けてととのえてくださっているよう。これらの体験すべてが、まるでプレリュード(Prelude)のように心に浸透している。            
      

Wednesday, April 30, 2008

サムの大好きなチーズケーキ

                                        
洋菓子より和菓子が好きなサムが、これだけは!という一押しのチーズケーキがある。サムだけではない。写真→ のキャセロールディッシュのサイズなら、家 族4人が一日でペロと食べてしまう。!ヨーグルトとクリームチーズが半々くらいの分量で入っているからか、ニューヨークチーズケーキのような濃さがない。 パンナコッタのような感じかな。

アメリカ人には軽すぎて物足りないかなと思ったけれど、Classical ConversationsのAward Ceremonyのデザートポトラックにこのケーキを作って行ったところ、かなり好評だったのでびっくり!これまで何度か日本のレシピで作った洋菓子を 持って行ったことがあったけれど、あまり喜ばれなかったもんねぇ。ダニエルいわく、日本のデザートは、甘さが足りないから食べ応えがないのだとか。なの に、このチーズケーキは見事に完食され、レシピのコピーが欲しいとまで言われたのだ。こんなことって珍しい。もしかしたらあの晩は、モソモソしたクッキー やケーキが多かったので、ひんやりトロロンのこのチーズケーキの口当たりが新鮮に感じられたのかもしれないな。

***** レシピ *****
土台
グラハムクラッカー     125g

溶かしバター(私は無塩) 50g


クリームチーズ        1パック(217g)
無糖プレーンヨーグルト  250g
生クリーム           1/2カップ
砂糖              100gくらい(1/2カップ弱)
ゼラチン            1袋(7g)
水               大さじ3
レモン汁            大さじ2


グ ラハムクラッカーをビニール袋に入れて、細かく砕く。袋をタオルで巻いて、子供に踏ませるとよい。型にグラハムクラッカーを敷き詰めて押さえる。クリーム チーズを電子レンジで温めてやわらかくし、プレーンヨーグルトを混ぜ込む。生クリームと砂糖と水大さじ3でふやかしたゼラチンを鍋に入れて、弱火で溶か す。なめらかに溶けたら、クリームチーズの液に混ぜる。最後にレモン汁を加えて、泡を立てないように混ぜ、型に流し込んで冷やす。 そのままでも十分美味しいけれど、うちでは生クリームをトロトロに泡立て、表面に流す。

*写真は、ちょっと泡が入りすぎている上に生クリームを流していないので、気泡が見える。
                

Sunday, April 27, 2008

新しい水槽

                       
こんな水槽買うつもりはなかったのだけど、フィルターとライトがすでに付いていて、クラスルームやキッチンに置いても、さほど抵抗がないデザインということで、これに決めてしまった。マリ好み。

ところで、この水槽を手に入れたペットショップThe Aquarium Outfittersは、店員さんも店の雰囲気もちょっと奇妙...と、Hollyが言っていた。店内に入ってみたら、なるほど、奇妙。まるでマニアックな水族館。しかも水槽の中にいるものは、これ海に行って自分で取ってきたやろう?というようなものが多い。仕入れは自分たちでやってるんじゃないだろうか。(^^;)確かに店員さんも、ちょっと変わった雰囲気の人たち。だけど、チェーンのペットショップより断然居心地がよい。

さて、この水槽が入っている箱についていた色とりどりの魚を見て、サムが「ママ、これ金魚とか入れるやつで、ザリガニ用じゃないと思う...」と心配そうに言った。確かに、ザリガニには、ちと似つかわしくない感じもするわね。

レジでオーナーらしき人が、ウジムシを一人のお客に「ランチにいかが?」と勧めていた。横で吹きだしている私に、「何入れるの?」と聞くので、「こんなゴージャスな水槽買っちゃったけど、実は小川で捕ったザリガニを入れるんだ」と言ったら、「そりゃぁいい。子供のころはそうやってザリガニを捕ったもんだよ」と子供達を見て笑っていた。

さっそく帰宅して、この水槽にザリガニと魚を移しかえたら、とても観察しやすくなった。今年はザリガニの繁殖なんかできたらいいなぁ。

ちなみにこの水槽の中には6匹のザリガニがいるのだけど、これは断然多すぎ。来週友達に半分あげることになっているのでそれまでの辛抱。なんとか喧嘩しないで仲良くしてておくれ~。                  
                

Tuesday, April 22, 2008

スタンダードテスト

                   
サムは、ただいま試験中...ってほどシリアスなものじゃぁないんだけど、年に一度のスタンダードテストを受けている。ノースカロライナ州には、ホームスクールをしている7歳以上の子供(サムは6月で7歳になる)は、毎年スタンダードテストを受けさせなければならないという法律がある。面倒だけど、テストを年に一度受けさせるくらいで、ホームスクールを許可してもらえるなら、お安いご用。

ところでスタンダードテストといっても色々ある。ホームスクールを登録している場合、ノースカロライナ州が認めているテストの中から選んで受けさせなければならない。とりあえず、一番身近なところであっていたStanford10というのを今年は受けさせてみることにした。

はじめてのStanford10...なんだか長い!二日にわたってあり、両日午前9時~午後1時30分というスケジュールだ。スナックとランチの時間があるとしても、1年生の場合、最低でも2時間は机に向かって問題を解いているという。ちょっと酷だなぁと思っていたら...やはりテスト中に居眠りしている子供達も数人いたと聞かされた。サムに居眠りした?と聞いたら、「ちょっと眠ったかもしれない」と言っていた。プププ(^^;)

ところでサムは、なぜだかテストを受けるのが好き。おそらく友達と一緒にスナックやランチを食べるのが楽しいのだと思う。「スナックは、りんごとチーズクラッカー、お弁当は、塩と海苔のおにぎりがいい」とまるで遠足気分でいる。テストは長くやってると飽きるけど、問題自体はゲームをしているみたいだとか。まぁ毎年のことなので、楽しみにしていてくれていいんだけど、緊張感がなさすぎ?真面目にテストを受けてきたのだろうかねぇ。テストの結果は後日郵送されてくるそうだけれど、サムと私には、あくまでも受けたという記録を残しておくだけのものなので、結果はさほど気にならない。この一年間サムが得たものは、とてもこのようなスタンダードテストのスコアで表すことはできないもんねぇ。(^^)

さて、来週からちょっと早めのサマータームがはじまる。さっさとシラバスを作り終えてしまわねば。
            

Sunday, April 20, 2008

夏はもうすぐそこまで...

                        
久しぶりにマリと買い物に出かけた。赤ちゃんが生まれた友人へのプレゼントや、子供達の友達のお誕生日プレゼントを買いに...というのが本来の目的だったのだけど、またもやマリに色々と買わされてしまった。

帽子売り場へ行けば、必ずあれこれ被りたがり、そのあいだ待っているのが退屈なので、私もちょっと被ってみる。あ、これいいかも...なんてツバの広い麦藁帽子を手にとったら欲しくなってしまった。これからの季節、子供達と庭に出ることが多くなるからなぁなんてことをつぶやきながら、即購入。

その隣にあったバッグ売り場で、公園に気軽に持ってゆけて、ちょっとしたスナックが入る大きさ...を探していたら、あったあった。丁度いいのが。黒をにぎった私を見て、「マリちゃんは、黄色がいいと思う、ママに似合うから...」と言う。ま、いつもの濃い目の色のジーンズスタイルを考えると、このカラシ色もアクセントになってなかなかいいかと、黄色を購入。

最近妙に金属に反応してしまう(アレルギーだと思う)ため、プラスチックのサングラスを購入。

極め付けは、「マリちゃん、このシューズ、足が痛いんだよねぇ」と痛そうに歩いているマリに同情して、サンダルを購入。ねだるのが上手いよね。(^^;)お店で新品のサンダルをおろして履いて帰ってきたのだけど、こうして写真に撮ってみると、もうすでにサンダルの表情がマリらしくなってる。マリのサンダルって感じがするんだよね。

本来の目的もなんとか達成して、帰り道、プールの横を通りかかって気がついた。来月の今頃プール開きするんだよね。もう夏がそこまで来てるんだ。ひぃ~~っ。                    
                                         

Friday, April 18, 2008

Dogwoodの木

                           
そろそろうちの小さな畑に野菜を植える時季が来た。そこで今日はナーサリーに行ってみた。お目当ては、きゅうりやなすび...だったのだけど、野菜のセクションに行く手間で、なんとを買ってしまった。

その木というのは、ノースカロライナ州の州木のDogwood。一目見て「わっ、これいいねぇ~!」と、三人で意見が一致した。(ダニエルはいない)この木1本で完全予算オーバーしてしまったので、今年は去年集めた種だけで野菜畑を作ることにした。最初からそうすればよかったんだよね。(^^;)

それにしてもこの木、車(セダン)に入りそうになかったので、デリバリーにしてもらうつもりでいたら、お店の人が「だいじょうぶ、だいじょうぶ、入るよ」と言って、フロントシートを倒して木を横にして突っ込んでくれた。(@@) マリがカーシートの中で縮こまっていたけれどなんとか家まで無事到着。

さて、これからが大変。とりあえず鉢を転がしながら降ろして、木を植えたい場所まで持って行った。サムと二人で掘り始めたけれど、進まない。サンディエゴのような常に石にぶちあたるという感じではないけれど、とにかく太い木の根がシャベルを止める。それにマリがミミズを見つけるたびにバケツに集めたがるので、シャベルが彼女の手にあたらないかと冷や冷やした。

てなわけで、ダニエルが帰ってくるまで待つことにした。でもなぁ、こういう肉体労働...面倒くさいって言って嫌がるだろうなぁ~。

あ、ダニエルが帰って来た...

で、結局手伝ってもらった。お疲れ~!(^^)
     

Thursday, April 17, 2008

抜け殻

                   
ザリガニの世話が日課となって3週間。我が家のザリガニは無事に大きく成長している。脱皮をしたザリガニの抜け殻を初めて見たとき「あ~、死んでるぅ...」と、怖がったけれど、脱皮後のザリガニが1.5倍のサイズになっているのを見てたいそう喜んだ。サムは、折れてなくなっていた足が脱皮後に再生されるというのを不思議がった。どうしたらそんなことが可能なのか。これから先、細胞レベルのことを深く学んでゆけたらと思う。

マリはこの洋服(抜け殻)とザリガニを先週のClassical Conversationsに持って行って、プレゼンテーションをした。瓶に入った抜け殻を見て、先生がひいた。(^^;)そ、それ、生きてるの?死んでるの?って...。マリが「これはザリガニの洋服で、小さくなっちゃったから脱いだのよ。ただの皮だから大丈夫...」みたいなことを言った。見かけはエビの殻とそんなに変わらないんだけどね。

そういえば、アメリカ人の中には、エビの殻を見たことがないっていう人、結構いると思う。エビ料理もムキエビを使うことが多いんじゃないかな。ダニエルも私と出会う前は、エビといえば、冷凍のすでにフライにしてあるポップコーンシュリンプみたいなものしか見たことがなかったって言うし...ね。(^^)

抜け殻といえば...いつかのプレゼンテーションでマリのクラスメイトが蝉の抜け殻を持ってきたことがあった。そのときも先生は隣のクラスの先生と一緒に「こんなのはじめて見た!」と驚いていたなぁ。
                                        

Monday, April 14, 2008

今シーズン最後のClassical Conversations

                      
先週の金曜日で今シーズンのClassical Conversationsが終った。ここ9ヶ月間、この金曜日の集りのために、かなり忙しい思いをしてきたけれど、いざ春/夏休みに入るとなると、なんだか寂しい。そして8月に新年度が始まるのが待ち遠しくて仕方がない。

去年、Classical Conversationsのクラスを終えたこの時期、なかなか馴染めないでいたマリのことを思うと、ギリギリまで次の年の参加を決められないでいた。そして何より、このグループを紹介してくれたHollyのファミリーが、Classicalなカリキュラムのフレームワークがあわないからとグループを辞めてしまったことが、不安をつのらせた。マリにとっても私にとっても顔なじみの友達がいなくなるのはつらかった。

しかし神様は、見事にこの不安を取り除いてくださって、去年より今年をさらに素敵なスクールイヤーにしてくださった。Praise the Lord!

今年は特に、喘息の発作や肺炎でICUに入る子供たちがいたり、ファミリーの半数以上がインフルエンザやその他のウィルスに感染して寝込んでしまうような病気に見舞われた。職を失った父親も二人いた。これは母親が外で仕事をせずにホームスクールをしている私たちのようなファミリーには、打撃が大きい。(ダブルインカムの家でも大変なことだよね)幸い新しい職に就くことができたけれど、以前より収入が低くなった。ローンを払いきれなくなった家と持って行けそうにない家具を売り払い、親子5人で前の家の半分のサイズの貸家に移ったのは、私たちのグループのディレクターのファミリ。それでも、ディレクターは毎週金曜日には何ごともなかったように、いや、さらに満たされた笑顔でみなを率いて、神様をほめたたえていた。

今シーズン最後の帰り際に、「今年はとってもよい年だったわねぇ~」と彼女が私に言った。今年もまた多くを彼女から学んだ。忘れちゃいけない...

わたしはあなたに命じたではないか。
Have I not commanded you?
強くあれ。雄雄しくあれ。恐れてはならない。
Be strong and courageous. Do not be terrified;
おののいてはならない。
do not be discouraged,
あなたの神、主が、あなたのいく所どこにでも、
for the Lord your God will be with you
あなたとともにあるからである。
wherever you go.

(ヨシュア記 Joshua 1:9)
                             
がんばろう~っと!
                 

Tuesday, April 08, 2008

時には昔の話を

                       
加藤登紀子さんの「時には昔の話を」という歌がある。私の大好きな映画「紅の豚」のエンディングにかかるのだけど、これがたまらなく好き。思い出すんだぁ...あの頃の空の青さ。あおかったのは、空だけじゃないけど。

ここ→  をクリックするとYouTubeで聴けるよ。
                  

マリと花

                        
花が大好きなマリ。雑草の花であれ、何であれ、かわいいと思ったらすぐに手折って持ち帰る。おかげで車のドアのポケットも私のポケットもしおれた花だらけ。

最近では、庭に咲いた水仙やチューリップをハサミで切って花瓶に飾るのが彼女の日課。彼女のベッドルームのタンスの上には2本のチューリップが1本ずつ一輪挿しにさしてある。その横には一昨日ダニエルに買ってもらったAfrican Violet(セントポーリアというんだっけ)の鉢がある。

スーパーマーケットに行く度に花売り場で立ち止まるマリを見て、ダニエルが小さな鉢植ならと、African Violetを買ってやったのだ。

「花を欲しがる女の子には花を買ってやりたいもんだよ...でも君は花を欲しがらないよね」とダニエルが言った。どうせ私は花より団子なの...いや、花を飾ろうなんていう精神的な余裕、これまでなかったんだ。

この薄いピンクの花が、今のマリにとってもよく似合う。そんな花を買ってもらえたマリがちょっぴり羨ましい。
              

Tuesday, April 01, 2008

カマキリの卵2008


カマキリの卵 
冬にカマキリの卵を探しに行く機会がなかったので、今年はもう孵化をするところは見られないかもと思っていた。この時季になると、木々に新芽が出てきて、林が鬱蒼としはじめる。そうなると卵を探すのが少々困難になってくる。それでも、孵化まではもうしばらくありそうなので、最後のチャンスと思い、近所の林に子供たちと卵ハントに出かけた。

しばらく林を歩いていると、気配がしてきた。カマキリの卵の気配.だ。なんとなくこのあたりという気がしてくるからおもしろい。「ちょっと待っててね」と子供たちを待たせて、一人で草が腰のあたりまで生えているところをかき分けて進んで行くと...あったあった!枯れた茎に卵が1つ産みつけられていた。

あぁ、よかった!これで今年もカマキリの観察ができるね。
                

山羊はだいじょうぶ?

                           
山羊のベイビーがたくさん生まれているというので、子供たちを連れて、Hollyたちと知り合いのファームに遊びに行ってきた。

山羊、牛、ニワトリ、豚...子供たちの目はランランと輝いて、車から降りるやいなや、フェンスを乗り越えて、山羊と戯れはじめた。その子供たちを横目に、 フェンスの外でしょんぼりしていた子が約一名。マリだ。動物(特に猫と犬)のアレルギーがあるため、こんなにかわいい山羊のベイビーたちでさえ触ろうとし ない。ちゃんと自覚しているというのは、感心だけど、かわいそうでならない。それで、「触ったらすぐに手をきれいに洗ってあげるから」と言って、嫌がるマリをフェンスに入れてちょっと触らせてみた。

足 を引っぱってみたり、抱き上げてみたりと、子供たちは、かなりRoughに山羊たちを扱っているけれど、「山羊の子供は結構強いのよ、Roughな遊びが 大好きだし」と言って、オーナー夫妻は笑って見ている。そのかわり、あまりRoughな扱いをすると、山羊たちは容赦なく子供たちを蹴る。マリも蹴られ て、最初はちょっと泣きそうになったけれど、そうしているうちに山羊の扱いを覚えていった。ふつうのPetting Zooではとても経験できないようなことだ。

さて、しばらくしてから気がついた。マリ...くしゃみひとつでてない、湿疹もでてない、涙目になってない、鼻もだいじょうぶ。マリ~、この山羊ちゃんたちは大丈夫なんじゃないのぉ?!

てなわけで、マリは2時間近くこの山羊ちゃんたちとだけ遊んでいた。帰りの車の中ではず~っと山羊の話をしていた。よほど嬉しかったんだね。

あとで、Hollyが「あそこの山羊、欲しかったら売ってくれるし、貸し出しもしてるんだって」と言っていた。貸し出しというのは...山羊はPoison Ivyを含む雑草やいらない低木を根こそぎ食べてくれるとかで、借りてきて庭掃除をする人がいるんだって。なんだかのどかでいいよね。


   

バナナマフィン

                          
これ、うちではとっておきのバナナマフィン。クラムがかかっているところが香ばしくてとっても美味しいんだけど、そんなに手間がかからないところがいい。

バナナ系のケーキやマフィンっていうと、クルミなどのナッツが入っていることが多くて、うちの子供たちはどうもそれが嫌みたい。でも、このバナナOnlyマフィンを作ってみたら、大好評!しかもこれ、3本も熟れたバナナが入るので、黒筋が入った甘~いバナナが好きでないうちのファミリーにはピッタリのレシピ。カウンターの上にゴロゴロ残ってしまうバナナにさようなら~。

***** レシピ *****

薄力粉(うちは全粒粉を使う)   1&1/2カップ
ベーキングパウダー   小さじ1
ベーキングソーダ   小さじ1
塩   小さじ1/4
グラニュー糖   1/2カップ
バナナ   3本
卵   1個
溶かしたバター   1/3カップ

クラム

薄力粉   大さじ2
シナモン   小さじ1/8
三温糖   1/3カップ
バター   大さじ1

上から4つの材料を混ぜボールに用意する。バナナをつぶしてなめらかにし、グラニュー糖を加え、卵を混ぜ込む。粉類とバナナとバターを一緒にして混ぜる。それをマフィンカップか、オイルを塗ったマフィン型に入れる。

薄力粉とシナモンと三温糖とバターを小さな器に入れて、素手でこねる。ぽろぽろになったら、マフィンの上にふりかけて、375°Fのオーブンで18~20分ほど焼く。

うちでは全粒粉を使っているので、写真のマフィンはペッタンコだけれど、ふつうの薄力粉で作ると、もっと膨らむんだろうな。でも、どっちにしても中はふわんふわんで、しっとりしていて美味しいよー!全粒粉と薄力粉を半々にして作るのもいいよね。